『多変量解析の展開 隠れた構造と因果を推定推理する』(統計科学のフロンティア5 岩波書店 2002年12月10日)
図書館で借りました。
共著ですが各チャプターの著者がその領域の第一人者ばかりで、それだけでも刺激的な本であることがわかります。
目次
第I部 独立成分分析とその周辺 甘利俊一
1 信号の混合と分離独立成分分析の枠組み 2 問題の定式化 3 独立成分分析,主成分分析,因子分析 4 確率変数の従属性コスト関数 5 最急降下学習法 6 自然勾配学習法 7 独立成分分析における最急降下学習 8 推定関数と学習アルゴリズム 9 独立成分の逐次的抽出 10 信号の時間相関を利用する方法 11 時間的な混合とデコンボリューション 12 画像の分解と独立成分解析 参考文献
第II部 構造方程式モデリング,因果推論,そして非正規性 狩野裕
1 因果推論何が問題か 2 検証的因果推論パス解析 3 探索的因果推論共分散選択 4 構造方程式モデリング 5 因果の大きさを正確に測定する 6 因果の方向を同定する 7 回帰分析の役割 8 非正規性の問題 9 構造方程式モデリングの役割まとめに代えて 参考文献
第III部 疫学・臨床研究における因果推論 佐藤俊哉・松山裕
1 因果を探る 2 因果モデル 3 因果グラフ 4 因果パラメータの推定 5 因果は巡る 参考文献
補論A 分布の非正規性の利用 竹内啓
補論B 多次元AR モデルと因果関係 石黒真木夫