細胞呼吸の化学反応式

グルコースが解糖系、TCA回路、電子伝達系(酸化的リン酸化)の過程を経て完全に酸化された場合の、細胞呼吸の化学反応式として、生化学の教科書で

C6H12O6 + 6O2 6CO2 + 6H2O

という式をよく見かけます。その一方で、

C6H12O6 + 6O2 + 6H2O 6CO2 + 12H2O

という式を書いてある資料も見かけます。両辺に水があって不思議に思っていました。同じ物質だから左辺をなくして右辺の係数が6でいいのではないかと思うわけです。実際、左辺に水をかかない説明のほうが多いようです。しかし、この表記の食い違いは何なのでしょうか。

ヤフー知恵袋の回答者による説明がありました。

通常化学反応式の右辺と左辺には、同じ物質を書かないですが、クエン酸回路に 6 H2O、電子伝達系から12 H2Oをわかりやすいように、別々に書いてあります。グルコースの単純な燃焼反応と区別するためです。https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11245414566

ウィキペディアにもクエン酸回路で入ってくる水分子の説明がありました。

2 アセチルCoA(CH3COSCoA) + 6NAD+ + 2FAD + 2GTP + 2Pi + 6H2O ⟶4CO2+6NADH+6H++2FADH2+2GTP+2HSCoA (細胞呼吸 ウィキペディア)

電子伝達系は

細胞呼吸 ウィキペディア)