マスク着用で体育の授業を受けた児童が死亡

大阪府高槻市

高槻市教育委員会によりますと、今年2月18日、市内の小学校での体育の授業で小学5年生の男子児童が、自らのペースで走る5分間走を行った後に体調が急変し病院に救急搬送後、死亡したということです。(小5児童が体育の5分間走後に倒れる“搬送時にはあごにマスク”病院で死亡 更新:2021/05/27 12:04 MBS NEWS Mainichi Broadcasting System)

中国

複数の中国メディアは、先月中旬から下旬にかけて、東部の浙江省、内陸部の河南省湖南省で、体育の授業で長距離走などをしていた生徒が急死する事故が3件相次いだと伝えました。いずれもマスクをつけていたということで、中には、「N95」と呼ばれる医療用の高性能マスクをつけていた生徒もいたということです。(中国 マスクつけて体育の授業受けた中学生の死亡事故相次ぐ 2020年5月11日 6時52分 NHK WEB

SGLT2阻害薬とは 糖尿病のお薬 慢性腎臓病(CKD)の治療にも

腎臓での再吸収

腎臓の働きに関して勉強していると、腎臓ははなぜ一度全部排出してから一部を再吸収するのか?なぜ排出したいものだけを最初から排出しないのか?という疑問が湧きます。

血液が腎臓に流れ込むと、腎臓の「糸球体」という場所で老廃物有害物質、余分ななどがろ過されて原尿(おしっこの元)が作られます。‥ 原尿には、体に必要な栄養素などがたくさん含まれており、尿細管を通るときに必要な成分が再吸収されます。実は、原尿の約99%(ほとんどは水分)がここで再吸収され、残った1%が「おしっこ」として体の外に出されているのです。(おしっこについて知っていますか KISSEI kissei.co.jp 監修:順天堂大学大学院医学研究科 泌尿器外科学 教授 堀江 重郎 先生)

  1. 5分でわかる!濃縮率 トライイット

腎臓で再吸収する理由

老廃物を尿として体外に排出することが腎臓の働きの目的ですが、老廃物だけを選択的に血液から尿へと移す仕組みというものがないため、まずは目の粗いフィルターで、老廃物及びそれよりもサイズが小さな分子を部尿(原尿)に移して、必要なもの(グルコース、水、ナトリウムなど)はあとから再吸収し、老廃物はもちろん再吸収することなくそのまま体外に捨て去るという戦略がとられています。

ごみの溶け込んだ水」―おしっこは、一言で言えばそうなります。全身の細胞で使われた老廃物やホルモンといった”ごみ”の溶け込んだ水がおしっこだからです。‥ 糸球体毛細血管には、毛細血管内皮細胞と足細胞に挟まれた「基底膜」というふるいの働きをするバリアのような層があります(図6)。血液中の赤血球などの細胞や大きなタンパク質はここを通過できませんし、比較的小さなタンパク質でもあるアルブミンも基底膜の外側にある足細胞がバリアとなって通過できません。しかし、アミノ酸やナトリウムなどの小さな物質や水分といった老廃物は全てこれらのバリアを通過して、「ボーマン腔(くう)」という隙間へ落ちていきます。いわば、糸球体は、血液中の不要な老廃物をまとめて捨てているごみ処理場のようなところです。(1章 おしっこの作られ方と役割 MedicalTribune)

上のリンクの説明記事にある腎臓の図は、腎動脈から入って腎静脈から出ていくまでの途中でどんな構造があって何が起きるのかを理解するうえで、とてもわかりやすいと思いました。

  1. 尿」で知る腎臓の病気 adpkd.jp

SGLT2とは

Sodium-glucose cotransporter-2 (SGLT2)は、腎近位尿細管(renal proximal tubules)に存在しており、グルコースの再取り込みに関わっています。ナトリウムイオンとグルコースとが同時に同じ方向に取り込まれます。

SGLT2 is mainly expressed in the renal proximal tubules, where it is responsible for the reabsorption of about 90% of filtered glucose. It is a high-capacity, low-affinity transporter that transports glucose and other monosaccharides in a 1:1 ratio with sodium ions. SGLT2 is also a secondary active transporter that uses the electrochemical gradient of sodium ions to drive the transport of glucose against its concentration gradient. The activity of SGLT2 is regulated by various factors, including insulin, glucagon, and sodium ions. (Unlocking the Full Potential of SGLT2 Inhibitors: Expanding Applications beyond Glycemic Control IJMS Volume 24 Issue 7 10.3390/ijms24076039)

SGLT2阻害薬について

SGLT2は尿として出されるグルコースの再取り込みを行うタンパク質ですので、SGLT2を阻害するということは、尿から血液に戻ってくるグルコースを減らす作用となります。血糖値を下げる方向に作用するため糖尿病薬として用いられます。

2型糖尿病だけではなく、いまや心不全の治療薬として適応が拡大されたSGLT2阻害薬。‥ ダパグリフロジンエンパグリフロジンが左室駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者を対象とする大規模臨床試験で心不全イベントリスクを低下させ(N Engl J Med 2019; 381: 1995-2008、N Engl J Med 2020; 383: 1413-1424)、2020年以降に心不全への適応が拡大された。‥ 2型糖尿病の有無にかかわらず左室駆出率が保持された慢性心不全(HFpEF)患者に対しても、大規模臨床試験でダパグリフロジンとエンパグリフロジンが心不全イベントを抑制することが明らかになり(N Engl J Med 2021; 385: 1451-1461、N Engl J Med 2022; 387: 1089-1098)、HFpEFでも適応となった。(2学会がSGLT2阻害薬の適正使用を勧告 日本循環器学会・日本心不全学会 2023年06月16日 16:10 MedicalTribune)

 

慢性腎臓病(CKD)におけるSGLT2阻害薬の使用

SGLT2は腎臓においてグルコースの再吸収を担う分子ですが、糖尿病の治療に使われているSGLT2阻害薬に腎保護効果があることがわかり、SGLT-2阻害薬は慢性腎臓病(CKD)の治療薬としても使われているのだそうです。

  1. CKD 治療における SGLT2 阻害薬の適正使⽤に関する recommendation 策定 (PDF) 2022 年 11 ⽉ 29 ⽇ ⽇本腎臓学会
  2. 国内で初めて承認された慢性腎臓病(CKD)治療薬(SGLT2阻害薬ダパグリフロジン)の費用対効果を 産学連携国際共同研究により報告 ~医療経営・政策の質向上に貢献する実務型研究プログラムの成果~ 2024.05.23 YCUポータル CKDは、腎臓の尿細管間質線維化がその中核的病態を構成し、進行して不可逆的なCKDを直接改善できる治療薬がこれまで存在せず、重要なアンメット・メディカル・ニーズが存在していました。しかしながら、最近では、進行したCKDの悪化速度を有意に抑制できる薬剤も開発されています。
  3. SGLT2阻害薬により腎機能が高度に低下した糖尿病患者の予後が改善 透析導入・心腎イベント・DKAリスクの低さと関連 2024.05.15

