医療面接
医師が患者と話をして,その身体や精神に何が 起こっているかを明らかにしようという行為は, いにしえより診療の基本となっている.かつて 「問診」と呼ばれていたこの行為は,今日では「医療面接(medical interview)」と名を変え,単に診 断をつけるという医学的意義にとどまらない存在 となっている. 「問診」はまた,「病気の歴史を聴き取る」とい う意味から,「病歴聴取(history taking)」とも呼 ばれる.http://cont.o.oo7.jp/40_2/p395-400.pdf
医師国家試験過去問チャート 第117回 B問題 17問目 – 117B17
医療面接における傾聴で正しいのはどれか。
- a. 事実確認を行う。
- b. アドバイスをする。
- c. 時間を限って聞く。
- d. 相手の話を熱心に聞く。
- e. 決められた項目を聞く。
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/117_b/17
医師国家試験過去問チャート 第116回 E問題 23問目 – 116E23
医療面接について誤っているのはどれか。
- a. 非言語的コミュニケーションは医療情報の収集に必要である。
- b. 感情面に対応した応答は信頼関係の構築のために必要である。
- c. システムレビューを行うと家族歴についての情報が充実する。
- d. 解釈モデルを把握して対応することによって患者満足度は高まる。
- e. 患者教育が十分に行われると治療へのコンプライアンスが高まる。
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/116_e/23
医師国家試験過去問チャート 第116回 B問題 9問目 – 116B09
医療面接において患者と良好なコミュニケーションを行うために適切なのはどれか。
- a. 医学用語を用いて病状を説明する。
- b. 相手が話したことは繰り返さない。
- c. 冒頭から閉じられた質問を用いる。
- d. 電子カルテの画面を見ながら話しを聞く。
- e. 症状が患者の生活に及ぼしている影響を聞く。
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/116_b/09
医師国家試験過去問チャート 第114回 E問題 4問目 – 114E04
他の医療機関で異常を認めないと説明された後も、不安が続いている患者が来院した。 対応する医師の医療面接における言葉として適切でないのはどれか。
- a. 「あなたの気持ちを聞かせてください」
- b. 「どのような病気を心配されていますか」
- c. 「異常を認めないと言われても不安があるのですね」
- d. 「心配し過ぎるあなたの性格に問題があるように思います」
- e. 「不安をお持ちでしょうが、それでもよく頑張っていますね」
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/114_e/04
医師国家試験過去問チャート 第113回 E問題 11問目 – 113E11
慢性疼痛患者への共感を示す言葉として、適切なのはどれか。
- a. 「その痛みはつらいですね」
- b. 「我慢できる痛みなら大丈夫です」
- c. 「痛みを受け入れることが大事です」
- d. 「自分はもっと強い痛みがありますよ」
- e. 「これくらいの痛みはよくあることですよ」
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/113_e/11
医師国家試験過去問チャート 第112回 B問題 16問目 – 112B16
患者中心の医療を実践するにあたり適切でないのはどれか。
- a. 患者の意向の確認
- b. 患者の感情への配慮
- c. 患者との対立の解消
- d. 患者からの質問の制止
- e. 患者とのパートナーシップ
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/112_b/16
医師国家試験過去問チャート 第111回 H問題 26問目 – 111H283 歳の女性。1か月前から続く不眠と食欲低下とを主訴に来院した。高血圧症で自宅近くの診療所を定期受診しており、血圧コントロールは良好である。既往歴に特記すべきことはない。血液検査、腹部超音波検査および上部消化管内視鏡検査で異常を認めない。半年前に夫を1年間の看病の後に亡くしている。
医療面接における医師の発言として適切でないのはどれか。
- a. 「体重の変化はいかがですか」
- b. 「死にたいと考えたりしたことはありませんか」
- c. 「長期間にわたり看病されたのですね、頑張りましたね」
- d. 「原因が明らかになるまで検査を繰り返し続けましょう」
- e. 「ここ半年の体の調子や気持ちの面での変化を教えてください」
