研究・実験・論文作成の外部委託・受託サービスの紹介

研究は1から10まで自分でやることはありません。外部に委託することがどんどん増えてきました。自分が学生だった大昔は、ラボの中にオリゴDNA合成機があって自分でPCRプライマーやシーケンシングのためのプライマーを合成していたと思います。しかし今ではオリゴDNAは塩基配列を伝えればサービス業者が合成して何日も待たずに配送してくれます。シーケンシングは、そもそもテクノロジーが大きく進展して、昔の自分のように大きなゲル板を立てて放射性ラベルを用いてシーケンシングしていたのが遠い夢のように感じます。

抗体作成も学生時代に自分は抗原生成からウサギへの免疫、抗血清の調整まで全部自分でやっていました。今では抗体は多くの場合市販品がありますし、特別な抗原に対する抗体が欲しい場合も外注するのが普通でしょう。

遺伝子導入動物も同様で、自分で作らなくても買える時代です。論文はどうでしょうか?論文を代筆してくれる業者があるかどうか知りませんが、論文作成をサポートすると謳っている会社はあります。ほとんど丸投げに近いかもしれません。これって公的研究費で支出できるのか、ちょっと疑問です。もし科研費の申請書で原著論文作成支援費用として数十万円も計上したら、研究能力がない応募者だと思われて不採択になりそう。別の財源を使えばいいのでしょうかね。

原著論文作成支援

  1. EDANZ(エダンズ)https://jp.edanz.com/manuscript-development 研究データに基づき、SCIジャーナルに投稿できる状態の原著論文(3500-4000ワード)を作成。お客様のガイダンスに従いながらアウトラインを作成し、構成・内容をご確認いただいたうえで、全文のドラフト作成を開始します。