精子が作られてから射精するまでの経路の解剖学

精子はどこでつくられ、どこを通って射精されるのでしょうか。精子は、精巣でつくられ、精巣上体で成熟し、精管を通り、精嚢や前立腺から分泌された液体(精漿)と混合されて精液となり尿道に入り、射精されます。また、カウパー腺からはカウパー腺液も分泌されます。

精子の経路に関しては、Sperm release pathway MEDLINEPLUSの説明動画が簡潔で分かりやすいです。

  1. 精巣 testis(精子細胞の形成)
  2. 精巣上体 epididymis(精子細胞が成熟)
  3. 精管 vas deferens(ductus deferens)
  4. 精管膨大部 Ampulla of ductus deferens
  5. 精囊 seminal vesicle(精液の大半を占める黄色がかった色をした液体成分を分泌)
  6. 前立腺(精液の成分である乳白色の「前立腺液」を分泌)
  7. 尿道前立腺部 prostatic urethra
  8. 射精管 ejaculatory duct: is formed by the union of the ampulla of the ductus deferens and the seminal vesicle 射精管は短い管の領域。      射精管の役割:The ejaculatory duct delivers sperm into the urethra https://emedicine.medscape.com/article/1949281-overview
  9. 尿道球腺(カウパー腺)(カウパー腺液を分泌)*カウパー腺液は性的興奮の高まりにより分泌されるいわゆる「我慢汁」のこと。
  10. 尿道 urethra(射精するときの通り道)