スタチンとは

スタチンとは

急性冠症候群(ACS)など冠動脈疾患(CAD)の予防では、スタチンを中心とするLDLコレステロール(LDL-C)低下療法が重要となる。近年、国内外のガイドラインは積極的な脂質低下療法を推奨する傾向にあり、新たな脂質異常症治療薬も登場しているが、投与開始前にスタチンが効きにくい患者(スタチン反応性低下例)を予測する方法は確立されていない。国立循環器病研究センターの九山直人氏らは、血中PCSK9濃度とスタチン反応性低下の関係を検討。(スタチン不応例の予測法とは 血中成熟型PCSK9濃度が有用か 2021年05月27日 15:32 Medical Tribune)

 

M1マクロファージとM2マクロファージ

M1・M2という概念の形成

M1マクロファージ、M2マクロファージという言い方をよく聞きますが、これはM1やM2という2種類のマクロファージが存在するという意味ではありません。同じマクロファージの2つの状態をそれぞれM1、M2と呼んでいるのです。M1,M2マクロファージという考え方は2000年頃にHillらによって提唱されたもの(Mills  et al., 2000; J Immunol 164:6166-6173)だそうです。「状態」なので2つの状態を行き来する可能性もあります。

  1. マクロファージ学~その歴史と現在地 佐藤 荘 実験医学2018年9月号 疾患を制御するマクロファージの多様性

M1マクロファージとM2マクロファージの特徴

Macrophages undergo specific differentiation in different tissue environments, and can be divided into two different polarization states: M1 type macrophages (M1) and M2 type macrophages (M2). M1 can respond to dangerous signals transmitted by bacterial products or IFN-γ, which attracting and activating cells of the adaptive immune system; an important feature of M1 is that it can express nitric oxide synthase (iNOS) and reactive oxygen species (ROS) (15–17) and cytokine IL-12 (18). M1 also has the function of engulfing and killing target cells. M2 expresses a large number of scavenger receptors, which is related to the high-intensity expression of IL-10, IL-1β, VEGF and matrix metalloprotein (MMP) (19, 20). M2 has the function of removing debris, promoting angiogenesis, tissue reconstruction and injury repairments, as well as promoting tumorigenesis and development (4). It is worth noting that the polarization of macrophages into M2 appears to be oversimplified. Some people have classified M2 macrophages into M2a (induced by IL-4 or IL-13), M2b (induced by immune complexes combined with IL-1β or LPS) and M2c (induced by IL-10, TGFβ, or glucocorticoid), and M2d (conventional M2 macrophages that exert immunosuppression) (21, 22). https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fimmu.2020.583084/full

M1マクロファージとM2マクロファージとのバランス

Patients with M2/M1 < 3 had significantly improved progression-free survival and overall survival compared with patients with M2/M1 > 3. M1 and M2 macrophages elicited opposite effects on colon cancer progression via the FBW7-MCL-1 axis. https://www.nature.com/articles/s12276-020-0436-7

マクロファージの多様性

役割によってM1型・M2型に大別されると考えられているが、佐藤荘准教授は、単純なM1・M2という振り分け方ではなく、生体内には更に多様なマクロファージが存在すると仮定。実験により、様々な疾患に特異的に働くマクロファージが複数存在していることを立証した。(https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/story/2018/9w5cyp

  1. 疾患特異的マクロファージの機能的多様性 佐藤 荘 みにれびゅう  Journal of Japanese Biochemical Society 91(4): 561-564 (2019) doi:10.14952/SEIKAGAKU.2019.910561

M1マクロファージ、M2マクロファージと1型免疫応答、2型免疫応答との関係

  1. M1-MΦ炎症性サイトカインを高発現し,抗菌活性が強いことが特徴である.しかしながら,M1-MΦへの分極化が過剰な形で長期間持続することにより,M1-MΦの組織傷害性に基づく病態が形成される.そのような宿主にとって不都合な状態を回避するために,抗炎症・免疫抑制機能を持つ,いわゆる「alternatively activated macrophage,別名M2マクロファージ(M2-MΦ)」に分極化したポピュレーションが誘導される.M2-MΦは,抗炎症性メディエーターを産生し,組織の損傷反応の終息とその後の組織修復へと導く ‥ 典型的なM1-MΦは,IL-12, IL-23の発現量が高く,IL-10の発現量はきわめて低いことが特徴であり,細胞毒性の発現に関わる活性酸素分子種(reactive oxygen species:ROS)や活性酸化窒素分子種(reactive nitrogen species:RNS),さらにはIL-1β, TNF-α, IL-6などの炎症性サイトカインを高レベルで産生する.したがって,M1-MΦはTh1応答の誘導,ひいては細胞内寄生性病原体に対する生体の感染防御機構を支える役割を果たしている.これに対して,M2-MΦはIL-12やIL-23の発現量がきわめて低く,逆にIL-10を高発現することから,Th2タイプに偏向した免疫の形成に寄与しているものと考えられる.(Mycobacterium avium complexの感染で誘導されるユニークなマクロファージによるT細胞の分化活性化の制御 多田納 豊1,冨岡 治明2,3 発行日:2016年10月25日 生化学)

参考

  1. Microglial Adenosine Receptors: From Preconditioning to Modulating the M1/M2 Balance in Activated Cells Cells Volume 10 Issue 5 10.3390/cells10051124 Cells 2021, 10(5), 1124; https://doi.org/10.3390/cells10051124
  2. Mer regulates microglial/macrophage M1/M2 polarization and alleviates neuroinflammation following traumatic brain injury Journal of Neuroinflammation volume 18, Article number: 2 (2021) Published: 05 January 2021
  3. Regulation of Human Macrophage M1–M2 Polarization Balance by Hypoxia and the Triggering Receptor Expressed on Myeloid Cells-1 Front. Immunol., 07 September 2017 | https://doi.org/10.3389/fimmu.2017.01097
  4. Differential Roles of M1 and M2 Microglia in Neurodegenerative Diseases Yu Tang & Weidong Le Molecular Neurobiology volume 53, pages1181–1194 (2016)
  5. 特集 がん・免疫・代謝・発生におけるM1/M2分類を超えたマクロファージの機能 細胞工学 ; vol. 33 no.12 (2014)
  6. JSI Newsletter Vol.22 No.1 2018/10/18 日本免疫学会会報
  7. M1 and M2 macrophages derived fromTHP-1 cells differentially modulate the response of cancer cells to etoposide Genin et al. BMC Cancer (2015) 15:577 DOI 10.1186/s12885-015-1546-9
  8. Role of Microglial M1/M2 Polarization in Relapse and Remission of Psychiatric Disorders and Diseases Yutaka Nakagawa1 and Kenji Chiba2,* Pharmaceuticals (Basel). 2014 Dec; 7(12): 1028–1048. doi: 10.3390/ph7121028 PMCID: 
  9. Macrophages within NSCLC tumour islets are predominantly of a cytotoxic M1 phenotype associated with extended survival C. M. Ohri, A. Shikotra, R. H. Green, D. A. Waller, P. Bradding European Respiratory Journal 2009 33: 118-126; DOI: 10.1183/09031936.00065708

