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糖尿病黄斑浮腫(DME) Diabetic Macular Edemaとその治療方法 最近の進展

日本では2022年6月に血管内皮増殖因子(VEGF)阻害薬ブロルシズマブ硝子体注射(IVBr)が糖尿病黄斑浮腫(DME)への適応追加を取得したそうです。

  1. ブロルシズマブのIOI発生率、DMEでは9.1% 症例から見えてきた患者の特徴と早期受診の重要性 2024年04月08日 17:45 MedicalTribune

糖尿病黄斑浮腫(DME) Diabetic Macular Edema

  1. Understanding Diabetic Macular Edema (21:06) American Society of Retina Specialists チャンネル登録者数 3450人ホスト役の医師が専門家の医師にインタビューして説明してもらう形式

糖尿病黄斑浮腫 Diabetic Macular Edemaの治療

New laser treatment for diabetic macular oedema (DMO) (55:27) Macular Society チャンネル登録者数 6670人

  • If center of the retina on OCT is 400 microns or more: treat with anti-VEGs. if cener of the retina on OCT is less than 400 microns: treat with macular laser because in a thinner macula, laser works well and is much less expenesive.(16:02)
  • anti-VEGFを用いた治療の概説(17:47)
  • macular laser治療の説明(20:22)
  • SMLを用いた治療効果を検証する大規模多施設臨床試験DIAMONDS(25:24)

A subthreshold micropulse laser (SML) is a relatively new tissue-sparing laser technique; it avoids protein coagulation and prevents retinal scars, allowing the preservation of retinal anatomy and function [].

Treatment of Macular Edema in Vascular Retinal Diseases: A 2021 Update J Clin Med. 2021 Nov; 10(22): 5300. Published online 2021 Nov 15. doi: 10.3390/jcm10225300 PMCID: PMC8619917 PMID: 34830582

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8619917/

参考

  1. Edema (wikipedia) also spelled oedema, and also known as fluid retention, dropsy, hydropsy and swelling, is the build-up of fluid in the body’s tissue.

雑穀米で口内炎 stomatitis が治る理由

 口内炎の種類

  • 歯ぐきにできたものは「歯肉炎
  • 舌にできたものは「舌炎
  • 唇の裏などにできたものは「口唇炎
  • 口角にできたものは「口角炎」cheilosis angularis;angular cheilitis

https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/12_kounaien/#d03

  1. oral ulcer 《病理》口腔潰瘍、口内炎 https://eow.alc.co.jp/search?q=oral+ulcer

口内炎の原因

アフタ性口内炎:歯肉や頬の内側に中央部が浅くへこんで、2~10mm程度の丸く白っぽい潰瘍ができるもの。ストレスや疲労により免疫力が低下してできるhttps://www.ibmjapankenpo.jp/edental/dictionary/other01.html

  • 口内炎ができる原因の一つは、たんぱく質の不足
  • 二つ目は、ビタミンの不足、とくに、皮膚や粘膜の健康維持を助けるビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンC

https://hirano-dc.net/blogs/archives/338

  1. 口内炎の原因 https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/12_kounaien/#d03

ビタミン欠乏症と口内炎

生化学の教科書を読むと、欠乏すると口内炎、口角炎、皮膚炎になるビタミンとしては、ビタミンB2(リボフラビン:FADの構成要素)、ビタミンB5(パントテン酸:補酵素Aの構成要素)、ビタミンB6(ピリドキシン:アミノ酸代謝に重要)、ビタミンB7(ビオチン)が挙げられています。ビタミンB5とビタミンB7は食品に豊富に含まれているので欠乏症になることはまれで、欠乏する恐れがあるビタミンとしては、ビタミンB2とビタミンB6ということになります。

口内炎の治療や予防にはビタミンB 2、ビタミン B 6が有効です。

https://patients.eisai.jp/kojosengan-hhc/useful/meal/stomatitis/

  • 成分(一般名) : リボフラビン・ピリドキシン塩酸塩
  • 製品例 : ビフロキシン配合錠
  • 区分 : 混合ビタミン剤/VB2,VB6複合剤/ビタミンB2・B6配合製剤
  • 概説:湿疹や口内炎に用います。ビタミンB2とB6は、皮膚や粘膜を正常にたもつのに必要です。不足すると、肌がカサカサしたり、口が荒れたりします。これらのビタミン不足による湿疹や皮膚炎、口内炎や口角炎、あるいはニキビなどに用いると効果的です。

http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se31/se3179100.html

口内炎と雑穀米

普段食べるお米に雑穀米を混ぜて炊いて食べるようになってから、口内炎にならなくなったと母が言っていました。雑穀米と口内炎との関係はどうなっているのでしょうか?

