臨床研究の俯瞰
- 臨床研究の方法 大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫内科学 ←研究倫理、研究のデザイン、統計学的手法など知っているべき事項が簡潔にまとめられている。
手術により病変部を切除する際、正常な領域との境界を明確に知るための方法として、indocyanine green (ICG)による染色が行われることがあるそうです。ICGは血漿蛋白質に結合するもので、血流のある部分が緑色の蛍光を示し、虚血で血流がないところが緑色の蛍光を発しないことにより区別がつきます。下の動画は内視鏡とICGイメージングの組み合わせがいかにパワフル化を示しています。
Real-Time Fluorescence (Infrared) Laparoscopy – How it works 2018/07/05 Olympus Medical Systems Europe and MEA
Use of Indocyanine Green in Endometriosis Surgery 2018/06/26 Fertility & Sterility
DaVinci Robotic Endometriosis Diagnosis and Treatment utilizing Firefly Fluorescent Technology 2015/01/14 Andrea Vidali
多嚢胞性卵巣症候群は、排卵障害の一つで、卵子の元である卵胞が発育するのに時間がかかり、なかなか排卵しなくなり、月経周期が徐々に長くなる。排卵されない卵胞が卵巣内にとどまるため、超音波検査では袋状になった多くの卵胞が見える。このことから多嚢胞性卵巣症候群と呼ばれる。
Laparoscopic surgery for polycystic ovarian syndrome 2016/12/17 drsevellaraja
子宮内膜とは本来受精卵が着床するための組織です。 いわば子宮の中で赤ちゃんが育つベッドにあたります。毎月排卵に備え厚く増殖しますが、妊娠しないと不要になるため、剥がれて経血となり流れ出る。このターンオーバーが月経です。(メディカルズームイン)
子宮の内側に存在する「子宮内膜組織」は月経の際に子宮の内側からはがれ落ちて、月経血として腟から体の外に流れ出ていきます。しかし、子宮内膜組織が卵巣、腹膜などといった子宮以外の場所に留まり増殖、剥離(はくり)を繰り返し、炎症や痛み、癒着(ゆちゃく)の原因となった状態を子宮内膜症と呼びます。子宮内膜症は、不妊の原因になることもあります。子宮内膜症は良性の病気であり、命に危険はありませんが、痛みなどの症状をコントロールしながら、閉経まで気長につきあっていかなければならない病気です。
子宮内膜症は生殖年齢女性のおよそ10%に発生し,月経痛をはじめとする疼痛および不妊を主症状とする疾患である.(子宮内膜症と不妊症 2009年9月 クリニカルカンファレンス6 子宮内膜症治療のup-to-date)
子宮内膜症では、子宮以外の臓器にこの内膜組織が生着してしまい、月経のリズムに合わせて増殖・剥離を繰り返すようになります。(メディカルズームイン)
①月経困難症・慢性骨盤痛などの疼痛の緩和
②不妊症に対する妊孕性改善
③卵巣チョコレート囊胞の破裂,感染,癌化の予防(子宮内膜症への対応 日本産婦人科会)
神医学的に見ればいわばこれは「ゴッタ煮」概念であり,そこには,疾患としてのうつ病や軽度の精神病,神経症,ある種のパーソナリティ障害,適応障害,怠業や逃避行動,あるいは健常者における一過性の不適応行動まで含まれており,学問的な信頼性と妥当性を有した疾患概念ではない.しかしながらそれは,いわば現代日本の時代精神を反映している.その意味で「新型うつ病」は,極めて流動的であり,数十年の時間スパンに耐えうるかどうかは疑問である.(臨床現場における「新型うつ病」について 「労働安全衛生研究」, Vol.7, No.1, pp. 13-21, (2014))
「新型うつ」という言葉は、そもそも心理学用語になく、メディアによる造語です。私も、患者の治療をする際にそういう言葉は使いません。私がこれまでの臨床経験から言えることは、世間で「新型うつ」と呼ばれている病気は、単なるうつ病ではなく「非定型うつ病」の兆候に似ているということ。まったくイコールとは言い切れませんが、ほぼそうだと考えられます。(若手社員の「新型うつ」は単なるうつ病ではない! パニック障害の権威が職場の偏見と治療の誤解に警鐘 ――貝谷久宣・医療法人和楽会理事長に聞く 貝谷久宣:医療法人和楽会理事長 ライフ・社会 DOL特別レポート 2012.9.10 0:00 DAIMAONT ONLINE)
医原性疾患(いげんせいしっかん)とは、ひとつの病気(疾患)を治療しようとした行為が、新たな別の病気(疾患)を引き起こすことです。
医学独特の用語として、「器質性」という言葉と「機能性」という言葉があります。何も難しいことはなくて、器質性というのは構造的な異常に基づくもの、機能性というのは構造は保たれているがその機能に異常が生じているものです。
器質的疾患とは、臓器そのものに炎症や癌などがあり、その結果として様々な症状が出現する病気や病態のことをいいます。臓器そのものに異常があり、症状が出ている疾患のため、検査を行えば必ず症状の原因となる異常が見つかります。一方、機能性疾患とは、臓器には何も異常は無いにもかかわらず自覚症状だけがある病態をいいます。臓器そのものには異常が無いため、色々な検査を行ってみても症状の原因となるような異常は何も見つかりません。(機能性疾患と器質的疾患について 福岡天神内視鏡クリニック)
教えられた人が、次に教える側に回る。
同学年屋根瓦方式のシミュレーション実習 問診、静脈採血、血圧測定、眼底鏡、耳鏡、心音・呼吸音聴診、触診、神経反射、手洗い、皮膚縫合、導尿、直腸診
Hypoxia Inducible factor 1 (HIF-1) pathway | Cancer metabolism | Hallmarks of cancer explained 2018/09/13 Hamed Hosseini
Nobel Prize Winner, Gregg Semenza on the discovery of HIF-1 2016/09/11 Johns Hopkins Medicine
It’s a dream job, because we’re able to follow our interests and our ideas, and be creative, design experiments to test hypotheses. And ultimately, if we’re really lucky, to apply what we’ve learned to clinical problems. And so yeah, it’s a lot of fun to do research. And I always say that we’re very lucky, because we have a job that we really, most people who do research really enjoy doing it and never wanna retire. They just wanna keep working in the lab, because it’s something that brings such enjoyment and fulfillment.(02:38~03:10)