科学研究費補助金「新学術領域研究(研究領域提案型)」に係る事後評価報告書

領域略称名:細胞運命制御領域番号:3209 平成27年度科学研究費補助金「新学術領域研究(研究領域提案型)」に係る事後評価報告書「(研究領域名)多方向かつ段階的に進行する細胞分化における運命決定メカニズムの解明」(領域設定期間)平成22 年度~平成26年度平成27 年6月領域代表者(東京大学・医科学研究所・教授・北村俊雄)

病原体が体に侵入してから抗体ができるまでの免疫反応の大筋の流れの解説

特異的な抗体がB細胞によって産生される仕組み

病原体が体内に侵入⇒樹状細胞がそれを貪食し分解物を細胞表面に提示(抗原提示)⇒樹状細胞はリンパ節へ異動する⇒樹状細胞によって呈示された抗原をたまたま認識できる受容体を発現していたヘルパーT細胞がそれを認識し自分自身を活性化

他方、同じ病原体をたまたま認識できる抗体を細胞表面に持っていたB細胞はその病原体を貪食して分解物を細胞表面に提示⇒さきのヘルパーT細胞がそれを認識しそのB細胞を活性化⇒抗体を産生するB細胞に分化し水溶性の抗体を産生する

参考

  1. 抗原の情報はどうやってT細胞からB細胞へ伝わるの?一般の方向け記事:免疫のしくみを学ぼう!河本宏研究室(京大)

 

『よくわかる病理学』金原出版(2006年)の免疫の説明を読んでいたら、

抗原はマクロファージの表面に「提示」され、それを認識したB細胞が形質細胞に分化し、そこではじめて抗体が作られる。図6-3

一報B細胞の方は、すでにマクロファージから提示された抗原により刺激を受けているが、… (81ページ 本文)

と書いてあって、あれ?と思いました。ちょっとこの説明だと誤解を招きそうに思うので、生成AIなどで確認しておきます。

まず結論を言っておくと、

マクロファージ表面の抗原をB細胞が認識することは可能であり、実際に起こります。特に:

  1. 免疫複合体として提示される場合
  2. 補体結合抗原として提示される場合
  3. 不完全に貪食された病原体の場合

このメカニズムは、特に二次免疫応答や慢性炎症において重要な役割を果たします。ただし、初回免疫応答では、可溶性抗原の直接認識や、樹状細胞-T細胞-B細胞の連携がより重要です。

(Claude Opus 4)

上のClaudeの説明によれば、病理学の教科書に遭った説明の道筋もあるとのことでした。ただし、メインはB細胞は可溶性抗原を直接認識する(初回免疫応答時)とのことでした。

 

自分:抗原をとりこんだマクロファージはB細胞だけでなく、Tヘルパー細胞へも抗原提示する?IL-1とかいろいろ出すのは、誰がどのタイミングで?

ChatGPT o3:

1 . マクロファージの抗原提示の相手

抗原提示先 主な目的 実際の頻度
CD4⁺ Tヘルパー細胞 ‑ MHC class II–ペプチド複合体を認識させ、ナイーブ/メモリー Th を活性化 ‑ とくに Th1 を誘導して、自分(マクロファージ)を“スーパー活性化”させる きわめて一般的(典型的シナリオ)
B 細胞 ‑ 直接提示して BCR を刺激するわけではない ‑ むしろ組織内で処理しきれなかった可溶化抗原を放出し、B 細胞や濾胞樹状細胞 (FDC) がキャッチする 例外的(主力ルートではない)

要点
マクロファージは「B 細胞に提示する存在」ではなく、「T ヘルパーに提示して炎症制御と Th1 活性化を担う存在」です。B 細胞自身が抗原(主にタンパク質)を BCR で取り込み・処理し、MHC II で T ヘルパー に提示して “抗体産生の援軍” を求める――これが抗体応答の王道ルートです。


2 . サイトカイン産生の“誰・いつ”タイムライン(典型的な細菌感染を想定)

時間帯 主役細胞 放出サイトカイン 目的
0‑数時間(感染早期) 組織マクロファージ IL‑1β, IL‑6, TNF‑α※IL‑1β はインフラマソーム活性化で成熟 局所炎症(血管拡張・発熱)樹状細胞や好中球のリクルート
6‑24 h 樹状細胞 (DC) が抗原を運びながら IL‑12 ほか リンパ節でナイーブ CD4⁺ T を Th1 偏向
~48 h 活性化 CD4⁺ T (Th) IL‑2(自己増殖)IFN‑γ(Th1 型)IL‑4/‑21(Th2/Tfh 型) クローン拡大 & エフェクター分化他細胞への指令
3‑4 日以降 B 細胞 + Tfh IL‑4, IL‑5, IL‑21 等 (Tfh側)抗体 (B側) 体液性免疫の本格立ち上げ
持続期 “再” 刺激を受けたマクロファージ IL‑1, TNF, NO, ROS など 強力な殺菌・組織リモデリング

3 . IL‑1 を例にした“スイッチオン”の分子機構

  1. シグナル 1(転写)
    ‑ PRR (TLR4など) → NF‑κB 活性化 → pro‑IL‑1β 合成
  2. シグナル 2(成熟)
    ‑ ATP・結晶体・細菌毒素など → NLRP3 インフラマソーム組立 → caspase‑1 が pro‑IL‑1β を 成熟 IL‑1β に切断
  3. 放出
    ‑ GSDMD 依存の膜孔やエキソソーム経由で外へ
  4. 作用
    ‑ 発熱(視床下部)・血管内皮活性化・T 細胞共刺激分子 (IL‑2R 等) の発現増強

4 . まとめ(要約ボックス)

  • マクロファージは主に CD4⁺ T ヘルパーへの抗原提示役。B 細胞は自力で抗原を捕まえて T ヘルパーに“提示し返す”ことで協力を得る。
  • IL‑1β・IL‑6・TNF‑αは感染直後のマクロファージ/単球が最速で放出し、炎症と免疫細胞招集の号砲を鳴らす。
  • その後 IL‑12 が Th1 を、IL‑4/IL‑21 が B 細胞支援型の Th2/Tfh を誘導し、IFN‑γ などがマクロファージを“再駆動”して病原体を一掃する――という多層スケジュールで、自然免疫と獲得免疫が連結される。

自分:病理学の本の免疫の説明に、マクロファージがB細胞に抗原提示して、B細胞がプラズマ細胞になって抗体を産生するって書いてたけど?