全粒穀物とは

  • 全粒穀物とは、果皮、種皮、胚、胚乳といった部位を取り除く精白処理をしていない穀物のこと
  • 未精製の全粒穀物の例は、玄米、麦ごはん、雑穀、ライ麦パン、全粒粉パンなど

https://dm-net.co.jp/calendar/2020/029891.php

  1. 5分でわかる!種子形成過程② TryIt 胚は植物体となる組織、胚乳は発芽のための栄養分を含む組織

全粒穀物に豊富に含まれるビタミン

下の説明は普通の小麦粉に対する、全粒粉の小麦粉の紹介です。

全粒粉には、普通の小麦粉に比べ、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。ビタミンは特にB1・B2・B6が多いのが特徴です。https://www.nippn.co.jp/BrandB/eiyou/column/04.html

ビタミンB2

Vitamin B2 (Riboflavin) Deficiency | Food Sources, Causes, Symptoms, Diagnosis and Treatment JJ Medicine チャンネル登録者数 97.6万人

ビタミンB6

VitaminB6 (Pyridoxine) Deficiency | Dietary Sources, Causes, Signs & Symptoms, Diagnosis, Treatment JJ Medicine チャンネル登録者数 97.6万人

ビタミンA欠乏によりなぜ夜盲症になるのか?なぜ視細胞のうち桿体が特に影響を受けるのか?錐体は影響を受けないのか?

ビタミンAについて勉強したときに欠乏症として夜盲症が紹介されているのをみて真っ先に浮かんだ疑問は、錐体細胞は影響をうけないのか?ということでした。不思議なことに、どんな教科書にもレチナールは桿体細胞のロドプシンの成分だから光受容に必要という説明があるだけです。当然錐体細胞のオプシンもレチナールを使って光受容をしています。ならば錐体も同じく影響を受けると予想するのが自然ではないでしょうか?

実際、錐体も遅れて影響は受けるが、桿体のほうがダメージが早く来るようです。

Vitamin A deficiency in the retina primarily affects the rods, which results in night blindness, followed by cone dysfunction and impairment of daytime vision, including visual acuity. The delayed impairment of cones is thought to be due to their additional pathway for production of 11-cis-retinal in Müller cells [].

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8835581/

  1. Highly efficient retinal metabolism in cones Sadaharu Miyazono 1, Yoshie Shimauchi-Matsukawa, Shuji Tachibanaki, Satoru Kawamura Proc Natl Acad Sci U S A . 2008 Oct 14;105(41):16051-6. doi: 10.1073/pnas.0806593105. Epub 2008 Oct 3.
  1. https://www.quora.com/Why-are-rods-more-affected-than-cones-in-vitamin-A-deficiency

ブドウ糖果糖液糖とは?

ヤクルトカロリーハーフを飲み干したあと成分表示を見たら、真っ先にブドウ糖果糖液糖と書いてありました。ブドウ糖果糖液糖という言葉は飲料でよく見かけるのですが今まで気にせずに生きてきました。生化学の勉強をしているとやはり気になります。ブドウ糖果糖液糖とはいったいなんでしょうか?