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/111_h/26
医師国家試験過去問チャート 第111回 H問題 4問目 – 111H04
患者の信頼を得るために、医師が最も心掛けるべきなのはどれか。
- a. 自身の感情を表さない。
- b. 面接の手順を厳守する。
- c. 患者の間違った考えを医学的に否定する。
- d. 患者と診療以外の場で個人的に親密になる。
- e. 病気について分からないことは分からないと認める。
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/111_h/04
医師国家試験過去問チャート 第111回 C問題 5問目 – 111C05
患者の自己決定を支援するための医師の行為として適切でないのはどれか。
- a. 患者の意向を聴く。
- b. 患者の質問を受ける。
- c. 複数の選択肢を提案する。
- d. 患者の感情に注意を向ける。
- e. 患者が不安になる情報提供は控える。
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/111_c/05
共感
医師国家試験過去問チャート 第110回 H問題 31-32問目 – 110H31-32
29歳の女性。頭痛を主訴に来院した。
面接を進める中での患者と担当医の会話を以下に示す。
- 患者「最近、朝なかなか起きることができず、会社を遅刻してしまうかもしれないと心配しています」
- 担当医「なるほど。朝が起きづらいと、遅刻が心配になるのも無理はないですね」
担当医の言葉の背景にあるのはどれか。
a. 援助的態度 b. 解釈的態度 c. 共感的態度 d. 調査的態度 e. 評価的態度
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/110_h/31-32
解釈モデル
- 患者さんが自分の病気についてあれこれ考えていることを一般的に解釈モデルといいます。
- 解釈モデルの捉え方:英国のGeneral Practitionerが通常用いるICE( Idea:自分の病気の解釈、Concerns:病気への不安、Expectations:医者、治療への期待)が患者さんの状況を把握するのが便利
解釈モデルの聞き方 元赤坂デンタルクリニック https://wajima-ofp.com/blog_articles/1649213223.html
医師国家試験過去問チャート 第117回 B問題 30問目 – 117B30
40 歳の女性。心窩部痛を主訴に来院した。医療面接で解釈モデルを把握するための質問はどれか。
- a. 「どうされましたか」
- b. 「どのような痛みですか」
- c. 「最近ストレスはありましたか」
- d. 「このような痛みは初めてですか」
- e. 「痛みの原因をどのように考えていますか」
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/117_b/30
医師国家試験過去問チャート 第115回 B問題 2問目 – 115B02
医療面接において解釈モデルを尋ねる目的として正しいのはどれか。
- a. 患者の取り違えを防ぐ。
- b. 患者の訴えの信憑性を評価する。
- c. 精神疾患をスクリーニングする。
- d. 医療機関に対する不満を把握する。
- e. 疾患や診療に対する患者の考えを把握する。
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/115_b/02
医師国家試験過去問チャート 第115回 E問題 49-50問目 – 115E49-50 115E
68歳の男性。ふらつき感を主訴に来院した。
現病歴: 本日起床時から、頭がふらふらする感じを自覚したため受診した。
既往歴: 2年前に自宅近くの診療所で糖尿病と診断されたが、その後通院していない。 生活歴: 長男夫婦と同居している。偏食が激しく、近所で買って来た菓子などで不規則な食事をし、しばしば居酒屋で大量飲酒している。
現症: 意識は清明。身長 165 cm、体重 70 kg。体温 36.2 ℃。脈拍 104/分、整。血圧 104/64 mmHg。呼吸数 20/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。眼振を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢の筋力低下を認めず、四肢・体幹の運動失調を認めない。起立と歩行に異常を認めないが両側アキレス腱の腱反射が消失している。
検査所見:来院時、簡易血糖測定器で測定した血糖は 350 mg/dLであった。
患者は「まだ糖尿病なのですかね」と話した。
医師の適切な応答はどれか。
