臨床心理学大系は、1990年刊行(金子書房)なのでもうすでに30年以上経過していますが、もともと臨床心理学のパイオニアたちの経歴と業績をまとめたものなので、内容は古くなりません。それぞれの人たちのアプローチの違いなどがメリハリ良く説明されていて、信頼できるソースになると思います。アドラーやミルトン・エリクソンなどもしっかりと紹介されていました。日本人は唯一、森田正馬が取り上げられていました。
- フロイト:大橋秀夫
- ユング:鈴木 龍
- ロジャーズ:村瀬孝雄・保坂 亨
- ロールシャッハ:空井健三
- アイゼンク:木村 駿
- エリク・H.エリクソン:鑪幹八郎
- スキナー:中野良顯
- オルポート:青木孝悦
- アドラー:野田俊作
- サリヴァン:中井久夫
- ミルトン・H.エリクソン:成瀬悟策・宮田敬一
- クライン:岩崎徹也
- ホーナイ:近藤章久
- 森田正馬:大原健士郎・大原浩一
- ラカン:加藤 敏
- ウイニコット:牛島定信
- パールズ:倉戸ヨシヤ