~血症(~けっしょう)-emia/-aemia:~が血液中に異常な量存在する状態

高脂血症 hyperlipidemia、菌血症 bacteremia、ウイルス血症 uiremia、高カリウム血症  hyperkalemia、低ナトリウム血症 hyponatremiaなど、~血症という疾患名がたくさんあります。これは言葉の作られ方を理解することにより、どんな病気なのかは名前を見ただけで、すっきりと頭の中で整理がつくようになります。暗記する必要はないわけです。尿毒症も英語だとuremiaですので、urea- (尿素)(などの老廃物) + -emiaと考えれば、他と同様の理解が可能です。いか、生成AIにまとめてもらいました。

 

自分:~血症 の定義?

Gemini 2.5 Pro:

「~血症」の定義:血液の状態を示す医学用語

「~血症(~けっしょう)」という接尾語がつく医学用語は、血液中に特定の物質が異常な量で存在したり、本来存在しないはずの異物が存在したりする状態を指します。文字通り、「血」の状態に関する「症(しょうき)」、すなわち病的な状態や症状を表しています。

この「~血症」は、大きく分けて2つのカテゴリーに分類できます。

1. 血液中の正常成分の量が異常な状態

血液に通常含まれている赤血球、白血球、脂質、電解質などの成分が、基準値から外れて多すぎたり少なすぎたりする状態を指します。

  • 例:
    • 多血症(たけつしょう): 赤血球が異常に増加し、血液が濃くなった状態。
    • 高脂血症(こうしけっしょう): 血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質が過剰な状態。現在では「脂質異常症」という呼称が一般的です。
    • 高カリウム血症(こうカリウムけっしょう): 血液中のカリウム濃度が異常に高い状態。

2. 血液中に異物が存在する状態

細菌、ウイルス、毒素など、本来は血液中に存在しないはずの物質が侵入・存在する状態を指します。

  • 例:
    • 菌血症(きんけつしょう): 細菌が血液中に侵入した状態。
    • ウイルス血症(ウイルスけっしょう): ウイルスが血液中に侵入した状態。
    • 尿毒症(にょうどくしょう): 腎機能の低下により、本来尿として排出されるべき老廃物や毒素が血液中に溜まった状態。

「敗血症」や「白血病」との違い

敗血症(はいけつしょう):

菌血症などが引き金となり、感染に対する体の免疫反応が暴走し、生命を脅かす臓器障害を引き起こす全身性の重篤な状態を指します。「敗血」という言葉は「腐った血」を意味し、古くは血液の異常そのものを指す言葉でしたが、現代の医学では単に菌が血液にいる状態(菌血症)とは区別され、全身の炎症反応と臓器障害を伴う症候群として定義されています。

白血病(はっけつびょう):

「~血症」ではなく「~病」と付くことからもわかるように、状態ではなく、より複雑な病態を持つ「疾患」です。白血病は、骨髄で異常な血液細胞(がん細胞)が自律的に増殖する「血液のがん」であり、単に血液成分の量の異常や異物の存在だけでなく、造血組織における悪性腫瘍の発生という病理的なプロセス全体を指します。

このように、「~血症」は血液検査などで客観的に捉えられる「血液の状態」に焦点を当てた用語であると言えます。

 

自分:英語では?

Gemini 2.5 Pro:

「~血症」の英語表現

日本語の「~血症」に相当する最も一般的な英語の接尾語は “-emia” または “-aemia” です。これは、古代ギリシャ語で「血」を意味する “haima” (αἷμα) に由来します。

“-emia” は、血液の状態、特に血液中に何らかの物質が異常なレベルで存在することを示すために、さまざまな語幹と組み合わせて使われます。

具体例

以下に、日本語の「~血症」と対応する英語の例を挙げます。

1. 血液中の正常成分の量が異常な状態

  • 多血症 (polycythemia)
    • poly- (多い) + cyt- (細胞) + -hemia (血の状態)
  • 高脂血症 (hyperlipidemia)
    • hyper- (過剰な) + lipid- (脂質) + -emia (血の状態)
  • 高カリウム血症 (hyperkalemia)
    • hyper- (過剰な) + kalium (カリウム) + -emia (血の状態)
  • 貧血 (anemia)
    • an- (無) + -emia (血の状態) ※「~血症」という日本語名は使いませんが、語源は同じです。