  • 果糖ぶどう糖液糖やぶどう糖果糖液糖は異性化糖という甘味料の種類
  • 異性化糖は、清涼飲料水、栄養ドリンク、ガムシロップ、焼き肉のたれのような調味料などの原材料としてよく使用されている
  • 異性化糖は、トウモロコシやサツマイモのでんぷんを原料として作られる、ぶどう糖(グルコース)と果糖(フルクトース)の混合液
  • 日本農林規格(JAS)の規定により、果糖含有率50%未満ならぶどう糖果糖液糖と呼び、果糖含有率50%以上90%未満なら果糖ぶどう糖液糖と呼ぶ
  • しょ糖(砂糖)の甘味(100%)に対し、ぶどう糖の甘味は約70%、果糖の甘味は120~170%の甘味

果糖ぶどう糖液糖って何? 著者 プロフィール 医療・福祉栄養研究部所属 管理栄養士 M・I

ブドウ糖と果糖には、アルドース(アルデヒド基を持つ)かケトース(ケトン基をもつ)という違いがあります。

CHO-CH(OH)-C(OH)H-CH(OH)-CH(OH)-CH2(OH) ⇔ CH2(OH)-C(=O)-C(OH)H-CH(OH)-CH(OH)-CH2(OH)

  1. ブドウ糖異性化酵素 グルコースイソメラーゼ https://www.jstage.jst.go.jp/article/yukigoseikyokaishi1943/38/6/38_6_538/_pdf

でんぷんを分解してブドウ糖をつくり、その一部を異性化して甘味が強い果糖にすることができれば、砂糖を外国から輸入しなくても甘味料が手に入るというわけです。工業的に大きな意義があるというわけなのですね。

ニンジンのベータ-カロチンとビタミンAとの関係

ニンジンにはβ-カロテンが豊富に含まれており、β-カロテンはビタミンAとに変換されます。β-カロテンの構造式はビタミンAがちょうど2つつながった形をしているので、

真ん中で炭素同士の結合が切れて酸化されるとビタミンAになります。

反応は下のリンク先にあります。

https://www.researchgate.net/publication/353956548/figure/fig3/AS:1057849534849024@1629222391285/Enzymatic-cleavage-of-b-carotene-produces-two-molecules-of-retinol-vitamin-A-adapted.png

酵素β-carotene 15,15′-oxygenase 1の働きにより切れたところの炭素が酸化されてアルデヒドになり、そのあと還元されて水酸基になっています。oxygenaseという名称は、酸素分子O2を利用して酸化することができる酵素に使われる名称です。

  1. https://en.wikipedia.org/wiki/Oxygenase

β-カロテンが切れるとビタミンAが2分子できるので、β-カロテンはビタミンAが2個分であると思ってしまいそうですが、実はすべてのβ-カロテンがビタミンAに変換されるわけではないため、ビタミンAの「当量」としては、1/12でしかないそうです。

β-カロテンはビタミン A 活性を有する化合物
プロビタミン A)ですが,生体利用率はレチノールの 1/12 と見積もられています。

https://www.jfrl.or.jp/storage/file/Retinol_activity_equivalents_guide.pdf

How Well Do You Convert Beta-Carotene to Vitamin A? Xcode Life チャンネル登録者数 857人

ビタミンAの働き

Vitamin A: Introduction – Biochemistry | Lecturio Lecturio Medical チャンネル登録者数 74万人

医学用語 acidosisの-osis(~オーシス)、sarcopeniaの-penia(~ぺニア)って何?

アシドーシス、アルカローシス、など、ナニナニオーシス
という医学用語をよく見かけます。また、サルコペニアをはじめとして、ナニナニぺニアという言葉も聞きます。

これらは一体どういう意味でしょうか。下のサイトの説明がわかりやすいと思いました。

増加症は -osis , 減少症は -penia
赤血球増加症は erythrocytosis
血小板減少症は thrombocytopenia

https://www.beckmancoulter.co.jp/dx/quiz_past/hematology/oneself/part03/self1_01.html

脂肪酸合成の場所は肝臓?それとも肝臓と脂肪組織?

Marks’ Basic Medical Biochemistry Fifth Edition (2018年)のSECTION I Fuel Metabolismの2 The Fed or Absorptive StateのIII. Fate of GlucoseのB. Glucose Metabolism in Other Tissuesの4. Adipose Tissueの項目を読んでいたら、

Insulin stimulates the transport of glucose into adipose cells as well as into muscle cells. Adipocytes oxidize glucose for energy, and they also use glucose as the source of the glycerol moiety of the triacylglycerols they store (Figure 2.2 ⑩).

