素朴な疑問ですた、「圧迫して止血するとき、ガーゼとかタオルとか使ったほうがいいの?手で直接でなく。ガーゼとかが血を吸いこんでむしろ血が止まらない恐れってないの?」と思って、AIに訊いてみました。
Geminiいわく:
はい、圧迫止血(直接圧迫止血法)を行う際は、ガーゼや清潔な布(ハンカチ、タオルなど)を使うことが強く推奨されています。
「血を吸い込んで止まらない」という心配よりも、「清潔な圧迫材を使うことのメリット」と「確実な止血効果」の方がはるかに重要であり、推奨される方法です。
圧迫止血にガーゼ・布を使うべき理由
1. 衛生面(感染予防)
- 体液媒介感染の予防: 出血部位を手で直接触れると、出血している人(傷病者)から救護者へ、または救護者から傷病者へ、感染症が広がるリスクがあります。ガーゼや布は、血液に触れることを防ぐバリアになります。
- 傷口の保護: 清潔なガーゼや布を当てることで、傷口に付着している異物や雑菌を覆い、さらなる汚染を防ぎます。
2. 止血の確実性の向上
- 集中圧迫: 傷口にガーゼや布を当てることで、圧迫する力が分散せず、出血点に対して均一かつ集中的に加わりやすくなります。
- 血餅(けっぺい)の形成: 血液がガーゼや布の繊維に触れることで、凝固反応が促進され、血液の塊(血餅)ができやすくなります。この血餅が、破れた血管の穴を塞ぐ役割を果たします。
3. 継続的な対応
- 圧迫力を保つ: 出血がひどい場合、ガーゼが血液でいっぱいになっても、古いガーゼは取り除かず、その上に新しいガーゼや布を重ねて圧迫を続けるのが正しい方法です。
- 血液の凝固を妨げない: 一度できた血餅を剥がしてしまうと、再び大量出血が始まってしまいます。直接手で圧迫した後に手を離すと、血餅が剥がれるリスクがありますが、ガーゼや布を当てたまま上から力を加えることで、そのリスクを軽減できます。
「血を吸い込んで止まらない」という心配について
この心配は誤解です。ガーゼや布が血を吸うことは事実ですが、それは圧迫力が弱すぎるか、圧迫が不十分な場合に起こります。
正しい圧迫止血の原則
- 「止血」が最優先: ガーゼや布を当てたら、血液が止まるまで、体重をかけてでも強く圧迫し続けます。
- ガーゼは重ねる: 最初に使用したガーゼや布が血液で滲みても、決して剥がさず、その上からさらに清潔なガーゼや布を重ねて圧迫力を維持します。剥がすと、せっかくできた血餅が取れて、再出血してしまいます。
つまり、ガーゼや布は「血液を吸う」のではなく、血液を凝固させて「フタをする」のを助けるための圧迫材として使うのが目的です。