医学用語としての morbidity は、日常英語の「病気」「不健康」という漠然とした意味よりも、疫学や公衆衛生での専門的な定義を持っています。主な使われ方は次の通りです。
1. 基本的な意味
- 疾患の存在・罹患状態
- ある人や集団が病気や障害を持っている状態そのものを指します。
- 例:Postoperative morbidity(術後合併症)=手術後に発生した病気や障害の状態。
2. 疫学的な指標としての意味
- 罹患率(morbidity rate)
- 一定期間内に、特定の集団でどれくらいの人が特定の病気にかかったかを示す割合。
- 例:年間のインフルエンザ罹患率。
- **有病率(prevalence)や発生率(incidence)**の総称的に「morbidity」と呼ぶこともあります。
3. 臨床医学での用法
- 死亡(mortality)と対比して使う用語
- morbidity → 生存はしているが、病気や障害がある状態。
- mortality → 死亡。
- 治療や手術の「成功率」を語るとき、死亡は防げても morbidity(合併症や後遺症)が残る場合がある、という意味でよく使います。
💡 例文
- The new procedure reduced mortality but not morbidity.
→ 新しい手技は死亡率は下げたが、合併症発生率は下げなかった。 - Morbidity associated with diabetes includes neuropathy and retinopathy.
→ 糖尿病に関連する罹患状態には、神経障害や網膜症が含まれる。
(ChatGPT 5)