小区分「脳神経外科学関連」での2021年度の科研費「基盤研究(C)」採択課題全84件

2021年度の科研費 小区分「脳神経外科学関連」での審査状況

2021年度の科研費「基盤研究(C)」への応募件数は44,948件でした。採択件数は12,775件で、採択率は, 12,775/44,948=28.4%です。小区分「脳神経外科学関連」への応募件数は、313件で、採択数は84件。ですから、「脳神経外科学関連」は、26.8%の採択率です。基盤研究(C)の審査は小区分ごとに行われますが、一人で313件もの計画調書を読むのは困難なため、応募書類は機械的に分割されます。何個に分割されたのかはわかりませんが例えば4つに分けられたとすると1分割あたり78件を審査したという計算になります(もし5分割だと審査委員一人あたり63件になります)。いずれにしても、全部読んで審査することを考えると、大変な数です。

小区分「脳神経外科学関連」での2021年度の科研費「基盤研究(C)」採択課題全84件

小児難治てんかん手術例における脳梁髄鞘化の発達プロファイリング
TERTを標的とした悪性髄膜腫の新規治療法開発
内向き整流Kチャネルを基軸としたグリオーマ浸潤メカニズムの解明
葉酸受容体標的ホウ素化合物を用いたCED法によるBNCT治療効果向上に関する研究
神経毒性蛋白排出障害による神経変性機序の解明と新規排出促進の理論基盤の確立
血管信号抑制ASLによる非侵襲脳循環測定の精度向上技術の開発
交流磁場による新規神経膠芽腫治療の確立
ミトコンドリア機能に着目した膠芽腫におけるHDAC7の機能解析
脳ペリサイトの機能変化による細胞間クロストーク異常と脳血管障害の進展
脳腫瘍幹細胞の非対称性分裂におけるエピジェネティクス制御機構の解明
liquid biopsyによる、神経膠腫の非侵襲的診断/病態把握システムの開発
脳動脈瘤破裂におけるinflammasome活性化とsirtuinの役割
神経系に元来備わる自己修復能の活性化法:電気刺激療法を用いて
悪性グリオーマのグルタミン飢餓状態による一炭素代謝経路の調整と新規治療標的の探索
部分再開通における脳梗塞進展の機序解明と治療法の開発
脳深部刺激術におけるclosed-loop systemの応用と脳機能解析
脳虚血および虚血耐性現象におけるミトコンドリア細胞間移動の意義の解明
覚醒下脳手術による意欲関連ネットワークの解明
神経組織内因性蛍光反応を基盤とした大脳皮質活動領域の術中直接可視法の確立
経頭蓋電気刺激による脳神経疾患での姿勢制御異常に対する新規治療開発
脳出血慢性期モデルに対する幹細胞とScaffold合剤の有効性評価
脳動脈瘤破裂予防を目指した創薬標的の同定
網羅的メチル化解析で同定された頭蓋内高悪性度胚細胞腫治療標的候補分子群の機能解析
脳循環変化に伴う有害事象を予測する、新たな術中モニタリングシステムの開発
M2マクロファージ上に発現する B7 分子を標的とした転移性脳腫瘍の発症制御
マイクロミニピッグの脳室下帯におけるneurogenesisの検討
脳における血管内皮細胞特異的に制御するAQP11 欠損病態モデルの構築
中枢神経系悪性リンパ腫臨床試験における網羅的遺伝子解析による予後及び予測因子解析
オリゴデンドロサイトとニューロンとの相互作用を標的とした膠芽腫の新規治療法の探索
脳虚血病態におけるペリサイトの細胞死にフェロトーシスは関与するか?
性差関連因子の解析による膠芽腫の発生や治療抵抗性に関わる新たな経路の同定
クラスタリング手法によるMRI画像解析ー聴神経鞘腫の病態解明と先制医療の実現ー
安全かつ高効率誘導を実現する新世代型ダイレクトリプログラミング法の総合的開発
膠芽腫に対するアミノ酸代謝阻害併用ケトン食療法の基礎的研究
脳内てんかんネットワークのElectrical fingerprintの同定
脳動脈瘤壁の慢性炎症と退行性変化をもたらす血行力学的因子の解明