と書いていました。これを読んで、脂肪細胞に取り込まれたグルコースは分解されてアセチルCoAにまでなったあと脂肪酸合成に使われないのかと疑問を持ちました。中性脂肪のグリセロールの部分を合成するのに使われるとしか書いていません。

Figure 2.2 ⑩を見るとグルコースがその先どうなるかが図示されていますが、食事由来の脂肪酸あるいは肝臓で合成された中性脂肪由来の脂肪酸(VLDL経由)と脂肪組織の中であわさって中性脂肪がつくられるような説明になっています。

章末にKEY CONCEPTSとしてまとめが書かれていますがそこにも、

Triacylglycerol synthesized from glucose in the liver is released as VLDL. Adipose tissue is the storage site for triacylglycerol.

としか書かれていません。書いていないことに関してはどうなっているのかはわからないのですが、書いてあることだけ見ると、グルコースから中性脂肪を作るのは肝臓であって、その中性脂肪がVLDLとして血流に乗り脂肪組織に運ばれて、(ここには書かれていませんが、脂肪酸の形で取り込まれて、グリセロールとあわさって再度中性脂肪となるので)、脂肪細胞は中性脂肪の貯蔵場所となると説明されています。

さらに、章末問題の3番の解説を読むと、もっと踏み込んだ説明があり、

Insulin will stimulate glucose uptake in fat cells but does not stimulate fatty acid synthesis in the fat cells (that is unique to the liver) but will lead to enhanced triglyceride synthesis in the fat cells.

とまで書かれています(太字下線強調は自分によるものです)。さらに読んでいたら、もっと明解な説明文がありました。

Fatty acid synthesis occurs primarily in the liver in humans, although int can also occur, to a lesser extent, in adipose tissue.

Marks’ Clinical Biochemistry 5th Edition. Chapter 31 Synthesis of Fatty Acids, Triacylglycerols, and the Major Membrane Lipids  I. Fatty Acid Synthesis

マークス臨床生化学は説明文が明解で、頭に入りやすいです。他の本は知識の羅列になっていますが、マークスの教科書の文章は「語り」になっていると思います。だからわかりやすい。

「有る」ことを「有る」というのは簡単ですが、「無い」ことを「無い」と言い切るのは非常に勇気が必要で難しいことです。自分が知らないだけでそういう証拠(論文報告)があるかもしれないし、今後、例外的にそういうことが発見されるかもしれません。当面は、こういう理解でOKと言うために膨大な文献を読みこんで統一的な解釈を行う必要があります。

 

他の論文やレビューを見ておきます。下は、J Lipid Res. 2019 Oct; 60(10): 1720–1732.というレビュー論文。

Insulin suppresses hepatic glucose output and adipose tissue lipolysis, lowering blood glucose and fatty acid levels. It also increases hepatic lipid synthesis for subsequent storage in adipose tissue and stimulates glucose uptake into fat and muscle.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6795081/

しかし、脂肪酸de novo合成の場所は肝臓だけなのか脂肪組織もなのか、さらにネットを検索すると混乱します。両方で脂肪酸合成が起きるという説明を見かけます。例えば、ウィキペディア。

In humans, fatty acids are formed from carbohydrates predominantly in the liver and adipose tissue, as well as in the mammary glands during lactation.

https://en.wikipedia.org/wiki/Fatty_acid_synthesis

べつのレビュー記事にもやはり、肝臓と脂肪組織で脂肪酸合成が生じると書かれていました。

Fatty acid synthesis occurs in the liver and in adipose cells. The rate-limiting reaction in fatty acid biosynthesis is that of acetyl-CoA carboxylase (ACC) that catalyzes the reaction of acetyl-CoA to malonyl-CoA in two steps

Gerald Litwack PhD, in Human Biochemistry (Second Edition), 2022

https://www.sciencedirect.com/topics/agricultural-and-biological-sciences/fatty-acid-synthesis

上は、教科書Gerald Litwack PhD, in Human Biochemistry (Second Edition), 2022からの抜粋なので、教科書同士比べても、書いている内容が一致していないということになりそうです。なんとも悩ましい。