ChatGPT o3:

ご指摘の「マクロファージが B 細胞に抗原提示して抗体産生を誘導する」という教科書記述は、“抗原提示”という言葉の使い方が少しゆるやかなために起きる典型的な混同です。整理すると次のようになります。


1. “提示”には 2 種類ある

方式 抗原の“形” 受け手 分子機構
MHC 依存型提示 ペプチド断片(加工済み) 主に CD4⁺ T(MHC‑II)/CD8⁺ T(MHC‑I) MHC と TCR が結合し、共刺激分子 & サイトカインで T を活性化
ネイティブ抗原の“受け渡し” ほぼそのまま(免疫複合体など) B 細胞や濾胞樹状細胞 (FDC) BCR や補体受容体 (CR2) でキャッチ → BCR クロスリンクが一次活性化

ポイント

  • **マクロファージが B 細胞に行うのは後者(ネイティブ抗原の受け渡し)**であって、MHC‑II を介した真正の“提示”ではありません。
  • それでも教科書では “antigen presentation to B cells” と表現されることがあり、混乱を招きます。

2. リンパ節での実際の流れ(細菌抗原の例)

graph LR
A[感染組織のマクロファージ] --MHC-II/IL‑1,‑6, TNF--> Tnaive(ナイーブCD4⁺T)
A --補体/Ig付着抗原--> SCSM[皮質下洞(Medullary/SCS)マクロファージ]
SCSM --ネイティブ抗原--> B0(ナイーブB)
B0 --抗原取り込み&加工--> B*MHC(抗原ペプチド・MHC-II)
Tnaive --活性化後にB区画へ遊走--> Th
B*MHC --CD40/CD40L + IL‑4/‑21 等--> P(プラズマ細胞) & GCB(胚中心B)
  1. サブキャプスラーサイナス(SCS)マクロファージ
    • 補体系や抗体で opsonize された**“まるごと抗原”**を保持し、B 細胞に“見せる”。
  2. B 細胞が自分で取り込み & MHC‑II にロード
    • ここで初めて B 細胞→T ヘルパー への正規の提示が成立。
  3. 活性化 Th (Tfh/Th2) から CD40L & IL‑4/‑21 を受領
    • B 細胞が増殖 → 胚中心形成 → 形質細胞やメモリー B へ分化。

3. どの細胞がどのタイミングでサイトカインを出すか(代表例)

フェーズ 主役 主サイトカイン 機能
急性炎症開始 組織マクロファージ IL‑1β, IL‑6, TNF‑α 発熱・血管透過性 ↑、DC/好中球を呼び込む
T 細胞プライミング 樹状細胞(&マクロファージ) IL‑12, IL‑18 Th1 偏向、IFN‑γ 誘導
Th の自己増殖 活性化 Th IL‑2 クローン拡大
B 細胞支援 Tfh/Th2 IL‑4, IL‑21 抗体クラススイッチ、胚中心維持
再活性化マクロファージ IFN‑γ 刺激下マクロファージ TNF, ROS, NO 殺菌活性・組織リモデリング

4. まとめ

  1. マクロファージが B 細胞に抗原を“受け渡す”ことはあるが、
    • それは MHC‑II ベースの提示ではなく、ネイティブ抗原のハンドオフ
  2. B 細胞自身が抗原を処理して MHC‑II で Th に提示し、Th からの CD40L/IL‑4/IL‑21 シグナルで本格的に分化。
  3. 「マクロファージ→B 細胞→プラズマ細胞」という一文は、上記 1 & 2 を一気に要約した結果と思われる。

したがって、教科書が言いたかったのは
「マクロファージを含む抗原提示細胞が“協力し合って”B 細胞の抗体産生を助ける」
という広義の流れであって、狭義の MHC‑II 提示の主役はあくまで T ヘルパー → B です。

これで腑に落ちるでしょうか?「提示」という語の使われ方が文脈で揺れる点を押さえておくと、各ステップの役割分担がクリアになります。

自分:B細胞が細胞表面に提示しているBCRの役割?

ChatGPT o3:

BCR(B‑cell receptor)――“ただのアンテナ”ではなく多機能司令塔

段階 具体的役割 分子・細胞学的帰結
① 抗原認識・クローン選択 ナイーブ B 細胞表面の 膜結合 IgM/IgD(=BCR)がネイティブ抗原を高親和性で捕捉 たった 1 個体験の結合で ITAM(Igα/Igβ)のリン酸化 → SYK → BLNK → PLC‑γ2 経路が起動し、“このクローンが使える”と判断
② 抗原取り込みと MHC II 提示 BCR‐抗原複合体を クロスマッチ依存性エンドサイトーシスで内部化し、リソソームでペプチド化 加工ペプチドを MHC class II にロード → 胚中心で Tfh に提示して援護信号(CD40L/IL‑4/IL‑21)を獲得
③ シグナル統合による活性化閾値の調整 CD19–CD21–CD81 補助受容体群が補体 (C3d) を検知して BCR シグナルを増幅 “自己 or 非自己”“大量 or 微量”といった文脈を数理統合し、不要な自己反応を抑制
④ 胚中心での親和性成熟セレクション 体細胞超変異で改変された BCR が FDC 上のネイティブ抗原を奪い合い 高親和性クローンのみが 生存/クラススイッチ/メモリー化 のシグナルを受容(≒ Darwinian 選択)
⑤ 分化後の恒常性維持 メモリー B や長寿命形質細胞では BCR シグナルが弱度に持続 BAFF, APRIL と共に生残シグナル(NF‑κB)を提供し、血中抗体プールを安定化
⑥ 中枢・末梢耐性 骨髄および脾・リンパ節で自分抗原に強く結合した BCR は再編集・無反応化・アポトーシスへ 自己免疫の発症を防ぐ安全弁として機能

要点を一文で

BCR は「抗原センサー」と「情報ハブ」を兼ね、B 細胞の運命(活性化/不活化/選抜/生存)を“段階ごと”に制御する中心装置です。
①抗原認識 → ②取り込み+提示 → ③T 細胞と協調 → ④親和性成熟 → ⑤長期維持 → ⑥耐性形成――これら全工程でスイッチ&チェックポイントの役割を果たします。

以上、ChatGPT o3の説明でした。自分にとってわかりやすい説明ではなかったので、Claudeにも訊いてみます。

自分:マクロファージによる抗原提示から、B細胞の抗体産生に至るまでの過程

Claude Opus 4:

マクロファージから始まる抗体産生過程を段階的に説明します。

1. 抗原の取り込みと処理

マクロファージが病原体や異物を貪食すると、ファゴソーム内でタンパク質分解酵素により抗原がペプチド断片に分解されます。これらのペプチドは小胞体で合成されたMHCクラスII分子と結合し、細胞表面に移動します。

2. ヘルパーT細胞への抗原提示

マクロファージ表面のMHC-II-ペプチド複合体は、主にリンパ節でナイーブCD4+ T細胞のT細胞受容体(TCR)と結合します。同時に、マクロファージはB7分子(CD80/CD86)を発現し、T細胞のCD28と結合して共刺激シグナルを提供します。また、IL-12などのサイトカインを分泌してT細胞の活性化を促進します。

3. ヘルパーT細胞の活性化と分化

TCRシグナルと共刺激シグナルを受けたCD4+ T細胞は活性化し、増殖を開始します。サイトカイン環境に応じて、主にTh2細胞(IL-4、IL-5、IL-13産生)またはTfh細胞(濾胞ヘルパーT細胞)に分化します。B細胞の抗体産生にはこれらの細胞が重要な役割を果たします。

4. B細胞の抗原認識

B細胞は、その表面に発現するB細胞受容体(BCR、膜結合型免疫グロブリン)を介して、可溶性抗原や細胞表面の抗原を直接認識します。抗原がBCRに結合すると、B細胞は抗原を内在化し、MHCクラスII分子上に提示します。

5. T細胞-B細胞相互作用

活性化したヘルパーT細胞(特にTfh細胞)は、抗原を提示しているB細胞を認識します。T細胞のCD40リガンド(CD40L)がB細胞のCD40と結合し、強力な活性化シグナルを提供します。同時に、T細胞はIL-4、IL-21などのサイトカインを分泌し、B細胞の増殖と分化を促進します。

