A4サイズの電子ペーパー、カラー化された電子ペーパー製品比較

自分の場合、PCの液晶画面は長時間見ていると目への負担が大きすぎて、3時間もすると視覚以上が生じます。目の保護のために電子書籍を読む場合には電子ペーパーを利用してきました。これまでソニーのA4サイズの電子ペーパー、デジタルペーパーDPT-RP1を愛用してきましたが、電源ボタン部分がちょっと陥没したようになって動作がすこし怪しい状態です。桿体の閉じ方が甘くなってきたせいのようです。ペンも無くしてしまい、新たに買うべきか悩んでいるところです。

そんな中、デジタルペーパーがカラー化されていることに気付きました。ソニーはすでにデジタルペーパーは製造中止にして、開発もやめてしまったようですが、同等品を富士通がQUADERNO(クアデルノ)という名前で売っていました。そのクアデルノがついにカラー化して登場したというわけです。

自分の場合、電子ペーパーで一番読みたいのは論文なので、論文がちょうど見やすいA4サイズであることが必須です。カラーでA4サイズの電子ペーパーとなると販売されている製品はかなり絞られてしまって、ほぼ選択肢がありません。富士通クアデルノ一択になるでしょう。

欲を言えばきりがないのですが、本当はアマゾンのキンドル書籍もしょっちゅう買って読んでいるので、キンドルとPDFの両方が読めて、ノートが取れるA4サイズのカラーの電子ペーパーが欲しいのですが、当面そういったものが出てくる気配はありません。仕方がないので、キンドルスクライブと電子ペーパーの2つを持ちくようにしています。

富士通

クアデルノ https://www.fmworld.net/digital-paper/top.html 内蔵メモリー容量32GB/約22GB以上 外部ストレージ接続不可 サポートファイルフォーマット(拡張子) PDF (.pdf)

RAMがソニーの製品の倍あるのはいいですね。ソニーの初期のデジタルペーパーは、SDカードが挿せたので、ある意味、ストアレージ容量が無限だったわけですが、SDカードが使えないで本体メモリだけというのは、いつかいっぱいになってしまいそうで懸念材料です。あまり読まなくなったのものを移していくしかないのでしょう。

読めるファイルフォーマットはPDFという潔さです。まあ、PCじゃないので仕方ないのでしょうか。しかし国外メーカーはマイクロソフトワードも読めたり、電子書籍の一部のファイルフォーマットが読めたりするものもあり、コンセプトの違いがあります。重さや価格などもし同じ範囲に入ってくる製品があれば、PDFしか読めないというのは利用者の幅を狭める恐れはあります。しかし読むべき書類がほぼPDFという人であれば、余計なファイルフォーマットへの対応は不要なことでしょう。

 

SONY

デジタルペーパーDPT-RP1 https://www.sony.jp/digital-paper/products/DPT-RP1/ 本体メモリー容量:約16GB、使用可能領域:約11GB

カラー化に至るまで、ソニーの意地を見せて欲しかったのですが、白黒のデジタルペーパーをもってして、残念ながら製造中止、開発中止です。