バイオセーフティレベルの2種類の呼称
- バイオセーフティマニュアル (OIST) バイオロジカルセーフティレベルは、2種類ある。一つは、遺伝子組換え実験に適用する実験分類で、哺乳綱及び鳥綱への病原性に基づきクラス1~クラス4が設定されている。核酸供与体及び宿主の実験分類とその他の条件を考慮して、
Protection Levelと呼ばれる P1 ~ P 4までの拡散防止措置レベルが決定される。もう一つは、ヒトへのリスクを基準として、病原体等に適用するもので Biosafety Levelと呼ばれ、BSL1 ~ BSL4まで4レベルがある。2つのバイオロジカルセーフティレベルの危険性及び必要とする設備等は、ほぼ同等であるが、対象となる生物種は若干異なるので注意が必要である。
- セルプロセッシング施設および バイオセーフティ施設への取り組み (Vol.89 No.05 430-431 2007.05 医薬品産業における日立グループのソリューション )(WHO)の指導によりBSL1,BSL2,BSL3,BSL4に呼称変更 されている。
P1AのAの意味
- 遺伝子組換え実験に必要な拡散防止措置 (大阪大学)動物使用実験を行う場合は、逃亡防止(2重ドアやネズミ返し等)を設置し、レベル表示の後ろに「animal」の「A」を付す(例:P1A)。
参考
- 遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律等に関する説明資料 平成18年10月文部科学省研究振興局ライフサイエンス課生命倫理・安全対策室
- 遺伝子組換え実験を始める前に-これだけは知っておきたい基本情報-平成19年7月3日ライフサイエンス課生命倫理・安全対策室