間質とは

間質とは何か?ブルーバックスを読んでいたら、間質とは、細胞と細胞の間の部分で液体や膠原繊維、弾性繊維からなるという説明がありました。間質性肺炎という疾患名にも間質という言葉が使われていますが、それと同じ?と疑問が湧きました。

「間質」とはいったいどこなのか、なかなかイメージがわきにくいと思います。広い意味で「間質」とは、肺胞や気道(空気の通り道)以外の肺の組織全体を指します。https://www.m.chiba-u.ac.jp/dept/respir/sinryo/ip/

全身すべての臓器、組織は実質と間質によって構成されています。臓器、組織機能の中心となっている部分が実質であり、その周辺にあり実質を支持する部分が間質です。

間質リテラシー https://interstitial-literacy.org/

この説明が一番わかりやすいですかね。

間質 ストローマ,基質ともいう.臓器に固有の細胞群に対し,その間に入り込む結合組織などで,血管,神経,膠原繊維,繊維芽細胞など

https://kotobank.jp/word/間質-470009

上の説明だと、あくまで「臓器」に関して使われる概念、言葉のようです。ブルーバックスの説明は、一般向けのためすこし簡略化した説明だったのかもしれません。

間質細胞という言葉もあります。

間質細胞(かんしつさいぼう)上皮細胞の支持組織を構成する細胞で、線維芽細胞や免疫細胞などもこれに含まれます。https://saiseiiryo.jp/keywords/detail/post_91.html

間質細胞 かんしつさいぼう 上皮細胞の支持組織を構成する細胞の総称で,線維芽細胞や免疫細胞(リンパ球や好中球,マクロファージなど),血管内皮細胞,平滑筋細胞などが含まれる.https://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku/keyword/index.html?id=815