古い教科書は(改訂を重ねていても)古い情報に基づいている可能性もあります。基本的に教科書というものは保守的なものです。新しい論文が出てきたとしてもその論文の真偽や評価が定まっていなければ、教科書に取り込むということはしにくいでしょう。

論文

論文で研究した対象が人なのか、実験動物なのかに注意を払う必要があります。1971年の論文「Comparative aspects of lipogenesis in mammalian tissues」では、ラットと違って人では脂肪組織でのde novo脂肪酸合成はないと明言しています。しかしその後の論文を見ると、脂肪組織でもde novo lipogeneis (DNL)があるというものもあります(例えば2011年の論文Collins et al.)。人を対象とした実験であっても、測定手法によっては異なる結果が出ることがあるのかもしれませんので、多くの研究者によって得られたコンセンサスは最近どうなっているのかが気になります。歴史的には正反対の結論を述べた論文が存在している状況で、個々の論文だけ見てしまうと判断がつきません。論文を出すときは、これまでの定説を覆す発見だと言ってアピールするのがよくあることなので、イントロにそう書いてあるからといって著者のその主張を鵜呑みにしていいものでもありません。あくまで、根拠となった原著論文一つ一つのデータの実験条件、妥当性や別の解釈の可能性などを吟味する必要があります。その分野の権威がレビュー論文を書いて何かを主張しても、結局は原著論文を自分で吟味して自分を信じたほうが間違いがありません。

古い原著論文であっても、現在でも根拠として別の論文で引用されていれば、その原著論文の報告は認められているということなので、引用のされ方に注目して文献をまとめておきます。

