絶対に採択されない科研費計画調書(申請書)の特徴

科研費の季節なので、絶対に採択されない科研費計画調書(申請書)の特徴について考察してみたいと思います。

まず、余白が目立つもの、スカスカな印象を受けるもの、これは大抵読んでみても中身が薄いです。ページ数が多すぎてスペースを埋めるのに苦労しているようでは、採択はおぼつきません。書きたいことがありすぎてスペースが足りないので、無駄な表現を削って、削って、ギューッと濃縮して仕上げましたという申請書にするのがベスト。そういう計画調書って、読んだときにその濃縮度が読み手に伝わります。それくらいに濃縮度が高いにも関わらず、適度な余白があるので読み易い、そんな計画調書が理想です。

あと、本人がなぜ自分が落ちるのかわからないというタイプの採択調書の特徴は、研究目的が不明瞭なもの、つまり何をやりたいのかが読者に伝わらない調書です。研究目的のセクションには確かに、本研究目的はなになにしかじかですと書いてあります。しかし、だからといって目的が明確かというとそういうものでもないのです。研究目的の明確さは、申請書の隅々まで、一貫した主張になっているかどうかで決まります。研究目的の欄には〇〇をしますと書いていたのに、研究計画・方法のセクションを見ると、××をしますなどと、違うことを平気で書いていた李するのです下手すると、研究課題名に書いた内容が、計画欄には書かれていないということもあります。このように、研究課題名、研究目的、研究計画に書かれて内容が首尾一貫していない申請書、これが実に数多くあるのですが、こういったものは確実に不採択になると思います。別に自分は審査委員をやったことはないのですが、もし自分審査したら一発で落とすだろうと思いますし、きっと他の先生方も同じことを考えるでしょう。