福島 雅典 著『疾病制圧への道』(上・下)は、日本においていかにしてレギュラトリーサイエンス(RS)を実現したかという証言録のような趣の本です。報告書や提言など折に触れて書かれた文書から成っています。文章に力とエネルギーが漲っていて、読むとかなり強い刺激を受けます。
『疾病制圧への道』の構成要素となっている文書や、そこで紹介されている文書の中にはインターネット上で公開されているものもあるので、そういったものをまとめて紹介します。
提言
ファンディング・エージェンシーたる日本医療研究開発機構が適切にデザインされた科学研究費の公募要領と申請様式,レギュラトリーサイエンスに則した厳格な審査,そして厳格なプロジェクト・マネジメントを適用するならば,わが国は世界最強のイノベーション創出国家となるであろう.(健康・医療イノベーション・マネジメント教本 p154)
参考
- 健康・医療イノベーション・マネジメント教本 Clin Eval 42(2)2014(154ページPDF)