肺容量のグラフの読み取り方

看護試験 https://www.kango-roo.com/kokushi/kako/detail/10436/1 の図が分かりやすいですが、肺の体積(肺容量)を縦軸に、時間を横軸にとってグラフを描くと、呼吸の様子を図示できます。通常は、息を吸ったり吐いたりするときに、最大限、最小限の吸い方や吐き方はしないので、小さな波として呼吸が示されます。波が上がっていって頂点になったときが、息を吸いこんで吐く方向に変化する直前です。波が下がっていくときは息を吐いている状態です。SINEカーブのような波の一番下の谷の部分は息を自然に吐き切った状態になります。

大きく、めいいっぱい吸い込むと波はもっと大きくなります。肺容量の数値が大きな値を示します。そこから思いっきり息を吐くと、通常の呼吸時の谷よりもさらに深いところまで肺容量は小さくなっていきます。この、肺容量の下限と上限の差が、肺活量になります。

同じずですが、英語の論文でも見られます。https://www.mdpi.com/1424-8220/22/24/9680