投稿者「PhD」のアーカイブ

臨床研究者のためのエクセルでデータベース構築する方法の解説・入門書など

電子カルテの情報は、そのままデジタルで抽出してデータベースを構築できれば良いのですが、実際にはそういう使い方は、個人情報保護の観点からほとんどの場合許されていません。研究者は病院の管理部門に依頼してデータを抽出してもらったり、自分で手作業で電子カルテのデータを転記したりするようです。

データベース構築に利用されるソフトウェアは、マイクロソフトのエクセルが一番使われています。エクセルでデータベースを構築する手順や注意点などを解説した論文、記事などを紹介します。

 

エクセル(スプレッドシート)上でのデータベース構築入門(論文)

  1. Research skills and the data spreadsheet: A research primer for low- and middle-income countries. Afr J Emerg Med. 2020; 10(Suppl 2): S140–S144. Published online 2020 Jun 7. doi: 10.1016/j.afjem.2020.05.003 PMCID: PMC7718460
  2. Health Services Research and Analytics Using Excel (Springer Publishing) 2020/2/13  書籍 アマゾン

エクセル+マクロ(VBA)を用いたデータベース構築(論文)

  1. Using macros in microsoft excel to facilitate cleaning of research data. J Community Hosp Intern Med Perspect. 2021; 11(5): 653–657. Published online 2021 Sep 20. doi: 10.1080/20009666.2021.1954282 PMCID: PMC8462890

エクセルからEDC(REDCap)へ

Secure Medical Data Collection – Best Practices with Excel, and Leveling Up to REDCap & CollaboratoR 1,011 回視聴 2021/08/31 The R/Medicine presentation covers Best practices for Secure Medical Data Collection with demonstrations provided by Peter Higgins, Will Beasley, Amanda Miller, and Kenneth McLean.

参考ウェブ記事など

  1. 医療ITコラム【ITを活用したこれからの臨床研究 ②〜業務系と研究系の一本化〜】 2020年9月23日

がんと糖代謝

生体の細胞がエネルギーを生産する際、解糖系とそれにつづくTCA回路を利用しています。解糖系の部分だけだとエネルギー通貨であるATPは2個しか生産されません。解糖系の最終産物であるピルビン酸は、アセチルCoAに変換されて、TCA回路に入り、TCA回路で生産されたNADHが電子伝達系に入って、最終的にはATPが産生されます。電子伝達系では、酸素分子が消費されます。解糖系では酸素は必要とされないため、嫌気的なエネルギー産生と言えます。

さて、がん細胞はエネルギーを産生するために解糖系を好んで利用します。つまり、グルコースを大量に必要とするのです。そのため、グルコースを多量に取り込んだ細胞を可視化することによりがん細胞を可視化することが可能です。

がんの可視化

がんに特徴的な糖代謝の亢進を利用してがんを可視化することができます。

がん細胞は、正常な細胞よりも糖(グルコース)を大量に消費します。グルコースと類似の化学構造を持つ化合物フルオロデオキシグルコース(FDG)は、グルコースと同様にがん細胞に多く取り込まれますが、解糖系[でのエネルギー産生には用いられず、細胞内にとどまり続ける特徴があります。一般的なPET診断では、FDGを放射性同位体フッ素(18F)で標識した18F-FDGを患者に投与し、がん組織に集積した18Fに由来する放射線の量と分布を検出することで、がんの位置や大きさを可視化します。この診断法は「18F-FDG-PET」と呼ばれ、非侵襲的ながん検査として広く普及しています。https://www.riken.jp/press/2021/20210517_1/index.html

がん患者における筋肉量の低下

がん細胞はエネルギー源としてグルコースを利用するため、多量のグルコースが必要です。筋肉は実はグルコースの供給源の一つになっています。筋肉のタンパク質が分解されてできるアラニンは、グルコースの材料になります。

 

