血管内OCT画像の見え方
- https://www.oct-ofdi.jp/sample.html 脂質性プラークの背側はOCTシグナルの減衰のため血管壁の観察は困難
- https://www.kinan-hp.tanabe.wakayama.jp/kainfo/ce/OCT.html OCTはワイヤーのように非常に細いファイバーを用いてIVUSの約10倍の解像度が得られます。
造影剤の使用
- https://maruyamahosp.jp/column/1175/ 描出できる範囲はIVUSが数mmで、OCTは1〜2mmと観察できる範囲に差があります。IVUSは冠動脈の外側まで映し出すことができ、冠動脈の全体像を把握するのに有用です。OCTは、見える範囲はやや限られますが冠動脈壁の内側の細部まで観察することが可能であり、IVUSの弱点である石灰化や血栓をきれいに映し出すことができます。しかし、近赤外線は到達度が弱く血液中の赤血球や白血球に遮られてしまうので、何か工夫をしないと近赤外線が冠動脈壁まで届かずOCTの撮影ができません。なので、OCTの撮影は、冠動脈造影をしながら行います。つまり、ガイディングカテーテルから造影剤を注入して血球成分を洗い流している数秒間に、冠動脈の50〜100mmの範囲を毎秒20〜40mmで撮影装置を高速移動させて撮影するのです。
- https://www.kanazawa-heart.or.jp/about/pdf/heartful/vol36.pdf ガイディングカテーテルから造影剤をフラッシュして赤血球を除去している間に、この光学レンズが高速プルバックを行い、数秒間で冠動脈全体を描出することができます。
参考
- https://jpccs.jp/10.9794/jspccs.32.223/data/index.html 川崎病