援助希求とは
誰かに助けてほしいと求めることを「援助希求」といいます。女性は、感情を他者と共有することや助けを求めることに抵抗が少なく、情緒的支援や社会的サポートを受け入れやすく、こころの問題に対しても、それほど抵抗なく医学的・精神的援助を受けやすいのに対して、男性は、問題が起こった時に周囲に助けを求めずに自分ひとりで解決すべきという社会文化的に与えられた行動範囲にとらわれ、全ての問題を自分ひとりで抱えてしまい問題解決の幅が狭くなり行き詰ってしまい自殺既遂にいたりやすいといわれています。(『援助希求』 ~わたしの研究テーマ~ 静岡産業大学)
援助希求能力
援助希求の乏しさは、年代を問わず、そしてまた自殺予防にかぎらずに、依存症支援や虐待防止、犯罪被害者支援、地域精神保健福祉といった、さまざまな領域の支援困難事例に共通する特徴だ。(『「助けて」が言えない――SOSを出さない人に支援者は何ができるか』(編:松本俊彦) 一冊散策| 2019.07.11 ウェブ評論日本)