鰓弓(さいきゅう)の発生

スポンサーリンク

鰓弓の番号について

鰓弓の数え方(名称)ですが、第一鰓弓は2つのふくらみに分かれているので、1番めと2番目に見える前方からかぞえた2つのふくらみが、第一鰓弓になります。その後ろに第二鰓弓、第三鰓弓、第四鰓弓、第五はなくて、第六鰓弓となります。第五鰓弓はできてすぐ退縮するみたいで存在しません。図で膨らみを見て数えても、名前と一致しないということが起きるんですね。

  1. 3D Embryology of Pharyngeal arches, Pharyngeal Pouches, Pharyngeal clefts and Pharyngeal Apparatus MedicoVisual – Visual Medical Lectures チャンネル登録者数 4.26万人 3胚葉からなるディスクがフォールディングによって三重の円筒になる様子がコンピューターグラフィックスにより説明されていました(2分44秒頃)。鰓弓の説明は16分18秒から。19分44秒からは、鰓弓における外胚葉、中胚葉、内胚葉の構造が説明されていて、これがとてもわかりやすいです。教科書の図だけ眺めていても全くわからなかったことが、解説されていました。21分14秒から、内胚葉(内側は空隙)が外側に向かって陥没して咽頭葉(pharyngeal pouch)をつくり、その陥没したさきが、外胚葉の咽頭溝pharyngeal grooveのへこみと向かい合うことが示されます。ここまでコンピュータグラフィックスで説明した後に、23分10秒頃に、教科書に出てくる鰓弓の断面図が紹介されて、対応関係の理解が深まります。ここまでこの動画を見たあとで、Ninja Nerdの動画をみると、鰓弓の断面図の外胚葉、中胚葉、内胚葉という説明に納得がいきます。
  2. Embryology | Development of Pharyngeal Apparatus Ninja Nerd チャンネル登録者数 291万人
  3. 新発生学 Qシリーズ 日本医事新報社 24ページ Q15 鰓弓(咽頭弓)に由来する構造 第5鰓弓は欠如しているか、第6鰓弓と同様に痕跡的である。
タイトルとURLをコピーしました