生存曲線の分析:カプラン・マイヤー法とは

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カプラン・マイヤー法の必要性

治療方法Aと治療方法Bとで治療成績の違いを知りたいときに、一定期間後に病気の再発が起きたかどうかを調べればすむのではないかと思いますが、話はそう単純ではありません。まず患者によって治療開始時期がことなるため、観察期間がまちまちです。患者が転院したり引っ越していなくなったりすると、その時点までしかデータがありません。

あるいは、観察終了時の生存率や治療成績だけでなく、途中における生存率を知りたいという場合もあります。そのときにはカプラン・マイヤー曲線を描いてやれば、途中経過を見ることができるようになります。

  1. カプランマイヤー法 アイスタット
  2. カプランマイヤー曲線(新谷歩)医学会新聞2012

MSTとは

生存率が50%となる時間ポイントを、生存期間中央値(median survival time:MST)と呼ぶそうです。治療効果が高くて、観察期間中、80%の人が生存していたら、生存率50%のポイントはわからないわけですが、そういうときはどうするのでしょうか。,MSTが計算できないときは年次生存率で議論すればよいようです。

  1. 医学統計セミナー 下川 2019

カプラン・マイヤー曲線を描き方

  1. 第9章 生存期間の解析 http://www.chugaiigaku.jp/images/EZR/sample3.pdf

カプラン・マイヤー解析例(論文)

  1. Approaches to Catheter Ablation for Persistent Atrial Fibrillation Kaplan–Meier estimates of freedom from documented atrial fibrillation more than 30 seconds after a single procedure, with or without the use of antiarrhythmic medications

カプラン・マイヤー法に関するその他の参考記事

  1. 生存時間分析 AMED
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