瘢痕とは?創傷治癒の最終過程

医学の世界でわりと常識的で当然のように用いられる言葉、瘢痕。初めて聞いたときは何のことはさっぱりでした。

瘢痕とは

瘢痕(はんこん)は、潰瘍、創傷、梗塞による壊死などによって生じた、様々な器官の組織欠損が、肉芽組織の形成を経て、最終的に緻密な膠原線維や結合組織に置き換わることで修復された状態。(ウィキペディア

切り傷ができたあと、やがて傷口から肉が盛り上がってきて傷を塞ぎ、傷跡(瘢痕)になるということは、経験的に知っている人が多いことでしょう。傷口から盛り上がってきた組織は、肉芽(にくげ)組織 granulation tissueと呼ばれます。肉芽組織の中身は、結合組織であり、線維芽細胞が盛んに増殖しながら膠原繊維(コラーゲン)をまわりに出しています。また、マクロファージや白血球が、壊死した細胞の残骸や細菌などを貪食して、始末しています。肉芽組織の内部には毛細血管が多数できて、酸素を供給することにより線維芽細胞の増殖を助けます。肉芽組織は血色がよく見えます。これは血液が十分に供給されて、活発に細胞増殖がおこなわれている良い状態といえます。肉芽組織は、日が経つにつれて膠原繊維が占める割合が増えていき、最終t系には固い線維の塊になります。これを瘢痕 scar (Narbe)といいます。(参考:専門基礎講座 よくわかる病理学 高橋徹 33~34ページ)

創傷治癒

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