生理学の教科書は医学部学生向けの本格的なものだと1000ページを超えるくらい、膨大な知識の集大成であり、生理学は勉強しにくいとっつきにくい学問です。
一般読者向け成書
いきなり堅苦しい教科書に取り組むより、まずは軽く気楽に一般向けに書かれた本から入ったほうが挫折の恐れがなくていいと思います。
生理学の基本としくみ
部谷・田中『生命と健康のメカニズムがわかる 生理学の基本としくみ』 オールカラー ナツメ社 2022年2月2日 赤いセロファンシート付
見開き2ページで左側のページに解説、右側のページに図解が示されています。一つのトピックが見開き2ページにまとまっているので、パラパラと見た時に非常にわかりやすいです。キーワードが赤い文字になっていて、付録として赤い透明シートがついているので、学生がキーワードを覚えるのに役立ちます。つまり大学の定期テスト対策か何かにも使えるようにと言う配慮でしょう。本の内容は、一般の読者対象なので読みやすくわかりやすいです。
いろいろある一般向けの本の中で比較したときに、この本は説明の仕方が非常にうまいと感じました。図のページには、本文の理解を助けるような、知りたいことが絵に描かれています。
【蔵書】職場近くの図書館で借りました。
はたらく内臓
元気のしくみと不調の原因がわかる!内臓機能大全 はたらく内臓 坂井健雄 慣習順天堂大学特任教授 中央公論新社 2022年1月25日
この本もわかりやすいです。堅苦しくなくて、わかりやすいメリハリのある言葉で説明されるので、へ~ぇ と思いながら読み進めることができます。血液検査や尿検査で何がわかるかの解説もあって、健康に気を使う人には役立つ情報が満載です。
【蔵書】職場近くの図書館で借りました。