科研費採択調書のオンライン共有を実施している大学

科研費の応募者が一番見たいものは採択された科研費の研究計画調書でしょう。なにしろそのままお手本になります。科研費の教科書が何冊も出版されていますが、調書まるまる掲載ということはそうそうありません。大学によっては、閲覧サービスを提供しているようです。紙媒体だけでなくオンラインでの共有を行っている大学もあるようですね。

  1. 横浜国立大学
    1. [P15 [D]] Microsoft Office 365を活用した科研費採択調書のオンライン閲覧制度 RA協議会第8回年次大会 横浜国立大学では科研費の獲得を支援することを目的に、従来より科研費採択調書の閲覧制度を紙媒体により実施している。しかし、同制度では勤務時間内に所定の場所に足を運ぶ必要があるため、多忙な教員の実態に寄り添ったサービスとはなっていなかった。特に、コロナ禍で出勤が制限された昨年度には利用者が大きく減少しており、サービスの改善が求められた。このような背景を踏まえ、本学ではMicrosoftのoffice 365を活用することによって、特定の研究種目の科研費採択調書をオンライン上で閲覧できる制度を試行的に開始した。https://confit.atlas.jp/guide/event/rman8th2022/subject/1E_poster01-50-16/detail?lang=ja
    2. 採択調書の閲覧制度(学内限定)・紙媒体による閲覧制度(研究推進機構までお越しください)・オンラインによる閲覧制度(office365へのログインが必要です)https://www.ripo.ynu.ac.jp/researcher/planning/kaken/
  2. 東京都立大学 科研費採択調書閲覧企画 https://research-miyacology.tmu.ac.jp/news/14412/ Microsoft365アプリを通じ、オンラインで採択調書の閲覧が可能 閲覧はブラウザでの表示のみダウンロード不可・印刷不可の制限付きビュー)となります。
  3. 信州大学 科研費採択調書のオンライン閲覧制度 https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/suirlo/60afb6aaa80816e0f46f6f1129beef18.pdf は本学に所属する研究代表者から提供を受けた科研費の採択調書を Web ブラウザ上で閲覧できるサービスです。秘密保持の観点から、閲覧者は学内職員に限るとともに、閲覧できる採択調書は、ブラウザからダウンロードや印刷ができない仕様になっています。
  4. 東海大学 科研費採択研究計画調書集 https://www.u-tokai.ac.jp/education-research/research-promotion/research-funds/scientific-research-data03/ 東海大学の採択研究計画調書を一堂に集約し、採択のためのノウハウを全学で共有!科研費PJでは、これまでに採択された研究課題の「研究計画調書」を東海大学研究推進部のホームページ(学内限定)で公開しています。採択者の創意工夫を実際に見られる貴重な資料です。現在(2018年3月末)の掲載数は約330課題(新学術領域研究・基盤研究・挑戦的研究・挑戦的萌芽研究・若手研究)
  5. 長崎大学 科研費調書閲覧  https://www.ura.nagasaki-u.ac.jp/?page_id=29801 「指定場所での紙媒体調書の閲覧」および「オンライン閲覧サービス」の2つの方法で閲覧が可能です。 オンライン閲覧サービス利用方法:専用webサイト(SharePoint)にて閲覧

参考

  1. 「見せたいけどダウンロードはさせたくない」資料の共有方法 Microsoft365相談センター https://licensecounter.jp/microsoft365/blog/2020/07/download-restriction.html