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気道の生体防御機構:喀痰(かくたん)・咳嗽(がいそう)

気道の働き

  1. 気道系の防御反応とその制御 第21回日本胸部疾患学会総会1981年5月シンポジウム
  2. Airway Mucus Function and Dysfunction

    doi: 10.1056/NEJMra0910061 イラスト付き解説

生体防御

  1. 非自己を排除する防御システム全てが免疫です(かねしろクリニック 大阪府豊中市)病気になれば咳・痰・鼻水・涙・下痢・嘔吐などの症状が出ますが、これらも病原体を排除するための立派な免疫ですが咳止めや下痢止めを使えば病原体を排除するのを妨げ、悪化する事があります

気道の生体防御機構

  1. 気道は外気に直接曝されているために大中の塵埃,微生物などの異物による侵襲を受けやすい.故に,気道には,咳嗽,粘液分泌,粘液毛輸送などの生体防御機構が発達している.https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj1944/108/3/108_3_144/_pdf

  1. 健常者でも1日約10~100 mLの気道分泌物があり,おもに気管支の気管支腺や杯細胞から産生される.気管支腺は粘液細胞漿液細胞からなる混合腺である.粘液細胞は糖蛋白を分泌し粘稠度を増加させる.漿液細胞は水分,電解質,分泌型IgA,分泌型IgM,リゾチームなどを分泌し,粘稠度を低下させる.産生された粘液は気道上皮表面を薄く覆い,気道の乾燥を防ぐとともに,吸入された塵埃や微生物をとらえる.その後,気道上皮細胞の繊毛運動により中枢気道に送られ,喉頭で無意識に嚥下されている.種々の原因により気管支腺や杯細胞が刺激されたり,それらの肥大化や増生が促されると気道分泌物量が増加し,として自覚される.コトバンク
  2. https://kotobank.jp/word/%E7%97%B0-94842
  3. 気管支に入ってきた異物を、粘膜の粘液産生細胞から分泌される粘液がキャッチ。すると線毛が働き、粘液と異物を喉の方へ押し出します。 https://www.seihaito.jp/structure/index.html
  4. 呼吸によって、気道にはごく小さな異物や細菌などが入ってきます。それらの異物をキャッチし、気管支を常にきれいに保つはたらきをしているのが、気管の粘膜を覆う細かな線毛と気道液です。気管支に入ってきた異物を、粘膜から分泌される粘液がキャッチし、線毛がエスカレーターのように、粘液と異物をのどのほうに運び出します。https://www.kobayashi.co.jp/brand/dusmock/cause.html
  5. 下気道の役割は、線毛運動による異物の捕捉(ほそく)と喀出(かくしゅつ)です。気道の内側は多列線毛上皮でできています。この細胞が持っている線毛は、40μm以下の微粒子を捕捉し、線毛運動によって上部へと押し出します。これらの微粒子は、同じところに存在する杯細胞から分泌された粘液と混ざり合い、痰として喀出されます。 看護roo!
  6. 喀痰の科学と臨床~「咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019」をふまえて~ 気道炎症を来たす病態や疾患においては,気道過分泌が生じるため,粘液線毛クリアランスによる処理能力を上回り,これを咳クリアランスが代償することで,咳嗽と共に気道分泌物が喀痰として気道外に喀出される.このように,呼吸器疾患の診療においては,咳嗽と喀痰を切り離して考えることはできない.