がんが生体の正常た代謝を変化させている、つまり、がん細胞がエネルギー源として必要なグルコースの供給が十分得られるように巧妙に生体の代謝を制御しているということに注目した研究が増えてきています。

  1. Mechanisms of muscle atrophy and hypertrophy: implications in health and disease nature communications Review Article  12 January 2021
  2. Cancer-Induced Reprogramming of Host Glucose Metabolism: “Vicious Cycle” Supporting Cancer Progression Front Oncol. 2019; 9: 218. 2019 Apr 4.
  3. Metabolic derangements of skeletal muscle from a murine model of glioma cachexia Skeletal Muscle 11 January 2019
  4. Reprogramming glucose metabolism in cancer: can it be exploited for cancer therapy? nature reviews cancer 16 September 2016

 

がん悪液質(cachexia)とは

がん悪液質(cachexia)とは

Cachexia – Wasting Syndrome – Explained! 901 回視聴 2022/05/10

 

Combating cachexia: New approaches 11,910 回視聴 2015/12/20 Earn CME for related activities: https://www.naccme.com/oln The 20th Annual Perspectives in Thoracic Oncology, held in New York, NY from November 21-22, 2015 provided thoracic oncology clinicians and researchers with the latest information on the complex biology and treatment of lung cancer. This conference series has become the premier forum to update knowledge in the field, confirm current best-practices, and provide valuable take-home information on exciting new screening and staging modalities, management approaches, and emerging treatment options. In this presentation, Dr. Phil D. Bonomi examines new approaches for combating cachexia.

 

Cachexia (wasting syndrome) 43,041 回視聴 2017/11/25 😍🖼Animated Mnemonics (Picmonic): https://www.picmonic.com/viphookup/me…

Ischemic Preconditioning プレコンディショニング(虚血耐性)とは

Ischemic Preconditioning

心臓におけるプレコンディショニングは、短時間の虚血が先行することにより、その後に遭遇する長時間の虚血に対する抵抗性を獲得することをいう。すなわち、血流の停止に伴って、心筋は強い虚血状態に陥り、それが一定時間を越えると不可逆性になり心筋梗塞を発症するが、壊死を生じない程度の極短時間の虚血の先行によって、その後に続く長時間の虚血に対して抵抗性を獲得し、虚血性障害が軽減される。この現象は、薬物や心臓カテーテル手技を用いての外因的な機序ではなく、心筋自体が有する内因性の心筋保護機構を発現させることである。https://www.vecof.or.jp/30th_anniversary_report/CONTENTS/H/H6_018.pdf

Murry et al., 1986 Circulation74:1124-1136、1986

Ischemic Preconditioning How it works and does it matter 1,654 回視聴 2020/09/30 How to Be A Complete Anesthesiologist? – MD DNB Anesthesia Package You Tube Link: https://www.youtube.com/watch?v=kDVyR… Comprehensive Critical Care Medicine – Why you have to learn it? | Dr. Ranjith Karthekeyan

 

 

Rehabilitation to Competition Day: Potential Application of Ischemic Preconditioning
817 回視聴 2019/10/22 Rehabilitation to Competition Day: Potential Application of Ischemic Preconditioning, by Dr Scott Cocking, Physiologist – Aspire Academy

Session-Specific Learning Objectives:
On completion of this activity, participants should be able to:
1- Describe how Ischemic Preconditioning is performed
2- Recall certain mechanisms of action that take place following ischemic preconditioning
3- Assess how and when ischemic preconditioning may provide the greatest benefit to an athlete

 

Remote Ischemic Preconditioning for Heart Surgery 2015/10/08 Remote ischemic preconditioning has been reported to reduce biomarkers of ischemia and reperfusion injury in patients who undergo cardiac surgery. But does it really improve clinical outcomes? New research findings are summarized in a short video. 結論:効果なし

 

語彙

infarct 梗塞(動脈が閉塞した結果、その先の組織が壊死した状態のこと)