  1. Surplus fatty acid synthesis increases oxidative stress in adipocytes and induces lipodystrophy Nature Communications volume 15, Article number: 133 (2024) https://www.nature.com/articles/s41467-023-44393-7 Consistent with our results, adipocyte-specific overexpression of SREBP-1c, a master regulator of lipid synthesis genes including AclyAcc1 and Fasn, causes congenital lipodystrophy32. SREBP1c has also been suggested to play a key role in the pathogenesis of human lipodystrophies33. In addition, increased FASN expression in human adipose tissues is linked to insulin resistance and inflammation34. Therefore, it is reasonable to believe that the low de novo fatty acid synthesis rate in adipocytes is a protective strategy to avoid oxidative stress-induced cell death. … In summary, our findings uncover the physiological significance of the low fatty acid synthesis rate in adipocytes, identify a potential cause of acquired lipodystrophy and may provide an effective means for lipodystrophy management. このイントロダクションによれば、もともと脂肪組織におけるデノボ脂肪酸合成は低く、亢進するのは異常なときのようです。だとすれば脂肪酸の新規の合成の場は肝臓と覚えて問題なさそうに思えます。
  2. De novo lipogenesis fuels adipocyte autophagosome and lysosome membrane dynamics Nat Commun. 2023; 14: 1362. Published online 2023 Mar 13. doi: 10.1038/s41467-023-37016-8 PMCID: PMC10011520 PMID: 36914626 メソッドのセクションをよんだらマウスを用いた研究でした。イントロを読んでも動物種を区別した書き方をしていなかったため人ではどうなのかが不明瞭です。しかし脂肪組織の脂肪酸新規合成は脂肪組織が貯蔵する中性脂肪にはあまり関与していないという認識が紹介されています。Although the above pathways are well established, adipocyte DNL surprisingly accounts for <2% of adipose TG content; instead, most adipocyte TGs are derived from circulating TGs found in lipoproteins4,8. Supporting the notion that DNL contributes minimally to TG in fat stores, loss of adipocyte Fasn, the rate-limiting enzyme of DNL, has little effect on total lipid accumulation in adipose tissues in mice under normal feeding conditions9.
  3. Quantitative Determination of De Novo Fatty Acid Synthesis in Brown Adipose Tissue Using Deuterium Oxide J Vis Exp. Author manuscript; available in PMC 2024 Mar 5. Published in final edited form as: J Vis Exp. 2023 May 12; (195): 10.3791/64219. Published online 2023 May 12. doi: 10.3791/64219 PMCID: PMC10913692 NIHMSID: NIHMS1964853 PMID: 37246886 この論文は中身を見るとマウスを実験動物してつかったものでしたので、人に関してどうかはわかりません。
  4. Regulation and Metabolic Significance of De Novo Lipogenesis in Adipose Tissues Nutrients. 2018 Oct; 10(10): 1383. Published online 2018 Sep 29. doi: 10.3390/nu10101383 PMCID: PMC6213738 PMID: 30274245 Ziyi Song, Alus M. Xiaoli, and Fajun Yang* レビュー論文。However, studies in humans fed with a carbohydrate-rich diet revealed that total fat synthesis in ATs significantly exceeded hepatic DNL [], suggesting that ATs may be the second major site for fat synthesis.  In particular, recent studies show that adipocytes generate adipocyte-specific fatty acids that act to improve systemic insulin sensitivity and decrease inflammation [,]. Therefore, adipocyte DNL is an important source of endogenous fatty acids and plays key roles in maintaining systemically metabolic homeostasis.
  5. De Novo Lipogenesis Products and Endogenous Lipokines Mustafa Yilmaz,1 Kathryn C. Claiborn,1 and Gökhan S. Hotamisligilcorresponding author1,2 Diabetes. 2016 Jul; 65(7): 1800–1807. Published online 2016 Jun 12. doi: 10.2337/db16-0251 PMCID: PMC4915584 PMID: 27288005 要旨 In this review, we will update the current knowledge of DNL in white and brown adipose tissues with the focus on transcriptional, post-translational, and central regulation of DNL. We will also summarize the recent findings of adipocyte DNL as a source of some signaling molecules that critically regulate energy metabolism. 本文 De novo synthesis of fatty acids takes place primarily in the liver (). Under physiological conditions, excess carbohydrates that are not stored as glycogen in hepatocytes are converted into fatty acids and esterified into triglycerides. … studies in humans fed with a carbohydrate-rich diet revealed that total fat synthesis in ATs significantly exceeded hepatic DNL [], suggesting that ATs may be the second major site for fat synthesis. In particular, recent studies show that adipocytes generate adipocyte-specific fatty acids that act to improve systemic insulin sensitivity and decrease inflammation [,].
  6. Adipose tissue regulates insulin sensitivity: Role of adipogenesis, de novo lipogenesis and novel lipids. Smith U., Kahn B.B.  J. Intern. Med. 2016;280:465–475. doi: 10.1111/joim.12540. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5218584/
  7. Downregulation of de Novo Fatty Acid Synthesis in Subcutaneous Adipose Tissue of Moderately Obese Women Int. J. Mol. Sci. 2015, 16(12), 29911-29922; https://doi.org/10.3390/ijms161226206
