自分はソニーのデジタルペーパーを長年愛用してきましたが、白黒というのがネックでした。カラーの図表入りの論文を読むときに困るわけです。しかしPDFをじゃんじゃン放り込んで、電車の中など隙間時間で論文を読んだり、PDF化した教科書を読んだり、メモをとったりと重宝してきました。今もまだ使っていますが、ソニーはデジタルペーパー製品の販売を終了し、開発もやめたみたいで、同様の製品は富士通から出ています。QUADERNO(クアデルノ)という商品名です。このQUADERNOのカラー版が昨年の年末に発売されたようで、2025年の3月の時点では品切れ状態でした。4月末に出荷再開予定という案内が出ていましたが、現在どうなっているのでしょうか。PDF文書を読むという利用目的に特化している自分としては、A4サイズ(13.3インチ)でPDFが大量に詰め込めてそれが読めれば十分です。PCの液晶モニタは眼に悪いので、自分は発光しない電子ペーパーであることは必須です。
A4サイズ、電子ペーパー、カラーとなると、現在の市場では富士通のQUADERNO一択になると思います。
- QUADERNO A4 (Gen.3C) FMVDP43CA4 https://www.fmworld.net/digital-paper/top.html
ビジネスマン向け多機能電子ペーパーというものもあるようです。こちらは会議の音声を録音、自動文字起しまでやってくれる優れもの。自分も会議や講義の音声を文字起ししたいことがありますが、ICレコーダーをPCにつないで、と結構面倒で、億劫になります。会議中にリアルタイムで録音と文字起しをこなしてしまうというのは、仕事の効率化という点でかなり画期的だと思います。サイズが8.2インチまでしかないので、もちろんその小ささが携帯に便利なのでしょうが、論文をほぼフルサイズで読むことが一番重要な用途である自分の場合には、ちょっと向いていません。まあ、軽ければ2つもつというのもアリかも。
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