- a. 「このまま放っておくと失明しますよ」
- b. 「直ちにインスリンによる治療が必要です」
- c. 「わかっているのになぜ放っておいたのですか」
- d. 「糖尿病についてどのようにご理解されていますか」
- e. 「医師の言うことを守れないのであれば通院する必要はありません」
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/115_e/49-50
医師国家試験過去問チャート 第113回 B問題 40-41問目 – 113B40-41
40歳の女性。動悸を主訴に来院した。 現病歴:2か月前から動悸を自覚している。当初は、買い物などで荷物を持って5分ほど歩くと動悸を感じていた。10日前から①家事で少し動いても動悸を感じるようになった。友人に話したところ、②病院を受診した方が良いと言われた。③動悸の性状は、脈が速くなる感じである。症状は徐々に強くなっていて、このままだとさらに悪化するのではないかと思っている。④父が脳梗塞になり、心臓の病気が原因と聞いていた。⑤自分が寝たきりになると家事が十分できなくなるため、心臓の病気を心配している。その他、軟便がある。また、以前より暑がりになった。体重は最近2か月で3kg 減少した。 既往歴:特になし。職場の健診で心電図異常を指摘されたことはない。 生活歴:夫と小学生の娘との3人暮らし。喫煙歴はない。飲酒は週1回ビール350 mL/日を10年間。仕事は事務職。 家族歴:父親が高血圧症、脳梗塞。母親が脂質異常症。 月経歴:初経 13 歳。周期 28 日型、整。
解釈モデルを示しているのは下線のうちどれか。 a. ① b. ② c. ③ d. ④ e. ⑤
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/113_b/40-41
医師国家試験過去問チャート 第112回 B問題 6問目 – 112B06
解釈モデルを知るための質問として適切でないのはどれか。
- a. 「症状をあげていただけますか」
- b. 「どんな治療が必要になるとお考えですか」
- c. 「病気が治ったら生活はどう変わりますか」
- d. 「病気があることでどのようにお困りですか」
- e. 「原因について思い当たることはありませんか」
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/112_b/06
医師国家試験過去問チャート 第111回 C問題 4問目 – 111C04
他の医療機関の治療で症状が改善しない患者が受診した。医療面接で解釈モデルを尋ねているのはどれか。
- a. 「どのような病気が心配ですか」
- b. 「症状について詳しく聞かせてください」
- c. 「前にかかった医師は何と言っていましたか」
- d. 「他に何か言い忘れていることはありませんか」 e. 「これまでに似たような症状が起きたことはありますか」
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/111_c/04
医師国家試験過去問チャート 第111回 F問題 26-27問目 – 111F26-27
52歳の女性。耳鳴りを主訴に夫に伴われて来院した。
現病歴:2か月前から毎晩就寝時に心臓の鼓動が耳や頭の中でドクドクと響くように感じ、次第に寝付けなくなった。耳鼻咽喉科を受診したところ「耳鏡検査や聴力検査に異常はないので様子をみるように」と説明された。その後も改善がみられないため脳神経外科を受診したが「診察で神経学的所見に異常はなく脳血管障害の可能性は低いので再診は必要ない」と説明された。循環器内科も受診したが「心電図の異常もないので心臓の病気は心配しなくてもよい」と説明された。症状が改善しないため総合診療科を受診した。
既往歴:48 歳から高血圧症で降圧薬を内服中。 生活歴:喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
家族歴:父親が脳出血で死亡。 現症:意識は清明。身長 156 cm、体重 54 kg。体温 36.8 ℃。脈拍 84/分、整。血圧 148/88 mmHg。呼吸数 12/分。SpO2 98 %(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。対光反射は正常。口腔内と咽頭とに異常を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。頸動脈に雑音を聴取しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。
再び面接を行った。
医師 ①「あなたの症状についてご家族からもお話を伺えますか」
患者 「はい、後で待合室にいる主人から聞いていただければと思います」
医師 ②「あなたの症状についてご主人はどのように考えていると思いますか」
