Fontanelles(フォントネル)泉門(せんもん)というのは、新生児や乳児の頭蓋骨に見られる、骨化がまだ完了していない柔らかい部分のことです。新生児の頭蓋骨は複数の骨(前頭骨、頭頂骨、後頭骨など)から構成されていますが、これらの骨は出生時には完全には癒合しておらず、骨と骨の間に結合組織で覆われた隙間があります。この柔らかい部分がフォントネルです。
主な泉門の種類
大泉門(anterior fontanelle) 頭頂部、前頭骨と両側の頭頂骨の間にあります。 菱形をしており、最も大きい泉門です。 通常、生後12〜18か月頃に閉じます。
小泉門(posterior fontanelle) 後頭部、後頭骨と両側の頭頂骨の間にあります。 小さな三角形の形をしており、生後2〜3か月頃に閉じます。
側頭泉門(sphenoidal fontanelles) 側頭部、蝶形骨と頭頂骨の間にあります。 通常、生後早期に閉じます。
乳様泉門(mastoid fontanelles) 乳様突起付近にあり、側頭骨、頭頂骨、後頭骨の接合部です。 生後数か月で閉じます。
フォントネルの役割:
出産時の柔軟性の確保 出産時に頭蓋骨が重なり合うことで産道を通りやすくします(頭蓋骨の「オーバーライド」現象)。
脳の成長に対応 新生児期から乳児期にかけて脳が急速に成長するため、そのスペースを確保します。
(ChatGPT 4o)
- Development of Sutures and Fontanelles by Peter Ward, PhD Lucturio.com (5:51)