臨床研究のデザイン

基礎研究で動物を用いた実験を行うのであれば、対照群と実験群とを無作為に割り付けて薬剤投与などを行うのが一般的で、臨床研究でいう「介入」実験がほとんどです。ですから、わざわざ研究のデザインを考えることはあまりないと思います。しかし臨床研究の場合には、さまざまな制約から無作為な割り付けというものがそもそも不可能なことも多く、介入実験ではなく、観察研究というものもよくあるため、基礎系の実験デザインよりもずっと多くのバリエーションがあります。