質量分析がわかる本
生命科学研究者のために書かれた質量分析のハードルを下げてくれる本として、『実験医学別冊 最強のステップUPシリーズ 見つける、量る、可視化する!質量分析実験ガイド ライフサイエンス・医学研究で役立つ機器選択、サンプル調製、分析プロトコールのポイント 』(杉浦悠毅,末松 誠/編 2013年03月29日 239ページ ISBN 978-4-7581-0186-8)があります。この本は生物学研究者や医学研究者が持っている質量分析への苦手意識、畏怖の感情を理解してそのレべルまで降りてきて寄り添ってくれる書き方。質量分析の改正本としては、この本がおそらく一番わかりやすいかな。
『実験医学別冊 実験ハンドブックシリーズ 生命科学のための機器分析実験ハンドブック 分光分析,顕微解析,磁気共鳴分析,質量分析,イメージング解析などのあらゆる分析機器のプロトコールを完全網羅』( 西村善文/編 2007年07月24日 306ページ ISBN 978-4-7581-0169-1)こちらの本は、質量分析に特化したわけではなく、一つの章が割かれているだけです。こまかいプロトコールが掲載されていますが、実験目的でプロトコールは変わってくるでしょうから、どれだけ役立つのかわかりません。しかし、どんなふうに実験して測定まで持っていくのかの雰囲気がつかめそうです。
参考
- 質量分析法:様々なイオン化法
- 分析機器の正しい使い方 質量分析 吉野 健一
- 質量分析とは
- 質量分析の原理と應用 佐々木, 申二 1953