歯医者の評判をいろいろ見ていたときに、黒い歯石を虫歯と間違えられたというコメントを見たことがあります。黒い歯石と虫歯の区別はどれくらい難しいのでしょうか。
歯石の種類
歯石には二種類あります 歯の表についている白い歯石(歯肉縁上歯石) 歯茎の溝に隠れている黒い「隠れ歯石」(歯肉縁下歯石)https://www.oda-dc.com/column/black_white_tartar/
黒い歯石
歯石は、溜まった歯垢が石灰化して石のようになったものです。通常は黄白色をしていますが、歯と歯茎の境目、歯茎の中にできる歯石は黒くなることがあります。これは歯周病になっている歯茎から出血し、歯石がその血液を取り込むことで黒く変色しているものです。黒い歯石は、嚥下歯石(えんかしせき)と呼ばれ、歯周病の原因となるものです。https://www.yukiko-dental.com/blog/entry-118.html#h02
医学的に、歯茎よりも上に付着した歯石は「歯肉縁上歯石」、歯茎より下に付着した歯石は「歯肉縁下歯石」と呼びます。この内、歯肉縁上歯石は誰にでも付着する可能性のあるもので、歯の表面についた歯垢(プラーク)が唾液のミネラルによって石灰化したものです。対して、歯肉縁下歯石は、歯周病に罹患していて歯茎が下がり、歯周ポケットが深くなった時に付着します。歯周病菌の1つであるP.G菌が黒い色素を出すこと、歯茎の炎症で出血した際の血液の鉄分によって黒く着色するといわれています。https://ken-dc.com/blog/1105
黒い歯石と虫歯の区別
普段歯茎の下に隠れている歯肉縁下歯石ですが、歯茎が引き締まると歯茎のラインが下がり、黒い歯石が顔を出してまるで虫歯のように見えてしまうことがあります。ですが、もちろん、歯科医師、歯科衛生士には虫歯と歯石の違いはわかります。https://www.oda-dc.com/column/black_white_tartar/
黒い歯石への対処
黒い歯石がついている場合、それは歯周ポケットができているということを意味しますので、歯周病がある程度進行していることの表れでもあります。‥ 歯石とりの処置を受けることをおすすめします。https://www.komagome-station-dental.com/column/dental_calculus/