6. B細胞の活性化と増殖

CD40シグナルとサイトカインシグナルを受けたB細胞は、リンパ節の胚中心で急速に増殖します。この過程で、免疫グロブリン遺伝子に体細胞超変異が起こり、抗原への親和性が変化した多様なB細胞クローンが生成されます。

7. 親和性成熟とクラススイッチ

胚中心では、高親和性のBCRを持つB細胞が選択的に生存し、低親和性のものはアポトーシスを起こします。また、T細胞由来のサイトカインの影響で、B細胞は抗体のクラススイッチを行い、IgMからIgG、IgA、IgEなどへと変換します。

8. 形質細胞への分化と抗体産生

選択されたB細胞の一部は形質細胞に分化します。形質細胞は小胞体とゴルジ体が発達した細胞で、大量の抗体を産生・分泌します。一つの形質細胞は毎秒数千個の抗体分子を分泌できます。

9. メモリーB細胞の形成

活性化B細胞の一部はメモリーB細胞となり、長期間生存します。再度同じ抗原に遭遇した際には、迅速かつ強力な二次免疫応答を起こします。

この一連の過程により、マクロファージによる初期の抗原認識から、特異的な抗体を産生する獲得免疫応答が確立されます。この過程には通常1-2週間を要し、初回感染時の防御には間に合わないことが多いですが、二次感染に対しては強力な防御機構として機能します。

自分:活性化したヘルパーT細胞(特にTfh細胞)は、抗原を提示しているB細胞を認識します。ってどうやって?このステップにおいて、同一の抗原が、どういう役割を果たすの?

Claude Opus 4:

優れた質問ですね。この過程での「同一抗原」の役割は免疫応答の特異性を保証する重要なメカニズムです。

Tfh細胞とB細胞の相互認識メカニズム

1. 同一抗原による連結(Linked Recognition)

この過程の鍵は「連結認識」と呼ばれる原理です:

  • B細胞:BCRを介して抗原全体を認識・取り込み
  • B細胞:取り込んだ抗原を分解し、ペプチド断片をMHC-II上に提示
  • Tfh細胞:その同じペプチド断片をTCRで認識

つまり、B細胞とT細胞は同じ抗原の異なる部分を認識しています。

2. 具体例での説明

例えば、ウイルスの表面タンパク質の場合:

  • B細胞のBCRは、ウイルス表面の立体構造(エピトープ)を認識
  • B細胞は全タンパク質を取り込んで分解
  • 分解されたペプチド(例:15-20アミノ酸)をMHC-II上に提示
  • 同じウイルスに反応して活性化したTfh細胞が、このペプチドを認識

3. 場所的な出会い

リンパ節の構造が重要です:

  • T細胞ゾーン:マクロファージや樹状細胞が抗原提示し、T細胞が活性化
  • B細胞濾胞辺縁:活性化B細胞が移動
  • T-B境界領域:両細胞が出会う場所
  • 活性化したTfh細胞は、ケモカインCXCR5を発現してB細胞濾胞方向へ移動

4. 認識の特異性

同一抗原の役割:

  • 特異性の保証:同じ病原体に反応したT細胞とB細胞のみが相互作用
  • 誤った組み合わせの防止:異なる抗原に反応した細胞同士は結合しない
  • 効率的な応答:関連する細胞のみが協力して抗体産生

5. 相互作用の過程

  1. B細胞がMHC-II-ペプチド複合体を提示
  2. Tfh細胞が複数のB細胞を「スキャン」
  3. TCRが適合するペプチドを見つけると安定した結合形成
  4. 免疫シナプスの形成(数分〜数時間)
  5. CD40-CD40L結合とサイトカイン分泌

この仕組みの生物学的意義

この「連結認識」により:

  • 無関係な抗体産生を防ぐ
  • 病原体特異的な抗体のみを効率的に産生
  • 自己反応性B細胞の活性化を抑制
  • ワクチンでは、キャリアタンパク質(T細胞エピトープ提供)とターゲット抗原(B細胞エピトープ)を結合させてこの原理を利用

このように、同一抗原は異なる認識様式(B細胞の立体構造認識とT細胞のペプチド認識)を通じて、特異的な免疫応答を確実にする「共通言語」として機能しています。

自分:同じウイルスでも、マクロファージが提示する部分と、B細胞が提示する部分は異なるよね。するとマクロファージから提示された抗原を認識するTCRをもつTh細胞は、B細胞が提示する(別の部分の)抗原を認識できないんじゃないの?

Claude Opus 4:

非常に鋭い指摘です!これは免疫学の重要なポイントで、実際にこの問題は起こり得ます。

なぜT細胞とB細胞のマッチングが成立するのか

1. 複数のペプチドが提示される

一つのウイルスタンパク質から、実は多数の異なるペプチドが生成されます:

  • マクロファージ:ウイルス全体を貪食し、複数のタンパク質から多様なペプチドを提示
  • B細胞:特定のタンパク質を取り込んでも、そこから複数のペプチドを生成
  • 各細胞は数千〜数万のMHC-II分子を持ち、様々なペプチドを同時に提示

2. T細胞の多様性

マクロファージに対して活性化するT細胞も多種多様です:

  • ウイルスペプチドA を認識するT細胞群
  • ウイルスペプチドB を認識するT細胞群
  • ウイルスペプチドC を認識するT細胞群…

これらすべてが「そのウイルスに反応するヘルパーT細胞」となります。

3. 確率的なマッチング

例えば:

  • マクロファージが提示:ペプチドA、B、C、D、E
  • B細胞1が提示:ペプチドC、F、G(Cが共通!)
  • B細胞2が提示:ペプチドH、I、J(共通なし)

この場合、ペプチドCを認識するT細胞のみがB細胞1を助けることができ、B細胞2は助けを得られません。

4. 実際の免疫応答での選択

成功するB細胞

  • T細胞が認識できるペプチドを提示したB細胞のみが活性化
  • これらのB細胞だけが増殖して抗体産生

失敗するB細胞

  • T細胞が認識できないペプチドしか提示しないB細胞
  • T細胞の助けを得られず、アポトーシスで死滅

5. この仕組みの意味

この「不完全なマッチング」は実は利点でもあります:

免疫優勢(Immunodominance)

  • 効率的に提示されるペプチドに対する応答が優先される
  • 最も重要な抗原部分に対する抗体が選択的に産生

自己寛容の維持

  • すべてのB細胞が活性化されるわけではない
  • 不適切な反応が起こりにくい

6. 実例:ワクチン設計への応用

この原理を利用した例:

  • 結合型ワクチン小さな糖鎖(B細胞エピトープ)を大きなキャリアタンパク質(T細胞エピトープ源)に結合
  • キャリアタンパク質由来のペプチドを認識するT細胞が、糖鎖を認識したB細胞を助ける

まとめ

ご指摘の通り、すべてのT細胞-B細胞の組み合わせがうまくいくわけではありません。しかし:

