クリニカル・クエスチョンをリサーチ・クエスチョンへ定式化する方法

日常の診療において医師が抱いた疑問をクリニカル・クエスチョン(Clinical Question、臨床疑問)と呼びます。クリニカル・クエスチョンはまだ漠然としておりそのまま研究の対象にはしにくいことが多いため、それをリサーチ・クエスチョンへと定式化することが必要になります。検証可能な作業仮説へと変換するわけです。そのための万能ツールとして、PECO/PICO(ペコ、ピコ)というフォーマットがよく使われます。観察研究の場合はE(Exposure;暴露)、介入研究の場合はI(Intervention;介入)です。

P(Patients あるいは Participants)

E/I (Exposure / Intervention)

C(Control 対照群)

O(Outcome アウトカム)

のそれぞれが何かを考えれば、リサーチ・クエスチョンのいっちょ上がり。