医療統計の教科書は多数出版されていてそれぞれ特徴があります。自分が買って蔵書にしている本、図書館で借りて良さげに思えた本、アマゾンのレビューの高さなどから気になる本などいろいろあるのでまとめておきます。
医療統計関連書籍蔵書
加納 克己, 高橋 秀人 著 基礎 医学統計学 改訂第7版 南江堂 2019年:最低限の数式や計算が書いてあって、なおかつわかりやすい。図書館蔵書。買いたい。手持ちは、改訂第6版【図書館の登録抹消書籍】
新谷歩 今日から使える 医療統計 医学書院 文章による説明のみ。概念の理解に良い。【購入済】
新谷歩 みんなの医療統計 12日間で基礎理論とEZRを完全マスター! 講談社 無料ソフトで実際に統計計算ができるように書かれている。著者のウェブサイトも情報が充実している。【購入済】
新谷歩 みんなの医療統計 多変量解析編 講談社 【購入済】
森本剛 医学論文のための 研究デザインと統計解析 中山書店 2017年 臨床医が研究を行うための非常に実践的な解説本。全てのPhysician-Scientistにお勧め。【購入済】
康永秀生 できる!臨床研究 最短攻略 50の鉄則 金原出版株式会社 2017年【購入済】東大の疫学の先生が書いた実践的な教科書。全てのPhysician-Scientistにお勧め。【購入済】
木原&木原 訳 医学的研究のデザイン 第4版 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2014年 原書:Hulley et al., Designing Clinical Research Fouth Edition 数式などはなくて文章による説明。注意事項など詳細。 【購入済】
木原&木原 訳 医学的研究のための 多変量解析 第2版 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2020年 原書:Katz. Multivariable Analysis A Practical Guide for Clinicians and Public Health Researchers Third Edition 網羅的で詳細だが文章による説明のみ。つまり数式が一切登場せず、どんなときにはどんな解析手法を用いればよいかという選択の仕方を詳述している。使う手法さえわかれば後はコンピューターソフトウェアに任せればよいので、そういう意味では非常に実用的な教科書だと言える。【購入済】
市原清志 バイオサイエンスの統計学 南江堂 1990年 ロングセラー。大昔に買った。【購入済】
Rによる多変量解析入門 オーム社 2018年 Rでなんでもやりたい人向け。【購入済】
すぐできる!リハビリテーション統計 解析ソフト付 南江堂 2012年 リハに特化した内容だが、説明がわかりやすい。【図書館の登録抹消書籍】
対馬栄輝 SPSSで学ぶ医療系データ解析 東京図書 2007年【図書館の登録抹消書籍】統計ソフトの使いかたのシリーズの中では比較的詳しいほう。
バイオ実験に絶対使える統計の基本Q&A 羊土社 2012年 バイオ研究者が疑問に持つことをひたすらQ&A形式で解説。【購入済】
医療統計関連書籍図書館蔵書
医学統計データを読む 第3版 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2006年 原書:Dawson and Trapp. Basic & Clinical Biostatistics Fourth Edition 実際の医学論文から例をとってきたというのが特徴だそう。解説が詳細。
書店で見かけた医療統計関連書籍
川村 孝 臨床研究の教科書 第2版 研究デザインとデータ処理のポイント 医学書院 2020年
統計学関連書籍
永田 靖, 吉田 道弘 統計的多重比較法の基礎 1997 詳細な説明があるそう。
永田 靖 入門 統計解析法 1992 アマゾンの評判が高い。
統計学入門 (基礎統計学Ⅰ) 1991 東京大学教養学部統計学教室 編 大学レベルの標準的な統計学の教科書。読みやすく書かれている。【購入済】