  1. 多数のペプチドが提示される
  2. 多様なT細胞が活性化される
  3. 確率的にマッチする組み合わせのみが成功する

この「選択的な成功」により、最も効果的な抗体応答が生み出されます。これは免疫系の洗練されたメカニズムの一例と言えるでしょう。

(Claude Opus 4)

上の説明はなるほどと思いました。B細胞は多数の種類のMHCII分子と多様な抗原を提示できるんですね。なので通常なら抗原になりえない低分子に対するBCRを持ったB細胞が、この低分子のキャリアタンパク質の一部を提示して、そのキャリアタンパク質を認識したヘルパーT細胞に活性化してもらうということが起こるようです。

IP3やPIP2といった低分子に対する抗体が産生できる原理

(Claude Opus 4)

非常に興味深い質問です!IP3やPIP2のような低分子に対する抗体産生は、通常のタンパク質抗原とは異なる特殊なメカニズムが必要です。

なぜ低分子への抗体産生が困難なのか

1. T細胞の認識問題

  • T細胞はMHC上に提示されたペプチドしか認識できない
  • IP3やPIP2は脂質由来の低分子で、ペプチドではない
  • したがって、直接的にはT細胞の助けを得られない

2. サイズの問題

  • 低分子は単独ではB細胞受容体を効率的に架橋できない
  • 免疫応答を誘導するには不十分なサイズ

低分子抗体産生の原理

1. ハプテン-キャリア結合

基本原理

  • 低分子(ハプテン)を大きなタンパク質(キャリア)に化学的に結合
  • 例:IP3-BSA(ウシ血清アルブミン)結合体

メカニズム

  1. IP3-タンパク質複合体
  2. ↓ B細胞:IP3部分を認識(BCR)
  3. ↓ 複合体全体を取り込み
  4. ↓ キャリアタンパク質由来のペプチドをMHC-IIに提示
  5. ↓ T細胞:キャリア由来ペプチドを認識
  6. ↓ B細胞活性化→抗IP3抗体産生

2. 実験的な抗体作製法

免疫化の手順

  1. IP3やPIP2を化学的にキャリアタンパク質に結合
  2. アジュバントと共に動物に免疫
  3. キャリア特異的T細胞が、IP3結合部位を認識したB細胞を助ける
  4. IP3特異的抗体を産生する形質細胞が生成

3. T細胞非依存性応答の可能性

一部の脂質抗原では:

  • 反復構造を持つ場合、BCRの強力な架橋によりT細胞の助けなしに活性化
  • ただし、IP3やPIP2単独では困難

4. 生体内での低分子認識

自然な状況では

  • IP3やPIP2は通常、タンパク質と結合して存在
  • 脂質結合タンパク質との複合体として認識される可能性
  • 細胞膜上でクラスター形成により認識される場合も

抗IP3/PIP2抗体の特徴と課題

1. 交差反応性

  • 類似構造を持つ他のイノシトールリン脂質と交差反応
  • 特異性の確認が重要

2. 検出における利点

  • 免疫組織化学:固定により脂質-タンパク質架橋が形成
  • これにより抗体がアクセス可能に

3. 生理的意義

  • 自己免疫疾患:抗リン脂質抗体症候群
  • 脂質-タンパク質複合体に対する自己抗体が病態に関与

モノクローナル抗体作製の実際

  1. ハイブリドーマ法
    • ハプテン-キャリア複合体で免疫
    • B細胞とミエローマ細胞を融合
    • IP3/PIP2特異的クローンをスクリーニング
  2. ファージディスプレイ法
    • 合成抗体ライブラリーから選択
    • T細胞の助けを必要としない

まとめ

IP3やPIP2のような低分子に対する抗体産生は、主にハプテン-キャリア原理により可能となります。キャリアタンパク質がT細胞エピトープを提供し、低分子を認識したB細胞がT細胞の助けを得て活性化・抗体産生に至ります。これは免疫系の柔軟性を示す優れた例と言えるでしょう。

(Claude Opus 4)

自分:今の場合、樹状細胞やマクロファージは登場しないってこと?B細胞が抗原提示細胞として、Tヘルパー細胞に抗原提示して、TCRがマッチしたTヘルパー細胞が、そのB細胞を活性かするの?

Claude Opus 4:

素晴らしい洞察です!まさにその通りで、この点は免疫学の重要な概念です。

B細胞が抗原提示細胞として機能する

1. 二段階の抗原提示

第一段階:T細胞の初期活性化

  • 樹状細胞/マクロファージが抗原を取り込み
  • ナイーブT細胞に抗原提示
  • T細胞が活性化・増殖

第二段階:B細胞との相互作用

  • B細胞自身が抗原提示細胞として機能
  • 既に活性化したT細胞に抗原提示
  • T細胞からの助けを受ける

2. なぜB細胞が直接提示する必要があるのか

特異性の確保

B細胞A(抗IP3抗体産生予定)
  ↓ IP3-BSA複合体を取り込み
  ↓ BSA由来ペプチドを提示
  ↓
T細胞(抗BSAペプチド特異的)
  ↓ このB細胞を認識・活性化
  ↓
抗IP3抗体産生

もし別の細胞が提示していたら、無関係なB細胞が活性化される危険があります。

3. B細胞の抗原提示能力

B細胞の特徴

  • MHCクラスII分子を発現
  • BCRを介して特異的に抗原を取り込み
  • 樹状細胞より効率は劣るが、抗原特異的な濃縮が可能

濃縮効果

  • BCRが1000倍以上の効率で特定抗原を取り込み
  • 低濃度の抗原でも効率的に提示可能

4. 実際の過程

1. 樹状細胞がBSA(キャリア)を提示

↓ 2. ナイーブT細胞が活性化(抗BSA T細胞)

↓ 3. B細胞がIP3-BSA複合体をBCR経由で取り込み

↓ 4. B細胞がBSA由来ペプチドを提示

↓ 5. 活性化T細胞がB細胞を認識

↓ 6. 相互作用により抗IP3抗体産生

5. この仕組みの利点

選択的活性化

  • IP3を認識したB細胞のみが複合体を取り込む
  • そのB細胞だけがBSAペプチドを効率的に提示
  • 結果として、IP3特異的B細胞のみが選択的に活性化

効率性

  • 抗原特異的B細胞とT細胞の出会いが保証される
  • 無駄な抗体産生を防ぐ

6. T細胞非依存性との違い

一部の抗原(多糖類など)では:

  • B細胞が直接活性化(T細胞不要)
  • しかし、IP3のような低分子単独では困難
  • キャリア結合によりT細胞依存性応答に変換

まとめ

はい、IP3-キャリア複合体の場合:

  1. 初期には樹状細胞がキャリアタンパク質を提示してT細胞を活性化
  2. その後、B細胞自身が抗原提示細胞として機能
  3. B細胞が取り込んだ複合体からキャリア由来ペプチドを提示
  4. 既に活性化したT細胞がこのB細胞を認識・活性化

これにより、IP3を認識する正しいB細胞のみが選択的に活性化され、IP3特異的抗体が産生されます。B細胞の二面性(抗体産生細胞 + 抗原提示細胞)が、この精巧なシステムの鍵となっています。

自分:

樹状細胞による抗原提示によって活性化されたT細胞しか、B細胞による抗原提示を認識できないってこと?

