免疫学

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免疫学のストーリーによる理解『新しい免疫入門 自然免疫から自然炎症まで』

免疫学は複雑すぎてなかなか頭に入ってきません。ブルーバックスの『新しい免疫入門 自然免疫から自然炎症まで』は、生体に病原菌が侵入されてから生体内でおこる様々な免疫学的な事象をストーリーを追いながら説明してくれていて、とても理解の助けになりま...
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2型免疫応答とは

免疫の研究に関する記事を読んでいると2型免疫応答、2型免疫反応、2型炎症応答といった言葉をよく見かけます。これらは同じことを指しているようですが、「2型」とは一体どういうことなのでしょうか。 2型という言葉の由来 ウィキペディアの説明が...
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T細胞の活性化におけるセルシグナリング(細胞内情報伝達機構)

T細胞が抗原を認識して活性化する際のセルシグナリング(細胞内情報伝達機構)は複雑です。 MHC拘束性に関しては別記事 ⇒ HLAとMHCの違い?MHC restriction(MHC拘束性)とは? T細胞の活性化のシグナリング経路 ...
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免疫複合体(Immune complex)とは?抗原と抗体の集合体

免疫複合体(Immune complex)というと、ちょっと仰々しい響きがするのですが、何かというと抗原と抗体が結合して集まったものです。antigen-antibody complexあるいはantigen-bound antibodyと...
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免疫学 プライミングとは?

プライミングとは プライミングという現象が見られる例 免疫系を賦活するための予備刺激 少量のLPS処理によるpro-IL-1βの誘導,いわゆる“プライミング” (プライミング 実験医学online) アレルギー反応は1)最初に遭遇したア...
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M1マクロファージとM2マクロファージ

M1・M2という概念の形成 M1マクロファージ、M2マクロファージという言い方をよく聞きますが、これはM1やM2という2種類のマクロファージが存在するという意味ではありません。同じマクロファージの2つの状態をそれぞれM1、M2と呼んでいる...
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病原体が体に侵入してから抗体ができるまでの免疫反応の大筋の流れの解説

特異的な抗体がB細胞によって産生される仕組み 病原体が体内に侵入⇒樹状細胞がそれを貪食し分解物を細胞表面に提示(抗原提示)⇒樹状細胞はリンパ節へ異動する⇒樹状細胞によって呈示された抗原をたまたま認識できる受容体を発現していたヘルパーT細胞...
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高濃度ビタミンC点滴療法とは

高濃度ビタミンC点滴療法存在を知ったときはかなり驚きました。本当に効くのなら夢のような効能であるにもかかわらず、標準的な治療法とは認められておらず、保険の適用はありません。効果を信じる人が自費で行っているのが現状のようです。 高濃...
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自然免疫における記憶のメカニズム

自然免疫記憶のメカニズム 自然免疫に記憶が存在し、病原体感染によるエピゲノム変化の持続がその記憶メカニズムであることを明らかにしました。 … これまで、病原体に感染したことを記憶するのは獲得免疫だけとされていましたが、いくつかの現象から自...
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