境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)とは?不安定な対人関係、感受性の過敏さ,自己肯定感の低さ,両極端な判断,自己破壊的な衝動的行動などを特徴とするパーソナリティ障害の一種
境界性人格障害とは
境界性人格障害(borderline personality disorder; BPD)は、感情が極めて不安定で気分の波が激しく、善悪の判断が両極端で’(白か黒しかない)、自分というものをはっきり持てず、強いイライラ感が抑えきれずに怒りを爆発させることが多く、自己破壊的な行動に走ることも多いといった症状で特徴づけらるそうです。
境界性人格障害の「境界性」の意味は、神経症と統合失調症との間に位置付けられる症状を持つということだそうです。単に分類の都合で付けられた名前であって、あまりそれ自体に深い意味はなさそうです。
- 境界性パーソナリティ障害(BPD) 執筆者: Lois Choi-Kain , MD, Harvard Medical School MSDマニュアルプロフェッショナル版
- 境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)とは?(いちメンタルクリニック 大阪市中央区日本橋)
境界性人格障害におけるうつ病の併発
境界性人格障害の人は対人コミュニケーションがうまくないうえに繊細な感受性を持つために、他人の言動のせいで心を傷つけられることがおおく、うつを発症しやすいそうです。
- 境界性パーソナリティー障害、鬱など併発、診断難しく 2011/1/15 日経スタイル 1月上旬、警察庁は2010年の国内の自殺者は3万1560人と13年連続で3万人を超えた、と発表した。自殺者には鬱病の人が多いといわれるが、最近の調査で自殺未遂者の約6割が「境界性パーソナリティー障害(BPD)」と呼ぶ精神疾患と診断されたことがわかった。
- うつ病について(ときわ台メンタルクリニック 東京都板橋区常盤台)
境界性人格障害と発達障害
- 発達障害と不安・うつ・パーソナリティ障害の関係:「重ね着症候群」について 水谷心療内科 衣笠は、パーソナリティ障害、中でも境界型パーソナリティ障害と診断される患者さんの中に、実は発達障害を持っている人がいることを見い出し、「重ね着症候群」として提唱しました。‥(パーソナリティ障害の上着の下に隠れて、発達障害の下着があり、「重ね着」されているという意味です)
境界性人格障害の典型的な行動パターン
気分の変動の激しさ
気分(機嫌の良しあし、強い不快感、苛立ち、不安)が急変する。通常は、数時間しか持続しない。逆に言うと、怒りや不安に襲われて暴言を吐きまくっている人がいても、自然に収まるまで、単に数時間、時間が経過するのを待てばよいということでしょうか。
- 境界性パーソナリティ障害(BPD) 執筆者: Lois Choi-Kain , MD, Harvard Medical School MSDマニュアルプロフェッショナル版
- 人間関係がこじれがち? 「境界性パーソナリティー障害」の5つのサイン 人間関係の維持が極端に難しい? 2019/10/30 womenshealthmag.com
外部要因・他人から影響を受けやすい
自分が何をやりたいのかが明確でないため、他人の言動や情報、外部環境による影響を受けやすい。しかし、長続きはしない。