冠動脈慢性完全閉塞 (Chronic total occlusion; CTO)とは?

冠動脈慢性完全閉塞 (Chronic total occlusion; CTO)とは

慢性完全閉塞病変(Chronic Total Occlusion)は3カ月以上(慢性)にわたり、冠動脈が閉塞している病変です。(慢性完全閉塞病変 CTO 慶應大学医学部循環器内科心臓カテーテル室)

冠動脈

心臓自身を栄養する血管のことを「冠(状)動脈」と言います。(京都大学心臓血管外科

経皮的冠動脈形成術(PCI, PTCA)

経皮的冠動脈形成術(PTCA)は、狭くなった冠動脈を血管の内側から拡げるために行う低侵襲的な治療法で、経皮的冠動脈インターベーション(PCI)とも呼ばれています。(ボストンサイエンティフィック

血行再建とは

血流を回復させる方法が、血管内治療(血行再建術)(「頭を切らない、新しい脳の手術」 脳血管内治療)

なんらかの形で血流を取り戻してあげることが必要です。その血行再建の方法には、狭まっている部分を広げる「カテーテル治療」と、迂回路をつくる「バイパス手術」の大きく2種類があります。(「歩ける足」を取り戻す、血行再建術ーー重症下肢虚血(CLI)の治療ーー doctorbook.jp

血行再建術は,進行中の損傷を制限し,心室の易刺激性を低下させ,短期および長期予後を改善するべく,虚血心筋への血液供給を復旧させる処置である。(急性冠症候群に対する血行再建術 MSDマニュアル)

  1. 安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン (2018 年改訂版) 日本循環器学会 / 日本心臓血管外科学会合同ガイドライン

 

参考

  1. 初のPCI・CABG併記の血行再建GLが発表 クラスIIb/IIIの症例ではハートチームアプローチを推奨2019/04/05
  2. 主幹部病変における冠血行再建術:PCI vs CABG 佐賀 俊彦 近畿大学医学部心臓血管外科 201117217 冠動脈インターベンション(PCI)の出現以来,心臓外科医は絶えずPCIを意識し,時には怯え,時には過剰に意識し,そして冠動脈バイパス術(CABG)自体の質の向上,発展に大きな努力を払うことでCABGの存在意義を守り高めてきた.
  3. PCI (経皮的冠動脈インターベンション) 当時、経皮的冠動脈形成術(percutaneous transluminal coronary angioplasty: PTCA)と呼ばれたこの治療は、メスを使わず皮膚を通して動脈内腔に道具を通過させることを意味し、世界で最初の治療は1977年9月16日にアンドレアス・グルンツィヒ(心臓外科医)によって、スイスのチューリッヒで行われました。 グルンツィヒが米国のEmory 大学に異動したことで、この治療が世界中に拡散することになりました。日本における最初のPTCAは1980年12月に行われたとされています。 1980年代半ばまでに、世界中の多くの医療機関がこの手技を採用し、循環器内科医が治療を担当するようになりました。1992年に初の冠動脈ステント(Palmaz-Schatz Stent)が登場するなど、冠動脈内で行われる治療の範囲が広がるにつれて、手技の名称はPTCAからPCI: percutaneous coronary intervention (経皮的冠状動脈インターベンション)に変化しました。
  4. 駆出率(EF)の保たれた心不全(総説) NEJM, Nov.10,2016 西伊豆早朝カンファランス H28.12 西伊豆健育会病院 仲田和正