生化学

糖やアミノ酸を表示するのに便利なフィッシャー投影式とは

分子の立体構造を表示するとき、例えば乳酸CH(-OH)(-CH3)(-COOH)を表示するなら、中心の炭素原子から4つの結合が外に向いているわけですが、実線、太線(またはくさび型の太線)、破線(またはくさび型の破線)を用いて奥行を表現するの...
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制御性T細胞(Treg)とは

Tregとがんとの関係 制御性T細胞(Treg)は免疫を抑制する方向で働き、過剰な免疫応答を抑制しています。しかし、がんにおいては、がんと闘うべき免疫システムを抑制するという好ましくない状態を作り出してしまします。 Regulato...
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油、脂質、油脂、動物性脂質、植物性脂質、などの違いについて

脂肪の構造 生体内の脂肪の化学構造はというと、グリセロールCH3(-OH)-CH2(-OH)-CH3-(OH)と3つの脂肪酸 C-C-C-... -C-COOHがエステル結合をした中性脂肪トリグリセリド(トリグリセライド、トリアシルグリセ...
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がん

がん、腫瘍、良性腫瘍、悪性腫瘍、肉腫、悪性新生物など似たような言葉が使われていて非常に混乱するため、言葉の定義を纏めておきます。 腫瘍の分類 自分も長い間誤解していましたが、腫瘍=がん ではありません。細胞が異常に増殖した状態が腫瘍で、...
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細胞内情報伝達機構

人間が他の人間とコミュニケーションをとるのと同様に、細胞も他の細胞とコミュニケーションをとっています。その仕組みとして、一方の細胞が「シグナル伝達物質」を出して、相手の細胞がそのシグナルを「受容体」によって受け取り、さらに細胞内へとそのメッ...
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お酒(アルコール)の飲みすぎが体に悪い理由を生化学的に説明すると

お酒は適度に飲むと健康に良いと言われますが、大量に摂取するといろいろ不具合が生じます。そもそも代謝がおっつかなくてエタノールの血中濃度が高すぎると、エタノールそのものが毒になります。また、中間代謝物であるアルデヒド自体にも毒性があります。ア...
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色で覚えるヘムの代謝:尿が黄色くて便が茶色い理由、黄疸で皮膚が黄色になる理由

脾臓にて 血が赤いのは、赤血球に含まれるヘモグロビンが赤い色をしているからです。 fig.2──ヘモグロビンの色調の変化。酸素が結合したオキシヘモグロビンは赤色、酸素を除去したデオキシヘモグロビンは赤紫色をしている。 鉄に依存し...
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生化学の知識は日常生活や看護、医学にどのように関係していて、何にどう役立つのか?

医学の土台としての生化学 医学を理解するためには生化学の知識は必須です。なぜなら、人間が生きているということはとりもなおさず生体内で生化学の反応が起きているということであり、その生化学反応のバランスが崩れたときに病気になるからです。生...
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脂肪酸のβ酸化が活発になりすぎるとケトン体が増えてしまう理由 第99回 看護師国家試験 午前問題28 脂肪分解の過剰で血中に増加するのはどれか。

第99回 看護師国家試験 午前問題28 脂肪分解の過剰で血中に増加するのはどれか。 尿素窒素 ケトン体 アルブミン アンモニア さてなぜ脂肪分解が過剰になるとケトン体が増えてしまうのでしょうか。 脂肪酸は...
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代謝マップいろいろ

代謝経路は複雑に絡みあっています。エネルギーを得るための異化反応の経路の中間産物であっても、場合によっては他の化合物をつくるための材料として別の経路に分岐して利用されるということがあります。そんな複雑な代謝経路の全体像を一目で見られるように...
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