 

ニュース記事

  1. 遠隔虚血プレコンディショニング、CABGの予後を改善/Lancet提供元:ケアネット2013/08/23 遠隔虚血プレコンディショニング(RIPC)は、待機的冠動脈バイパス術(CABG)施行後の心筋傷害を抑制し、全死因死亡を改善 Lancet誌2013年8月17日号

プレコンディショニング(虚血耐性)に関する研究論文

  1. Preconditioning with ischemia: a delay of lethal cell injury in ischemic myocardium. CHARLESE.MURRY,B.S.,ROBERTB.JENNINGS,M.D.,ANDKEITHA.REIMER,M.D.,PH.D. Circulation (pdf ahajournals.org) 

包括的高度慢性下肢虚血 (Chronic Limb-Threatening Ischemia;CLTI)とは

Chronic Limb-Threatening Ischemia 2019/08/21 Release Date: March 18, 2019
Learning Objective/Overview: Upon completion of this CME activity, the participant should be able to: • Describe the risk factors and prevalence of chronic limb-threatening ischemia (CLTI). • Understand how to prevent foot complications in people with diabetes. • Summarize the impact of diabetes, specifically on feet and limbs.

【学習理論】自己調整学習とは

自己調整学習とは:定義

  1. Zimmerman and Schunk (2011) は自己調整学習を、「学習者たちが自分たちの目標を達成するために、体系的に方向付けられた認知、感情、行動を自分で始め続ける諸過程」(邦訳、1ペー ジ) と定義 https://core.ac.uk/download/pdf/222796403.pdf
  2. 自己調整学習とは「メタ認知、動機づけ、行動において、自らの学習過程に能動的に関与して進められる学習のこと」と定義されています。https://kob-portforlio.com/self-regulated-learning/
  3. 自己調整学習に関して,「個人が自らの学習に認知,動機づけ,行動の側面で積極的に関与
    している状態のこと」(Zimmerman & Schunk, 1989)と定義される https://www.jstage.jst.go.jp/article/pamjaep/59/0/59_34/_pdf

自己調整学習のわかりやすい説明

  1. 学習者自身がどのように主体的に学習に取り組むかということ http://srl.main.jp/?page_id=108
  2. 学習に対する意欲や学習方法を自ら観察、調整し、効果的に学習を進めていく https://core-net.net/keywords/kw012/

自己調整学習に関する書籍

  1. 自己調整学習の理論 いかに人は能動的な学習者になるか? 自己調整学習のプロセスを主要な7つの理論的アプローチから解説する。  著者 バリー・J・ジマーマン 編著 ディル・H・シャンク 編著 塚野 州一 編訳 北大路書房

パネート細胞とは

パネート細胞の呼称の由来

  1. パネート細胞も細胞質内に好塩基性の顆粒を内包する特徴的 な形態を持つ細胞として知られ,オーストリアの生 理学者 Joseph Paneth の名が冠されている.同細胞 は古くから抗菌機能を持つことが知られていたが, 近年の研究により「幹細胞ニッチ」を構成する主たる細胞としての機能も明らかとされており,異なる 2 つの重要な機能を有する細胞として注目されてい る.https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsci/39/6/39_522/_pdf

パネート細胞の位置

  1. https://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2013/05/83-01-03.pdf

パネート細胞とは?パネート細胞の役割とは

小腸上皮細胞の一種であるパネート細胞は、抗菌ペプチドαディフェンシンを分泌することにより病原菌を排除する働きが古くから知られているが、Wnt3aなどの成長因子を分泌することにより隣接する幹細胞の維持や分化を制御する働きを持つことも明らかになってきており、これら2つの働きを通じて腸内環境の恒常性の維持、ひいては小腸粘膜免疫免疫において中核的な役割を果たしている細胞です。

