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ガドリニウム(Gd)造影剤の種類

造影剤とは

造影剤は、X線検査やMRIなど様々な画像診断において濃淡を強調するために用いられる物質のことです。

  1. 造影剤の使い分けと安全管理 2015年 病薬アワー

ヨードは、ヨウ素(iodine)の別名。原子番号53の元素。期待がすみれ色であることから、すみれを意味するギリシャ語にちなんで名づけられた。

  1. ヨウ素 ウィキペディア

MRIで用いられる造影剤

キレートの構造から、線状型(直鎖型)と環状型とに分類される。直鎖型は安定性が低く、最近は使われなくなってきているそうです。

線状型

  1. ガドジアミド 水和物 商品名:オムニスキャン(第一三共)
  2. ガドペンテト 酸メグルミン 商品名:マグネビスト(バイエル薬品)
  3. ガドキセト酸ナトリ ウム

環状型

  1. ガドテリドール
  2. ガドテル酸 メグルミン
  3. ガドブト ロール

 

  1. PMDA 調査結果報告書 平成 29 年 11 月 6 日 独立行政法人医薬品医療機器総合機構
  2. MRI用造影剤(Gd造影剤) 九州大学歯学部
  3. 医薬品インタビューフォーム マグネビスト静注

 

ガドリニウム(Gd)造影剤を取り巻く状況

もともと毒性があるガドリニウムは速やかに体外へ排出されるようにキレート構造を付与されているが、2013年にGdの脳での沈着が報告されたことから、安全性への懸念が生じている。

  1. ガドリニウム造影剤の脳沈着のリスクと今後の動向 Innervision (32 6) 2017
  2. ガドリニウム造影剤安全性情報UP TO DATE 第53 回日本小児放射線学会学術集会“Pediatric radiology is fun!”より  日本小児放射線学会雑誌 2017 年 33 巻 2 号 p. 91-96