  8. De novo lipogenesis in human fat and liver is linked to ChREBP-β and metabolic health. Eissing, L., Scherer, T., Tödter, K. et al.  Nat Commun 4, 1528 (2013). https://doi.org/10.1038/ncomms2537
  9. De novo lipogenesis as a metabolic signal transmitter.  Lodhi I.J., Wei X., Semenkovich C.F. Lipoexpediency: Trends Endocrinol. Metab. 2011;22:1–8. doi: 10.1016/j.tem.2010.09.002.
  10. Collins et al., De novo lipogenesis in the differentiating human adipocyte can provide all fatty acids necessary for maturation, Journal of Lipid Research, Volume 52, Issue 9, 2011, Pages 1683-1692, ISSN 0022-2275, https://doi.org/10.1194/jlr.M012195. イントロダクション The pathway of de novo lipogenesis (DNL) was, until recently, believed to be virtually nonexistent in the human adipocyte (123). However, it is becoming increasingly clear that human adipocytes are capable of synthesis of fatty acids and triacylglycerols (TG) from nonlipid precursors. The expression of key enzymes of DNL, including acetyl-CoA carboxylase-A (ACACA) and fatty acid synthase (FAS), has been demonstrated in human adipose tissue (45). Functionally, around 20% of palmitic acid in adipocyte TG arises from DNL, and although hepatic DNL could account for some of this (exported to the adipocyte in very low density lipoprotein TG), there is an excess that appears to have arisen in the adipose tissue (6). During hypercaloric, high-carbohydrate feeding, whole body DNL (measured by indirect calorimetry) increases considerably (7) and exceeds hepatic DNL (measured with tracers); the remainder may occur in adipose tissue (8).
  11. The Human Fatty Acid Synthase Gene and De Novo Lipogenesis Are Coordinately Regulated in Human Adipose Tissue1  https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022316623027554 The Journal of Nutrition Volume 134, Issue 5, May 2004, Pages 1032-1038 Despite its potential importance in obesity and related disorders, little is known about regulation of lipogenesis in human adipose tissue.
  12. Hepatic and whole-body fat synthesis in humans during carbohydrate overfeeding. Aarsland A., Chinkes D., Wolfe R.R.  Am. J. Clin. Nutr. 1997;65:1774–1782. doi: 10.1093/ajcn/65.6.1774.
  13. Synthesis of fatty acids and cholesterol by liver, adipose tissue and intestinal mucosa from obese and control patients A Angel, G A Bray Eur J Clin Invest . 1979 Oct;9(5):355-62. doi: 10.1111/j.1365-2362.1979.tb00896.x. PMID: 118029 DOI: 10.1111/j.1365-2362.1979.tb00896.x タイトルを読むとヒトの脂肪細胞で脂肪酸合成があるようです。
  14. Fatty acid synthesis by human adipose tissue M S Patel, O E Owen, L I Goldman, R W Hanson Metabolism . 1975 Feb;24(2):161-73. doi: 10.1016/0026-0495(75)90017-7. The results of this study clearly demonstrate that, although human adipose tissue is able to oxidize glucose to CO2, its ability to incorporate glucose-carbon into long chain fatty acids is negligible.  この論文はヒト肥満細胞における脂肪酸de novo合成を否定する論文。
  15. Comparative aspects of lipogenesis in mammalian tissues E Shrago, J A Glennon, E S Gordon Metabolism . 1971 Jan;20(1):54-62. doi: 10.1016/0026-0495(71)90059-x.  PMID: 4992541 DOI: 10.1016/0026-0495(71)90059-x Human adipose tissue, unlike that of the rat, has a poor capacity to synthesize fatty acids de novo. The citrate cleavage enzyme is essentially absent from human adipose tissue, and other related lipogenic enzymatic activities are considerably lower and less adaptive than in rat epididymal fat. Studies carried out with monkey liver indicate, indirectly at least, a closer relationship of primate and rat liver. Comparison of lipogenesis in a number of animals indicates that the rat may be a poor experimental model to study the carbon pathway and regulation of lipogenesis. ヒト肥満細胞における脂肪酸de novo合成を否定する論文。この論文では、人間と他の実験動物とでは大きな違いがあると述べています。
  16. Fatty Acid Synthesis in Human Adipose Tissue. (1969) イントロダクションにおけるリサーチクエスチョンの提示部分:These observations raise a question concerning the pathway of fatty acid biosynthesis de novo, or indeed, whether or not it occurs at all in human adipose tissue. https://www.jbc.org/article/S0021-9258(18)83461-5/pdf この論文は人の肥満細胞が脂肪酸合成をすると結論した論文

アルブミンの機能と役割

アルブミンの機能と役割

Albumin acts as main fatty acid binding protein in extracellular fluids. Plasma albumin possesses about 7 binding sites for fatty acids with moderate to high affinity, enhancing the concentration of fatty acids by a several orders of magnitude.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19745557/

Essential facts & functions of Albumin.#mls#medilabacademy#albumin MediLab Academy チャンネル登録者数 8950人

低アルブミン血症 Hypoalbuminemia

Hypoalbuminemia – Functions of Albumin in the Body + Pathophysiology of Hypoalbuminemia Rhesus Medicine チャンネル登録者数 21.8万人

  1. 低アルブミン血症 オンコロ アルブミンは肝臓で合成され、低アルブミン血症は慢性肝炎、肝硬変、肝不全などの疾患により、アルブミン産生の低下が原因になる。

2:29 / 17:24 Serum Ascites Albumin Gradient (SAAG) | Peritoneal Effusion | Lab 🧪 Medicosis Perfectionalis チャンネル登録者数 112万人