  1. Paneth細胞自然免疫の主要な作用因子である抗菌ペプチドαディフェンシンを分泌し、腸内細菌の中でも常在菌には殺菌活性を示さず宿主にとって病原性を持つ腸内細菌のみを排除するという選択的な殺菌活性を示すことで、正常な腸内細菌叢を維持腸内環境の恒常性維持に貢献している。https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18K17931/
  2. 小腸陰窩基底部Paneth細胞は、抗菌ペプチドα-defensinを含む顆粒を腸内へ分泌することで自然免疫に貢献している。https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-21K15460/
  3. 小腸陰窩基底部Paneth細胞から分泌されるα-defensin選択的殺菌活性により腸内細菌叢を制御することで,宿主と腸内細菌,食の複雑な相互作用により形成される腸内エコシステムの制御に寄与していると考えられる。https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-21J22110/
  4. 小腸上皮細胞の一系統であるPaneth細胞抗菌ペプチドα-defensinを分泌することで腸管内腔へ侵入してきた病原体を排除し、腸内環境の恒常性維持に重要な役割を果たしている。https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19J11999/
  5. 腸管上皮細胞群の一種で腸管恒常性維持に中核的役割を果たすパネート細胞は、抗菌ペプチドを腸管管腔内に分泌し、宿主防御に寄与する。パネート細胞の機能は、腸内細菌を始めとする様々な外的要因により制御されることが知られている。https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19K17452/
  6. 腸管上皮細胞の一つであるパネート細胞は、腸管幹細胞の隣に位置し、抗菌や成長因子を分泌することで幹細胞の保護上皮細胞における増殖・分化の役割を担っている https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20K15694/
  7. パネート細胞Wnt3a等の成長因子を分泌し、腸管上皮細胞を構成する際に重要な役割を果たしている。 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19K21169/
  8. 腸内細菌叢の組成小腸上皮であるパネート細胞が分泌するαディフェンシンによってコントロールされている https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19K19610/
  9. 成体の腸管陰窩では、パネート細胞幹細胞が隣接して存在し、パネート細胞は陰窩の幹細胞性維持に重要な役割を果たす。 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19J40262/
  10. 小腸陰窩に位置するパネート細胞から分泌される抗菌ペプチド及び蛋白質(Antimicrobial peptides and proteins: AMPs)は、病原菌の排除と腸内細菌の構成を制御する。https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20K22646/
  11. からだの司令塔としての”腸”の働きに注目し、中でも腸管上皮細胞の中枢としてのパネト細胞の細胞膜および分泌タンパク質を解析することによって、パネト細胞を中心とするネットワークがいかに構築されているのかを明らかにする https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-26660100/
  12. 小腸粘膜免疫におけるPaneth細胞の重要性 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19J02054/

ダメな科研費申請書を書いてしまったことを知るためのセルフチェック方法

科研費申請書(研究計画調書)は、自分で書いていると、不備に自分では気づけません。自分の頭の中には全てが常識として入っていて、自分の中ではしっかりつながっているからです。しかしながら、自分が書いた申請書の日本語の文章がきちんと論理的につながっているとは限りません。分野買いの人が読んだときに、適切な順番で情報が与えられていないと、理解できないということになります。自分では気づけない、上手く書けていないことを知るためのセルフチェック方法をご紹介いたします。

背景のセクションに引用論文がありますか?

背景と問いを書きなさいというセクションを書く目的は、立てた問いが問うに値する重要性を持っていることを審査委員に納得させるためです。そのためには客観的に議論を進める必要があります。客観性=発表論文です。一つも論文を引用していないで背景を書いていたとしたら、それは審査委員を納得させるには不十分ということになります。

背景と問いのセクションに「問い」が明示されていますか?

