医学教育におけるphoronesis(実践知)とは

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現在、日本脳神経外科学会第80回学術総会の真っ最中ですが(2021年10月27日~30日)、今回のキャッチフレーズは、「科学の追求と実践知の涵養」、英語では”Pursue Science and Cultivate Phronesis”となっています。phronesisという単語が初耳だったのですが、phronesisとはpractical wisdomのこと、すなわち日本語に訳すと実践知のことでした。実践知というのは文字通り、実際に使える知識ということだと思います。

phronesisは英語の発音だとプロニーシスのように聞こえます。Youglish.comで発音を聞いてみてください。

phronesis (Youglish.com)

phoronesis(実践知)は、響きから察せられるようにギリシャ語由来のようで、アリストテレスが説いたトピックだそう。実践知といっても、実生活で役立つというだけの意味ではなく、人間の徳に関する意味あいが強いようです。Youglish.comで紹介されていた動画に平易な英語での説明がありましたが、「it’s knowing how to do the right thing in the right way at the right time.」とのこと。やるべきことを適切な方法で適切な時期に行う知恵ということですね。

「科学の追求と実践知の涵養(Pursue Science and Cultivate Phronesis)」と同じコンセプトを持った活動を紹介した動画がYouglish.comで紹介された中にありました。

The New Science of Practical Wisdom 2020/01/25 University of California Television (UCTV)

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