最近、小川コータさんの『発明で食っていく方法、全部書いた。』という本を読み、発明家として生きるって楽しそうと思いました。しかし特許をとるのに毎回弁理士に頼んでいたらそのたびごとに大変な金額がかかります。
質問:特許出願を弁理士に頼むと一件どれくらいの金額がかかりますか?
Gemini 2.5 Pro:特許出願を弁理士に依頼する場合、出願から権利取得(登録)までの総額は、一般的に60万〜100万円程度が相場です。
この費用は一度にかかるものではなく、手続きの段階ごとに発生します。大きく分けて**「出願時」「審査請求時」「中間処理(拒絶対応)」「登録時」**の4つのタイミングで費用が必要になります。
以下に費用の内訳と相場を整理しました。
📊 特許費用の内訳(一般的な目安)
費用は**「弁理士手数料(事務所への報酬)」と「特許庁への印紙代(実費)」**の合計になります。
| タイミング | 手続き内容 | 費用の目安(総額) | 内訳のイメージ |
| ① 出願時 | 書類作成・提出 | 30万〜50万円 | 弁理士:25万〜45万
印紙代:1.4万 |
| ② 審査請求時 | 審査の開始を依頼 | 15万〜25万円 | 弁理士:1万〜5万
印紙代:14万〜(請求項数による) |
| ③ 中間処理 | 審査官からの
拒絶理由への反論 |
10万〜20万円
(1回あたり) |
弁理士:10万〜20万
印紙代:なし |
| ④ 登録時 | 成功報酬・登録料納付 | 10万〜20万円 | 弁理士:10万〜15万(成功報酬)
印紙代:数千円〜(年数分) |
| 合計 | 約65万〜115万円 |
⚠️ 注意点
- 技術分野による違い: 化学・バイオ・ソフトウェアなどの複雑な技術分野や、ページ数が非常に多くなる明細書の場合、作成費用が加算される(+5万〜10万円〜)ことが一般的です。
- 中間処理の回数: 審査官から「拒絶理由通知」が届くと、意見書・補正書を作成する必要があります。これが複数回発生すると、その分費用がかさみます(特許取得において、一度も拒絶されずに登録されるケースは稀です)。
💰 費用が変わる主なポイント
- 請求項(クレーム)の数
- 特許の権利範囲を定義する「請求項」の数が増えるほど、特許庁に支払う審査請求料(印紙代)が高くなります。
- 明細書の分量と難易度
- 単純な構造の物品よりも、複雑なアルゴリズムや実験データが必要な化学・医薬系の方が、原稿作成にかかる時間が増えるため、弁理士費用が高くなる傾向があります。
- 減免制度の有無
- 中小企業、スタートアップ、大学・研究機関、個人発明家の場合、審査請求料や特許料(1〜10年分)が「1/2」や「1/3」に減額される制度があります。これを利用できれば、実費を大幅に抑えることが可能です。
💡 弁理士を使わずに自分でやる場合
自分で書類を作成して出願(本人出願)すれば、かかるのは印紙代(実費)のみで、総額15万〜20万円程度で済みます。
しかし、特許の「権利範囲」を決める書類の作成は非常に専門性が高く、素人が書くと**「権利の穴ができやすい(回避されやすい)」や「そもそも特許にならない」**というリスクが極めて高いため、ビジネスや研究成果の保護を目的とする場合は推奨されません。
上のAIの回答をみると、個人で特許出願すれば15万円~20万円とのことですが、素人が書いて通るようなものではないでしょう。とすれば、自分が弁理士になってしまえばいいんじゃない?と思いました。じゃあ、弁理士になるにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。普段仕事していてスクールに通う時間的余裕もお金の余裕もありません。