主幹動脈閉塞性脳梗塞に対する血管内治療を用いた新たな側副血行賦活化治療の開発
悪性脳腫瘍手術における術中判断を支援する局所噴霧式新規蛍光プローブの開発
悪性脳腫瘍に対するウイルス療法における力学動態解析に基づく治療効果増強法の開発
膠芽腫の再発形式に関与する幹細胞マーカー発現変化の解明
シロスタゾールを用いたもやもや病における内因性幹細胞賦活と血管新生促進療法の開発
脊髄損傷急性期に対する間葉系幹細胞静脈投与に対する脊髄腸相関に関する研究
難治性下垂体腺腫に対するNOTCHおよびPROP1を標的とした新規治療法の開発
神経膠腫の浸潤機序解析と浸潤能を標的とした先駆的治療法の開発
先端巨大症における成長ホルモン奇異性上昇の生物学的意義;反応振幅の度数分布から
エクソソームを利用した下垂体腺腫でのソマトスタチン受容体発現の評価システムの開発
ガンマ波規則性定量化・動的解析によるてんかん病変部・ネットワーク描出法の開発
髄液及び脳からの老廃物の排泄の改善による認知症発症の予防
脳梗塞に対するiPS細胞移植と内在性幹細胞による幹細胞コンビネーション治療法開発
膠芽腫に対するNK細胞と新たな免疫チェックポイント阻害の併用療法の開発
線維芽細胞に着目したくも膜炎症の分子機構の解明と新たな脳保護薬の開発
ドラッグリポジショニングによる中枢神経疾患治療薬の開発
脳梗塞におけるPDGFナノ粒子を用いた新規治療の開発
深在性かつ広範に跨る脳疾患部位を効果的に冷却できるハイブリッド脳冷却技術の開発
模擬微小重力環境で培養したヒト頭蓋骨由来間葉系幹細胞の脳梗塞ラットへの移植効果
悪性髄膜腫に対するWT1ペプチドワクチン療法の開発
頸動脈狭窄症における局所的乱流と脳梗塞発症リスクに関する研究
新規治療法開発を目指したクモ膜下出血後白質神経傷害の解明
特発性正常圧水頭症モデルを用いたGlymphatic systemの解析
好中球のRAGEによるクモ膜下出血後脳血管攣縮機構
好中球細胞外トラップを標的とした内頚動脈狭窄症不安定プラークに対する創薬
てんかんにおけるアデノシンA1受容体活性と心拍変動の関連の研究
S1PR1シグナル制御による脳血液関門保護を介したくも膜下出血の新規治療法開発
血行力学的観点に基づいた未破裂脳動脈瘤の増大抑制に関する研究
MYCファミリー遺伝子を標的にした膠芽腫に対する革新的治療法の開発
ムコリピンを標的としたがん根治・予防を可能とする治療薬の創出
Pseudoprogressionの病態解明と画像診断法の確立
逆行性顔面神経細胞変性の抑制機構の解明―変性神経の外科的治療をめざしてー
悪性神経膠腫の薬剤耐性へのDNA修復異常の関与の解明
腫瘍免疫の再活性化を可能にする悪性グリオーマ分子標的治療薬の開発
TET2遺伝子を用いた膠芽腫に対するマルチターゲット脱メチル化遺伝子治療研究
神経膠腫オルガノイドバンク構築による個別化治療の開発
新たな神経炎症経路に着目したくも膜下出血後認知機能障害の病態解明と治療応用
神経膠芽腫において代謝経路再編成が細胞増殖や治療抵抗性に与える機序の解明
脳梗塞に対する幹細胞移植後の機能回復に関連する脳可塑性の解明
siRNA結合ナノパーティクルを用いた膠芽腫に対する標的遺伝子治療法の開発
歯周病巣のexosomeによる脳動脈瘤破裂への影響
浸潤性脳腫瘍に対する分子標的薬と遺伝子治療との併用療法とその腫瘍微小環境の解明
神経膠腫の二重微小染色体による診断法とLiquid biopsyの開発
植物性エストロゲンによる脳動脈瘤形成予防の解明
新規トリプトファン代謝酵素阻害剤とインターフェロンによるグリオーマ複合免疫療法
microRNA解析に基づく悪性脳腫瘍の新規治療法とバイオマーカーの開発
抗腫瘍血管新生薬新規創薬のためのiPS細胞などを用いたドラッグリポジショニング
くも膜下出血後早期脳損傷の軽減をめざして:エダラボンのドラッグリポジショニング