Claude Opus 4:

いいえ、そうとは限りません!重要な点を整理させてください。

T細胞の活性化状態と認識能力

1. ナイーブT細胞 vs 活性化T細胞

ナイーブT細胞

  • 理論上はB細胞が提示する抗原も認識可能
  • しかし、B細胞からの刺激では活性化しにくい
  • 理由:B細胞は共刺激分子(CD80/86)の発現が低い

活性化T細胞

  • 既に活性化しているため、より弱いシグナルでも応答可能
  • B細胞からの抗原提示でも十分に反応

2. なぜ通常は樹状細胞が先なのか

樹状細胞の優位性

  • 強力な共刺激分子発現
  • IL-12などの活性化サイトカイン産生
  • 効率的な抗原取り込みと処理
  • リンパ節への移動能力

B細胞の限界

  • 共刺激能力が弱い
  • 主に特異的抗原のみ取り込み
  • ナイーブT細胞の完全活性化は困難

3. 実際の免疫応答での順序

典型的な流れ:

1. 樹状細胞 → ナイーブT細胞(強力な活性化)

2. B細胞 → 活性化T細胞(追加の活性化と分化誘導)

しかし例外もある:

– 非常に強い抗原刺激

– 既存のメモリーT細胞 – 特殊な状況下

4. B細胞による初期活性化の可能性

特殊な条件下では

  • 大量の抗原
  • 強力なアジュバント
  • B細胞自体が活性化されている場合 → B細胞もナイーブT細胞を活性化できる可能性

ただし効率は低い

  • 樹状細胞と比べて10-100倍効率が悪い
  • 完全な活性化に至らない場合も

5. メモリーT細胞の場合

重要な例外

  • メモリーT細胞は活性化閾値が低い
  • B細胞からの抗原提示でも迅速に応答
  • 二次免疫応答で重要

6. 生理的意義

なぜこの仕組みなのか

品質管理

  • 樹状細胞による「お墨付き」を得たT細胞のみが通常は反応
  • 自己反応性の抑制

効率性

  • 樹状細胞で大量のT細胞を活性化
  • B細胞は自分に必要なT細胞を選択

柔軟性

  • 緊急時にはB細胞も初期活性化に貢献可能

まとめ

原則として

  • ナイーブT細胞の活性化は主に樹状細胞が担当
  • B細胞は主に既に活性化したT細胞と相互作用

しかし

  • B細胞もナイーブT細胞を認識・活性化する能力はある
  • ただし効率が悪く、通常の免疫応答では副次的役割

つまり、「樹状細胞に活性化されたT細胞しか認識できない」のではなく、「樹状細胞に活性化されたT細胞の方が効率的に認識・応答できる」というのが正確です。

この柔軟性により、免疫系は様々な状況に対応できるようになっています。

新型コロナウイルス南アフリカ型の日本国内における感染状況

2021年5月

新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者等の発生について(空港検疫)令和3年5月21日(金) 厚生労働省 海外から到着した者で、検疫により確認された新型コロナウイルス感染症の患者等について、国立感染症研究所で検査したところ、英国で最初に検出された変異株が19例、南アフリカで最初に検出された変異株が7例、日本でブラジルからの渡航者に最初に検出された変異株が1例、フィリピンで最初に検出された変異株が1例確認されました。

  • ※No.49、73、78~80、115、147は南アフリカで最初に検出された変異株
  • No. 到着地 到着日 年代 性別 滞在国 症状
  • 49 成田 4月21日 40代 男性 ウガンダ 無症状
  • 73 羽田 4月26日 60代 男性 インド 無症状
  • 78 成田 4月27日 50代 女性 フィリピン 無症状
  • 79 成田 4月27日 50代 女性 フィリピン 無症状
  • 80 成田 4月27日 20代 男性 フィリピン 無症状
  • 115 成田 4月30日 20代 女性 ネパール 無症状
  • 147 成田 5月2日 20代 女性 アメリカ合衆国 無症状

福岡県で500人コロナ感染、県内初の南アフリカ型変異株を確認 5月19日発表 2021年5月19日 午後7時05分 腹囲新聞 福岡県は2021年5月19日、新型コロナウイルスに感染した4人が死亡し、500人の陽性が判明したと発表した。これまでに計上した感染者1人から、県内初となる南アフリカ型の変異株を確認したことも明らかにした。

2021年3月

フィリピン、南ア型コロナ変異株を初確認 ワクチン効果に懸念 2021年03月02日(火)15時37分 Newsweek REUTERS [マニラ 2日 ロイター] – フィリピン保健当局は2日、新型コロナウイルスの南ア型の変異株の感染者が6人確認されたと明らかにした。同国で南ア型変異株の感染が確認されるのは初めて。‥ 確認された6人中3人は国内感染で、2人は海外から帰国したフィリピン人。残りの1人は現時点で感染経路が特定できていないという。

2021年2月

<新型コロナ>南アフリカ型変異株に2人感染 神奈川で初、50代女性と10代男性 2021年2月5日 11時06分 東京新聞 厚生労働省と神奈川県は4日、南アフリカで拡大している新型コロナウイルスの変異株に、県内の50代女性とその濃厚接触者の10代男性が感染したと発表した。県によると、国内で南ア型の変異株が空港検疫以外で見つかるのは初めて。‥ 女性は1月にアフリカ地域から帰国し、成田空港での検疫では陰性だったため、自家用車で帰宅した。女性は国の要請に基づく2週間の自宅待機中だった同月中旬に、10代男性は同月下旬に、それぞれ発熱などの症状が症状が出てコロナ陽性が判明。

臨床研究における後ろ向き研究(後方視的研究)とは

人を対象とした研究、すなわち臨床研究においては、研究のデザインというものがいくつか存在します。研究のデザインをどう分類するかは、教科書によって多少異なることもあるのですが、大きく分けるとまず、「介入研究」と「観察研究」があります。介入研究は研究者が研究対象となる人達を2つの群、対照群と実験群に分けて、実験群に対して「介入」すなわち何らかの操作を行います。操作は薬剤投与など何かしら効果を試したい内容のものです。一方、観察研究では研究者は何かの要因に基づいて研究対象を2つに分けて比較します。その場合、研究者が何か操作をするわけではなく、もともと存在した要因(暴露因子)に基づいてグループ分けをします。例えば、喫煙者と非喫煙者といった具合です。

観察研究は、「暴露」と「イベント」(例えば、暴露として喫煙、イベントとして肺がんを罹患すること)が、時間的に追って分析しているか、同時に分析しているかにより、「縦断研究」と「横断研究」とに分類されます。縦断研究は、前向き研究と後ろ向き研究とに分けられます。前向き研究では、研究開始時に暴露群と対照群を設定し、これらの「コホート」(集団)を時間的に追跡調査して、例えば喫煙者と非喫煙者で将来肺がんに罹患する人がどれくらいいるかを調べます。これに対して、後ろ向き研究では、研究開始時点ですでに、患者のデータが出そろっています。つまりカルテなどの診療記録に基づいて過去の喫煙歴とその後の肺がんの罹患の有無を調べるわけです。

