疾患概念とは

初めて疾患概念なる語句を見た時、なぜ単に疾患と言わずに疾患概念というのか疑問でしたが、「どいういう疾患なのかという概念」が定まらない時期があり、研究が進むにすれてこの疾患はこういう疾患であると概念が定まるもののようです。

そのため疾患概念が確立するという言い方を良くします。

 

DSM-Ⅲ(精神障害の診断と統計の手引き;第3版)やⅢ-R,あるいはICD-10(国際疾病分類)が世に出るようになって,それを見ると病気という概念を外して disorder(障害)という概念でとらえようということが書いてあって(Disease から disorder へ [ 座 談 会 ] 軽症うつ病 軽症うつ病の診断と治療)

 

参考

  1. 白血病の基礎知識 疾患概念と病態
  2. 気管支拡張症revisited -古くからの病気を新しい光の下で見直す 第1部:疾患概念,疫学,病態
  3. 難治性疾患の疾患概念確立プロセス