関連する国内外の研究動向と本研究の位置づけ の書き方

科研費申請書(研究計画調書)の「1研究目的、研究方法など」の(3)として、「本研究の着想に至った経緯や、関連する国内外のkネ級動向と本研究の位置づけ」を書く欄があります。(3)は2つに分けて、「本研究の着想に至った経緯」、「関連する国内外のkネ級動向と本研究の位置づけ」のそれぞれの項目を立てたほうが、審査委員にとって読みやすくなることでしょう。

さて、その「関連する国内外の研究動向と本研究の位置づけ」をどう書くかについてですが、失敗例から考えるのがわかりやすいです。一番初歩的なミスは、文献の引用が全く行われていないというもの。研究動向を説明する以上、発表論文の紹介がゼロというのはあり得ません。次にありがちなのが、関連する論文の紹介の羅列になっているもの。~という報告がある。~という報告もある。と言った感じです。

このセクションを書き始める前に考えるべきことは、一体関連論文というのは何に関連した論文ということか、ということです。もちろん、申請者の提案する研究計画に関連した論文です。言い換えると、申請者の研究目的と同じ目的をもった世界中の人たちは、どんな研究論文を発表しているのか、そんな中にあって申請者の提案する研究はどう位置づけられるのかを書かないといけないのです。当然のことながら、他人の研究のアプローチの弱点を指摘して、自分の研究アプローチの利点を明確に述べるべきです。別に他人をディスれと言っているのではありません。他のアプローチの限界点を示し、自分がその限界をどう突破する研究方法を使うのかを書きなさいということです。