2. 血液中に異物が存在する状態

  • 菌血症 (bacteremia)
    • bacter- (細菌) + -emia (血の状態)
  • ウイルス血症 (viremia)
    • vir- (ウイルス) + -emia (血の状態)
  • 尿毒症 (uremia)
    • ur- (尿) + -emia (血の状態)

その他の関連用語

  • 敗血症 (sepsis / septicemia)
    • Sepsis が現代の医学で一般的に使われる用語で、感染に対する全身性の炎症反応を指します。
    • Septicemia は、かつて敗血症と同じ意味で使われていましたが、現在では血液中に細菌が積極的に増殖している状態を指すことが多く、菌血症 (bacteremia) よりも重篤なニュアンスで使われることがあります。
  • 白血病 (leukemia)
    • leuk- (白) + -emia (血の状態)
    • 語源的には「血が白い状態」を意味し、異常な白血球が血液中に増えることから名付けられました。これも “-emia” で終わる単語ですが、前述の通り、単なる血液の状態ではなく「がん」という特定の疾患を指します。

このように、英語の医学用語では接尾語 “-emia” が日本語の「~血症」の役割を果たし、非常に多くの病名や病態の表現に使われています。

 

自分:uremiaは意味なさなくない?urine が blood内に多い??

Gemini 2.5 Pro:

ご指摘の通り、文字通り「尿(urine)が血液(blood)の中にある」と考えると、少し分かりにくく、意味が通らないように感じますよね。それは非常に鋭いご指摘です。

実際には、尿そのものが血液に混ざっているわけではありません。

“Uremia” の本当の意味を理解するには、その語源と、日本語の「尿毒症」という言葉を見ると分かりやすくなります。

“Uremia”の正しい解釈

  1. 語源の中心は「Urea(尿素)」”Uremia” の “Ur-” は “Urine”(尿)から来ていますが、より直接的には、尿の主成分である “Urea”(尿素) を指しています。
    • Urea(尿素): タンパク質が体内で分解された後にできる老廃物です。肝臓で作られ、通常は腎臓でろ過されて尿として排出されます。
    • -emia: 「血の状態」を意味します。

    したがって、”Uremia” は語源的に「尿素が血液中に多い状態(Urea in the blood)」と解釈するのが最も正確です。

  2. 日本語の「尿毒症」が本質を表している”Uremia” の日本語訳である**「尿毒症(にょうどくしょう)」**は、この状態の本質を非常によく表しています。
    • 尿: 尿として排出されるべき
    • : 毒素(老廃物)が
    • : 体(血液中)に溜まって症状を引き起こす状態

    つまり、「本来なら尿として体の外に出されるはずの毒素(尿素やクレアチニンなど)が、腎臓の機能低下によって排出できず、血液中に蓄積して全身に悪影響を及ぼしている状態」が尿毒症(Uremia)なのです。

まとめ

項目 説明
文字通りの解釈 「尿が血液中にある」→ 間違い
語源的な意味 「**Urea(尿素)**が血液中にある状態」→ 正しい
医学的な定義 腎不全により、尿素をはじめとする**老廃物(尿毒素)**が体内に蓄積し、全身に様々な症状を引き起こす症候群。

結論として、”Uremia” という言葉は「尿」という言葉が入っているため少し紛らわしいですが、実際には「尿そのもの」ではなく、**「尿に含まれるべき老廃物(特に尿素)が血液中に溜まった toxic(有毒な)状態」**を指しています。日本語の「尿毒症」という言葉の方が、その病的な状態を直感的に理解しやすいかもしれません。