患者 「私の体調不良は気になっている様子です」
医師 ③「最初に耳鼻咽喉科を受診されたのですね」
患者 「はい、最初は耳のせいかと思っていました」
医師 ④「いろいろ診てもらった結果、耳鳴りの原因は何だと思いますか」
患者 「私は血圧が高く父も脳出血だったので、脳に異常がないか不安です」
医師 ⑤「しばらく様子をみてはどうかと思いますが、いかがですか」
患者 「やはり脳の異常が心配です」
現在の患者の解釈モデルを尋ねているのはどれか。
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/111_f/26-27
- 直近の医師国家試験:診察と手技 やーせ 2022年1月22日 13:55 note.com 開放型と閉鎖型、解釈モデル、review of systemがよく出ています。
閉鎖型の質問
「食欲はありますか」「ここに痛みはありますか」等,YesかNoで答えを要求する閉鎖型の質問(直接質問)などを用いて症状を詳しく聞き,診断治療に役立つような情報を収集します。
-医学生・研修医のための診察教室 監修:松岡 健(東京医科大学第5内科教授) 第2回 医療面接 新妻 知行(東京医科大学第3内科助教授) 医学会新聞 https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/old/old_article/n2000dir/n2376dir/n2376_12.htm
医師国家試験過去問チャート 第110回 F問題 2問目 – 110F02 110F
医師から患者への閉鎖型質問はどれか。
- a. 「今日はどうなさいましたか」
- b. 「動悸の症状についてもう少し詳しく教えてください」
- c. 「前の病院の結果についてはどのようにお考えですか」
- d. 「最近職場で起こった出来事について自由にお話しください」
- e. 「その症状が起こってから睡眠時間が極端に短縮していますか」
開放型の質問
医師国家試験過去問チャート 第116回 B問題 23問目 – 116B23
息切れと下肢の浮腫を呈し、心不全が疑われる患者に医療面接を行っている。開放型質問はどれか。
- a. 「ご年齢を教えてください」
- b. 「足のむくみに左右差はありますか」
- c. 「いつ頃、足のむくみに気がつきましたか」
- d. 「就寝後、息苦しくなって目覚めることはありますか」
- e. 「今困っていることについてもっと詳しく教えていただけますか」
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/116_b/23
第113回 B問題 6問目 113B6 医療面接で開放型の質問を用いる利点はどれか。
- a 医療面接を短時間で行える。
- b システムレビューを省略できる。
- c 主訴以外の情報を網羅的に得られる。
- d 認知機能障害のある患者でも情報が得られやすい。
- e 患者が関心を持っている事項を把握しやすくなる。
https://medu4.com/113B6
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/113_b/06
SPIKES モデル
医師国家試験過去問チャート 第113回 B問題 28問目 – 113B28 113B
23歳の女性。左乳房にしこりを自覚したため受診した。穿刺吸引細胞診および組織診の結果、乳癌と診断した。担当医は本人と母親に対して、検査結果と診断および今後の治療について説明することとなった。
悪い知らせを伝える際の SPIKES モデルの「P」に相当するのはどれか。
- a. 防音性の高い個室で面談する。
- b. さらに詳しい説明を希望するか尋ねる。
- c. 今後の治療の選択肢について説明する。
- d. 病気についての患者の理解度を確認する。
- e. ショックを受けているであろう心情に寄り添う。
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/113_b/28
医師国家試験過去問チャート 第111回 H問題 33-34問目 – 111H33-34
その後の経過:入院後、血清 M 蛋白が検出され、上部消化管内視鏡による胃生検組織検査からアミロイド蛋白の沈着が証明された。他の検査結果と総合して、予後不良な全身性アミロイドーシスと診断された。
SPIKES モデルに基づく患者への伝え方として適切でないのはどれか。
- a. 患者の感情に共感を示す。
- b. 患者自身の病気に対する認識を知る。
- c. どこまで知りたいかについて把握する。
- d. 正確な病状や病名についての説明は避ける。
- e. プライバシーに配慮した面談の環境を整える。
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/111_h/33-34
