第103回 看護師国家試験 午前 問題15 抗血小板作用と抗炎症作用があるのはどれか。
- ヘパリン
- アルブミン
- アスピリン
- ワルファリン
解説
ヘパリンとワルファリンの作用が抗凝固作用であることはおさえておく必要があります。
第105回 看護師国家試験 午前問題72 Aさん(60歳、男性)は、胃癌の手術目的で入院した。大動脈弁置換術を受けた既往があり、内服していたワルファリンをヘパリンに変更することになった。確認すべきAさんの検査データはどれか。
- PT—INR
- 赤血球数
- 白血球数
- 出血時間
- ヘモグロビン値
解説
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ワルファリン服用中の薬効評価としてのPT-INR 検査の樹 -復習から明日の芽を-菅原 和行(菅原バイオテク教育研究所)
- ナースフル
ヘパリンとワルファリンの作用は抗凝固作用であり、血液凝固に関する検査であるPT-INRが正解となります。
ヘパリンとワーファリンとの違い
構造に関していえば、ヘパリンはグリコサミノグリカンの一種であり、一方、ワーファリンはビタミンKと構造が似ていてビタミンKの競合阻害剤となる物質です。
参考
- グルタミン酸残基のγ-カルボキシ化とビタミンkの働きと代謝経路 yakugakugakusyuu.com
- PT INR(プロトロンビン時間 国際標準比)(APO PLUS薬剤師)
- 畠山『生化学』 ヘパリンの構造 65ページ、 単糖の誘導体の構造 58ページ