水虫は忌み嫌われていて、自分が水虫であることをカミングアウトするのは憚られますが、水虫になっている人の割合は非常に大きいようです。
水虫の有病率
日本皮膚科学会の調査によると、日本人の足の水虫(足白癬)の有病率は約21.6%(約2,500万人)、爪の水虫(爪白癬)は約10%(約1,200万人)と推計されており、国民病とも言われるほど多い皮膚疾患です。つまり、日本人の約5人に1人が足白癬、10人に1人が爪白癬に罹患していることになります。(グーグル検索 生成AIの回答)
日本人の20%の人が水虫を持っているということです。
水虫の男女差
水虫は正式には「足白癬」と呼ばれ、白癬菌というカビによる感染症です。男性に多いイメージがありますが、病院の集計では患者数に男女差はなく、年齢や性別に関係なく見られます。むしろ、近年は女性の3人に1人が水虫になっているという報告も見られ、若い女性の水虫が増加している傾向があります。また、自覚がない人のうち約半数(49.1%)は女性というデータもあります。(グーグル検索 生成AIの回答)
水虫と聞くと男のものというイメージがありますが、実は男女差はないそうです。女性のほうが恥ずかしくて隠す人が多くて少ないような印象があるのかもしれません。
水虫とは
水虫(足白癬)は、白癬菌というカビの一種が足裏の皮膚に増殖して起こる皮膚の病気です。(グーグル検索 生成AIの回答)
水虫の原因菌は、白癬菌という真菌(カビの一種)で、足にできるのが足白癬、いわゆる水虫です。足以外のところにできる場合は部位によって名称が異なります。
水虫の種類
一口に水虫といっても、いろいろ種類があるようです。原因菌は共通で「白癬菌」ですが、体のどの部位で症状が出るかによって名称が異なります。
足の皮膚に発症する白癬が足白癬(水虫)、爪に発症する白癬が爪白癬(爪水虫)と呼ばれます。そのほか、白癬菌が頭に発症する頭部白癬(シラクモ)、顔面に発症する顔面白癬、体部に発症する体部白癬(タムシ)、股に発症する股部白癬(インキンタムシ)などがあります。https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/tinea_pedis/
病変の部位による白癬の分類:足白癬(水虫) 白癬の約65% 爪白癬(爪の水虫) 手白癬(手の水虫) 体部白癬(ゼニたむし) 股部白癬(いんきんたむし) 顔面白癬 頭部白癬(しらくも) ケルズス禿瘡(とくそう) (足白癬(水虫) 田島クリニック)
水虫の原因菌
白癬菌の種類:Trichophyton mentagrophytes(トリコフィトン・メンタグロフィテス) 一般的な白癬菌感染症の原因菌 Trichophyton tonsurans(トリコフィトン・トンスランス) 近年10代の柔道・レスリング選手を中心に流行している原因菌
(足白癬(水虫) 田島クリニック)
水虫はどこでうつされるのか
自分が最初に水虫になったのは、銭湯通いをしていた学生時代でした。濡れた足ふきマットを皆が共有しているわけですから、水虫菌がうつらないわけがないですね。
足白癬はどうやってうつるのですか? 温泉場や銭湯、シャワールームあるいは足白癬患者がいる家庭では床、畳、足拭きマット、スリッパなどを調べると、ほぼ100%白癬菌が存在します。実際、入浴後に汚染されたマットを利用すると、白癬菌は確実に足に付着します。https://www.dermatol.or.jp/qa/qa10/q13.html
水虫の感染力
片足だけ足白癬という患者さんも結構多いので、すごく感染しやすい疾患というわけではなさそうです。https://www.dermatol.or.jp/qa/qa10/q13.html
確かに自分も水虫がひどいのは左足で、右足はまだましです。足の指の間が全部一気に水虫にやられるというものでもなくて、左足の小指と薬指の間が一番最初にやられて、何も対処しないとそれが徐々に広がっていく感じです。家族で必ず感染するというものでもなさそうなので、家庭内でお風呂上りの足ふきマットを共用しないなど対策していれば家族間で必ずうつるということでもないようです。
水虫は放置して治るか
自分が20代で初めて水虫になったとき、恥ずかしいため、なんとかほっておいてなおってくれないかなあと思いました。病院に行くのも、薬局で薬を買うのも恥ずかしいので、しばらく放置していたらどんどん悪化してしまいました。最初は左足の小指と薬指の間がかゆくて搔いているうちに皮膚がボロボロになったのですが、となりの指の間へとひろがり右足も同様になり、最終的にはすべての足の指の間がかゆくなり、かきまくったら皮膚がぼろぼろになって血みどろになりました。かゆさと、かゆいといろを掻いて得られる快感と、皮膚がやぶけて血が出て痛むのとの三重の感覚で、どうしようもなくなり、意を決して地味で目立たない家から離れた薬局に行きました。
足白癬の特徴:白血球による免疫の機能しない 自然治癒は期待できない(足白癬(水虫) 田島クリニック)
水虫の治療薬
水虫の症状が悪化してどうにもならなくなりさびれた薬局にいったところ、暗い店内に年配のおっさんが座っていて、事情を話したら、それならこれといってナマコの抽出液からつくられた薬を出してくれました。「ナマコ?」と思いましたが、おっさんのいうことを信じて毎日つかっていたら、だんだんかゆみが消えてなおっていきました。薬がこれほど効くとは思っていなくて非常に驚いたものです。
- 水虫薬 ホロスリン ホロスリン製薬 ナマコがもつ抗真菌成分が水虫原因菌を破壊する ナマコがもつ水虫原因菌を破壊する天然の抗真菌成分「ホロトキシン」を配合した水虫薬です。 ホロトキシン:当社の創始者である島田恵年氏が、ナマコから真菌に対して高い抗菌力のある新規物質を発見し、「ホロトキシン(英名:Holotoxin)」と命名しました。1964年12月に、日本でホロトキシンの製造方法の特許を取得し、その後アメリカ、イギリス、ドイツでも特許申請した結果、日本を含む世界4カ国で特許を取得しました。また、1969年にアメリカの科学雑誌「SCIENCE(サイエンス)」にホロトキシンが白癬菌やカンジダなどの真菌類に対して高い抗菌作用を有するという論文を発表し掲載されました。
- 天然なまこの水虫薬「ホロスリン」新発売 ホロスリン製薬 2008年06月25日 (水) 薬事日報
- ナマコの成分と水虫 生産と技術(PDF)
水虫はやっかいですが、ちゃんと早めに薬を使い始めれば完全に抑え込むことができるので、対処できる疾患だと思います。いままでいくつか日本の薬局で売られている薬を試しましたが、どれであっても(化合物の種類は違っていても)効果は抜群でした。
外用薬の種類:イミダゾール系 アリルアミン系 テルビナフィン(ラミシール) ベンジルアミン系 チオカルバミン系 モルフォリン系 トリアゾール系 イトラコナゾール(イトリゾール)
(足白癬(水虫) 田島クリニック)
毎年水虫になる理由
足白癬が治らない最大の理由:中途半端な治療と再感染の繰り返し
足白癬の外用治療:足白癬では自覚症状がない部分も含め、指の間から足の裏全体に 最低4週間毎日治療を続けないと治りません。症状が消えても2カ月程度は追加治療したほうがよいとされています。 (足白癬(水虫) 田島クリニック)
水虫に関する参考サイト
- 足白癬(水虫) 田島クリニック 横浜 山下町 足白癬の民間療法(保険診療以外の治療法):ティーツリーオイル 熱療法 白癬菌は熱に弱く60℃の温度で1秒間でほぼ死滅すると言われています。