後ろ向き研究は、観察研究を後ろ向きに行うものなので、後ろ向き観察研究とも呼ばれることもあります。

後ろ向き研究(rerospective study)は研究開始時点からさかのぼってデータを収集し解析する観察研究の一種で、臨床研究における”対象”、”イベント”、”エンドポイント”は重要な要素ですが、後ろ向き研究ではこれらの情報はすでに”収集され”、”発生した”ものです。それらを電子カルテなどから”拾ってきて”データベースを構築することになります。(臨床研究アウトプット術 中外医学社 105ページ)

後ろ向き研究の中には、後ろ向きコホート研究と症例対照研究とがあります。後ろ向きコホート研究では、「暴露群」と「非暴露群」とにまずわけて、両群がその後どれくらい病気を発症したかを調べます。症例対照研究では、まず最初に病気を発症した群と、発症していない群とを定めて、それぞれに関して過去における暴露の有無を調べます。

稀な疾患の場合には、症例対照研究に利点があります。逆に、暴露が稀な場合には、暴露の有無が研究の起点となる後ろ向きコホート研究に分があります。

参考

  1. 臨床研究アウトプット術 中外医学社 2020年2月25日
  2. 感染症集団発生事例調査 の基本ステップ 平成16年度 国立感染症研究所 感染症情報センター 中島一敏
  3. 表2-1 疫学の研究デザインのまとめ
  4. 疫学の研究方法

 

臨床研究や基礎研究を実施するときに遵守すべき該当する法律

研究は研究者が勝手にやってよいものではなく、法律による規制があります。特に人を対象とする臨床研究の場合には、動物実験の研究よりもはるかに大きな制約が課せられています。それはもちろん、過去の非人道的な人体実験の過ちを二度と繰り返さないために作られたものです。また最近のディオバン事件のように、研究不正を抑止する目的で作られた法律もあります(臨床研究法)。法律だけでは具体的な細かい内容まで規程できないため、法律に基づいていくつかの「指針」が策定されており、これらの指針を遵守することが研究者には義務付けられています。指針の正式名称は長いため、よく略称が用いられます。「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」が「ゲノム指針」といった具合です。

臨床研究法

臨床研究法は、ディオバン事件などの反省から作られた法律で、平成30年4月1日から施行されていいます。臨床研究法の中では、第2条で臨床研究が定義されており、特に、「特定臨床研究」に該当する臨床研究を定義して(第2条二)、該当する場合の規定が細かく定められています。

  1. 臨床研究法 (e-gov)

薬機法

薬機法は、薬事法が2014年11月25日に改正されたあとの通称で、正式な名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」です。国の承認を受ける目的で行われる臨床試験(治験)は、この法律に基づいて行われます。また、化粧品や健康食品の誇大広告を取り締まるのもこの法律。

  1. 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 (e-gov)

薬機法に違反した例

  1. 薬機法違反に関わる違反表現・広告事例集134選 「お肌の調子はどうですか」痩せた体験談 研究機関等が作成した資料を販売に引用 「血圧の気になる方に」「疲れた体に」「医者いらず」ほか

個人情報保護法

「個人情報の保護に関する法律」

  1. 個人情報の保護に関する法律 (e-gov) 平成十五年  法律第五十七号 2003年公布、2005年全面施行
  2. 【2022年4月施行】個人情報保護法改正とは?改正点を解説!(新旧対照表つき)(契約ウォッチ)
  3. 「個人情報保護法」が12年ぶりに改正!個人情報の匿名加工でビッグデータ利活用を促進 (FUJITSU JOURNAL 2017年1月30日)「改正個人情報保護法」として、2017年5月30日に施行 される見込みです。‥ 今回の改正では、主に「個人情報の定義の明確化」や「ビッグデータの利活用促進」などが規定されます。 中でも注目されるのは、「個人情報に匿名加工を行うことで、本人の同意がなくても第三者提供が可能となる」ことです。例えば、マーケティングにおいて「交通機関で集めた移動データを利活用することで、研究機関や広告・イベント運営会社が事故・災害も考慮した安全・効率的なイベント運営を実現 する」などの作業が、本人の同意がなくとも行えるようになります。

 

動物の愛護及び管理に関する法律

「動物の愛護及び管理に関する法律」の略称は「動物愛護管理法」、「動物愛護法」と呼ばれることもあります。2013年と2019年に法改正が行われました。

  1. 動物の愛護及び管理に関する法律 (e-gov) 昭和四十八年 法律第百五号

 

再生医療等の安全性の確保等に関する法律

  1. 再生医療等の安全性の確保等に関する法律 平成二十五年 法律第八十五号 (e-gov)

 

ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律

  1. ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律 (e-gov) 平成十二年 法律第百四十六号

 

移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律

  1. 移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律 平成二十四年 法律第九十号 (e-gov)

 

再生医療を国民が迅速かつ安全に受けられるようにするための施策の総合的な推進に関する法律

  1. 再生医療を国民が迅速かつ安全に受けられるようにするための施策の総合的な推進に関する法律 (e-gov) 平成二十五年 法律第十三号

参考

  1. 臨床研究者が遵守すべき法律や指針:「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」その他

「のどちんこ」(口蓋垂)の、上品で恥ずかしくない別の呼び方は?

人前で性的な言葉を口にするのは通常、憚られるはずですが、「のどちんこ」に関しては男性の外部生殖器を表す俗称がその言葉の中に含まれているにも関わらず、日常語として広く用いられています。のどちんこのことを医学用語では口蓋垂(こうがいすい)と言いますが、一般の人は「こうがいすい」と言われてもピンとこないでしょう。かといってほかに適当な呼び方が思いつきません。残念ながらのどちんこは、のどちんこなのです。しかしながら、その呼び名には困惑してしまうという人たちも少なからず存在するようです。

のどちんこと口にすることは恥ずかしい?

  • 今のところ「のどの奥」と言わせています
  • 「のどの、あの、あの辺りを」とか言いにくかったです。
  • 大人になってからは言えなくて単に「喉」と曖昧に言ってました。
  • 一つのつながった単語だと捉えていた頃は抵抗なかったのですが、 「あれ? 喉の・・・ち◯こ?」 気づいたらもう言えません!

(のどちんこ、の上品な言い方は?(やや駄)ハルハル 2011年8月29日 9:55 発現小町

のどちんこを別名で呼ぶことのリスク

  • 独自のネーミングをしたとして、 「それ何?」と問い返されたらどうします? 「のどちんこ のことよ。」と答えたのでは意味ないでしょう。‥ 「ちんこ」という言葉をあえて避けているのだな、というのがバレてしまうと、かえって‥ (のどちんこ、の上品な言い方は?(やや駄)ハルハル 2011年8月29日 9:55 発現小町

のどちんこの別の呼称

のどひこ

ドイツ語でRの発音の仕方が2種類あって、ひとつは「巻き舌のR」、思い切りルルルル!とべらんめえみたいに巻き舌する発音と、もうひとつが「のどひこのR」でのどの奥のほうをこすり合わせるように発音する方法でした。NHKラジオ講座でずいぶん説明を聞いて練習しました。(のどちんこ、の上品な言い方は?(やや駄)ハルハル 2011年8月29日 9:55 発現小町

のどちんぽ

のどちんこものどちんぽも広辞苑に普通に載っているそうです。