非常に多くの人が、本研究の学術的な問いは~である。という書き方をしていません。しかし、審査委員は評価ポイントとして問いの重要性を評価しなければならないため、問いはどこに書いてあるんだろうと思って読みます。このセクションを最後まで読んだのに、何が問いだかわからなかったとしたら、問いが不明確という判断を下されてしまうでしょう。

独自性・創造性

論文報告がないのでこの研究には独自性があると言える。と書いていませんか?論文報告がないのでこの研究には独自性があるとは、言えません。取るに足らないことなので誰もやっていないだけなんじゃない?と突っ込みをいれられたら、どう答えますか?その答えこそ、ここに書くべきことなのです。

国内外の研究動向と位置付け

国内外の研究動向というからには、しっかりと他人の論文を引用して議論をしていないといけません。このセクションで論文がひとつも引用されていないとしたら、それは、このセクションをうまく書けていない証拠になります。

研究動向の研究って、なんの研究だかわかりますか?当たり前のことですが、それは研究目的に書いたような研究、あるいは学術的な問いとして書いたようなことを目指す研究です。全然違う研究の紹介をしてしまっていませんか?

研究計画

解析する。どうやって?検討する。どうやって?比較する。どうやって?どんな統計学的手法を用いて解析するのかは書かれていますか?多変量解析すると書いた場合に、独立変数は何と何で、従属変数は何でしょうか?多変量解析ができるほどに十分な例数がありますか?独立変数の数と、必要な症例数の数との関係を知っていますか?

研究計画に書いた実験がすべて期待した通りの結果となったときに、その結果から導きだされる結論=研究目的の関係になっていますか?そうなっていない研究計画調書を書いてしまっている人がたくさんいます。同じ落とし穴にかからないようにしましょう。

研究分担者を置いた場合には、彼らはどんな実験を担当するのでしょうか?教授を研究分担者にしておいて、教授の役割=研究の指導なんて書いてしまっていませんか?教授に指導していただくと書く初心者さんが多数いますが、そう書いた瞬間に、則、不採択です。

科研費の教科書

  1. http://ikagaku.jp/archives/8202#toc19

科研費申請書の書き方

ミッドカインとは

ミッドカイン(midkine)とは

Midkine is a heparin-binding growth factor, originally reported as the product of a retinoic acid-responsive gene during embryogenesis, but currently viewed as a multifaceted factor contributing to both normal tissue homeostasis and disease development. Midkine is abnormally expressed at high levels in various human malignancies and acts as a mediator for the acquisition of critical hallmarks of cancer, including cell growth, survival, metastasis, migration, and angiogenesis. Several studies have investigated the role of midkine as a cancer biomarker for the detection, prognosis, and management of cancer, as well as for monitoring the response to cancer treatment. (https://www.nature.com/articles/s41388-019-1124-8

Obesity stigma 肥満に対する偏見に関する議論

Obesity stigmaに関してYouglish.comで聴く

  1. https://youglish.com/pronounce/obesity%20stigma/english?

Doctors React to Controversial Cosmo Cover
2021/02/08 Today I interview Dr. Arghavan Salles, MD, PhD., and board-certified bariatric surgeon about the recently released covers of Cosmopolitan magazine, depicting women of all shapes and sizes and boldly claiming “this is healthy.” Dr. Salles and I dove into the nuances of the Healthy At Every Size (HAES) movement, fatphobia, and reality of obesity. There are some difficult subjects in here, like struggles with insurance and diets/dieting, so please let me know your thoughts down below!

 

What Happens Next? – Should We Change How We Think About Fat?
2022/03/28 Last week on Monash University’s What Happens Next? podcast, the show’s guest experts served up some unappetising truths about weight loss. Ultimately, our body types are not necessarily dictated by the foods we eat or the amount of exercise we do.

 

HILT Grants: Scaling the STRIPED e-learning module
2019/04/11 Building on the work of their 2016 Spark Grant, Dr. S. Bryn Austin (HMS-CH) and team extended a prototype for transforming traditional teaching cases into e-learning modules by developing a new e-module designed for continuing professional education online platforms with a 2017 Advance Grant from the Harvard Initiative for Learning and Teaching.