カール・ロジャースの臨床心理学

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ロジャーズの著作

ロジャーズ選集(上):カウンセラーなら一度は読んでおきたい厳選33論文 ハワード カーシェンバウム, ヴァレリー・ランド ヘンダーソン 誠信書房

目次:

第Ⅰ部 私を語る 1 私を語る 1961 2 私の結婚 1972 3 老いること――成長しながら老いること 1980 4 85歳を迎えて 1987

第Ⅱ部 セラピーの関係 5 より新しいサイコセラピー 1942 6 指示的アプローチ対非指示的アプローチ 1942 7 ハーバート・ブライアンのケース 1942 8 援助関係の特質 1958 9 気持ちのリフレクション(反映)と転移 1986-1987 10 クライエント・センタード/パーソン・センタード・アプローチ 1986

第Ⅲ部 過程のなかの人間 11 症例 エレン・ウェストと孤独 1961 12 価値に対する現代的アプローチ――成熟した人間における価値づけの過程 1964 13 結婚しますか? 1972

第Ⅳ部 理論と研究 14 二つの研究から学んだこと 1986 15 サイコセラピー技術の改善における電気録音面接の利用 1942 16 セラピーによるパーソナリティ変化の必要にして十分な条件 1957 17 クライエント・センタードの枠組みから発展したセラピー、パーソナリティ、人間関係の理論 1959

  1. 『ロジャーズ選集(上)』第16章「セラピーによるパーソナリティ変化の必要にして十分な条件(1957年)目次
  2. The Carl Rogers Reader Paperback – August 16, 1989 by Carl Rogers 『ロジャーズ選集』の原書

ロジャースの「セラピーによるパーソナリティ変化の必要にして十分な条件」

congruentは、調和したの意味で、incongruenceはそう出ない状態つまり、不調和といった意味です。

  1. 2人が心理的な接触をもっている
  2. クライエントは、incongruenceの状態にあり、傷つきやすく、不安定な状態にある
  3. セラピストはcongruent、統合して(integrated)いる
  4. セラピストは、クライエントに対して無条件の肯定的配慮(unconditional positive regard)を経験している
  5. セラピストは、クライエントの内的照合枠(internal frame of reference)を共感的に理解(empathic understanding)しており、この経験をクライエントに伝えようと努めている
  6. セラピストの共感的理解と無条件の肯定的配慮が、最大限クライエントに伝わっている

心理学とコーチング ~ロジャーズ その6~(2020/12/29) コーチビジネス研究所 )

上記3,4,5はカウンセラーが持つべき基本的な3つの態度と称されているようです。

  1. カウンセリングの条件の再考 この論説では「6つの必要十分条件」に対する批判が紹介されていました。ヒットを打つための必要十分条件は、確実にミートし、力いっぱい振り、野手のいないところに打つことだといっているのに近く(河合1970)、これらの条件を満たす技法の展開が不十分(保坂1988)なのだそう。

 

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