医師国家試験過去問チャート 第110回 C問題 5問目 – 110C05 110C
SPIKESモデルに基づく悪い知らせの伝え方について正しいのはどれか。
- a. 疾患によって説明内容は一律である。
- b. 説明は面談用の個室で行わなければならない。
- c. 患者自身の病気に対する認識を聞くことが前提である。
- d. 患者に話す内容について予め家族の許可を得てから行う。
- e. 患者自身の考えを聞く前に十分に疾患の情報を伝えなければならない。
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/110_c/05
システムレビュー review of systems
医師国家試験過去問チャート 第115回 B問題 47-48問目 – 115B47-4
プロラクチノーマ 37歳の女性。全身倦怠感と頭痛を主訴に来院した。 現病歴: 半年前から倦怠感を自覚していた。3か月前から頭痛も出現するようになった。1か月前からは起きた時にも強い全身倦怠感があるため、仕事を休むようになった。頭痛の程度は軽いが、2か月前に脇から出てくる自転車に気付かずに接触し、転倒したことがあった。
さらに情報を集めるとき、システムレビューに相当する質問はどれか。
- a. 「血の繋がった方で、何かご病気をされた方はいますか」
- b. 「ご自分ではどのような病気を心配されていますか」
- c. 「これまでに大きな病気をしたことはありますか」
- d. 「頭痛はどのような痛みですか」
- e. 「食欲や睡眠はいかがですか」
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/115_b/47-48
医師国家試験過去問チャート 第110回 F問題 6問目 – 110F06
医療面接におけるシステムレビュー〈review of systems〉はどれか。
- a. 病歴聴取と身体診察とを並行して行う。
- b. 問診票の記載に基づいて経過を確認する。
- c. 時系列に沿って患者に病歴を説明してもらう。
- d. 主訴と関連のない情報も含めて系統的に聴取する。
- e. 医療面接で得られた情報を要約して患者に確認する。
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/110_f/06
受療行動
医師国家試験過去問チャート 第114回 B問題 14問目 – 114B14
膝の疼痛を主訴に来院した患者と医師との会話を以下に示す。
- 医師 「今日はどうされましたか?」
- 患者 「①左の膝が痛いので来ました」
- 医師 「そうですか。もう少し詳しく教えて下さい」
- 患者 「②平らなところを歩いているときはそうでもないのですが、最近、階段で膝が痛くなります」
- 医師 「そうなのですね。ある日急に起こったのでしょうか?」
- 患者 「③いいえ、昨年末くらいからでしょうか。気付いたら階段を使うといつも痛い気がして」 医師 「ご心配ですね」
- 患者 「④はい、ひどくなって歩けなくなったら、周りに迷惑をかけるのではないかと心配です」
- 医師 「それで今日はいらしたのですね」
- 患者 「⑤そうです。こちらは評判も良く、家から近いので来ました」
受療行動についての情報はどれか。 a. ① b. ② c. ③ d. ④ e. ⑤
https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med/114_b/14
医療面接の参考
- 学修支援のための医師国家試験過去問全文検索システムの開発 2021 年 https://doi.org/10.50950/jasehp.2021-09-12
- 医師国家試験過去問チャート https://medical-illustration.club/kakomon-chart/med
- Pre-CC OSCE(臨床実習前OSCE)と医師国家試験の関連性の検討 ― 医師国家試験過去問全文検索システムによるキーワード抽出を活用して ― 日シミュレーション医療教会誌 第9巻 2021年 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasehp/9/0/9_2021-09-10/_pdf/-char/ja
- 医療面接で何を聞くか? キーフレーズまとめ!
- ROS=review of systems(systems reviewとも言う) 医学界新聞 医学書院
- 医療面接の基本と客観的臨床能力試験(OSCE)* 南郷 栄秀 東京北社会保険病院総合診療科 Clin Eval 40(2)2013 http://cont.o.oo7.jp/40_2/p395-400.pdf
医療面接の英語
- システムレビューを尋ねる英語表現 リクルートドクターズキャリア