精液=精子と勘違いしている人がいるかもしれませんが、精子は精液の中のごくわずかを占めるにすぎません。男性不妊の場合、精液の量が十分あるから大丈夫と思ったら早計で、無精子症などで精子が存在していない可能性もあり得ます。
精液を構成する主な分泌液の内訳は、精嚢の分泌液が約60~70%でその中にはフルクトースやプロスタグランジンが含まれます。フルクトースは精子のエネルギー源として使われます。プロスタグランジンは、女性の体内で精子が進みやすくなるのを助けます。
次に多いのが、前立腺の分泌液で精液の約30%を占めています。前立腺から分泌される液体は、乳白色でアルカリ性です。前立腺の分泌液には、亜鉛やクエン酸、酵素が含まれます。
精巣(睾丸)で作られる精子は、精液のわずか1~5%を占めるにすぎません。勿論、その精子が受精の主役です。
その他に、尿道球腺(カウパー腺)からは、カウパー液が分泌されます。カウパー液は、「ピストンとシリンダーの間の潤滑油」的な役割を担うほかに、尿道に残っている酸性の尿や不純物を洗い流して中和し尿道をきれいにする役割があります。また、尿道が酸性のままだと精子がダメージを受けるため、カウパー液がその環境をアルカリ性に変えるという役割もあります。
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