糖分と糖類と糖質の違い。糖質が多過ぎるのは体に悪い?

糖分と糖類と糖質を混同している人がいます。食品の成分をみて、糖質がこんなにたくさんあるのは体に悪いのでは?と思ってしまう人は、多分、勘違いをしています。

糖質とは、炭水化物のうちの食物繊維(セルロースなど)を除いたものの総称です。ご飯やイモなどは、デンプンであり、炭水化物であり、糖質です。糖質の化学的な定義は、炭素が複数つながって、水酸基が複数結合したアルデヒドもしくはケトンのことです。糖質と炭水化物はほとんど区別なく使われていることも多いように思います。

糖類というのは、ブドウ糖のような単糖類や、砂糖(ショ糖)などの二糖類のことをまとめた総称です。

糖分というのは、甘いものという程度の一般語であって、学術的に定義された語句ではありません。