臨床研究のデザイン

臨床研究のデザイン

因果関係と相関関係:研究のデザイン

科研費の申請書には、よく「AがBに関与しているかどうかを検証する」という研究目的とともに、AとBの頻度を調べるという実験計画が示されていたりします。もしAとBともに数値データとして得られるのであれば、散布図を描くと直線状に乗るというイメージ...
臨床研究のデザイン

レジストリ-研究(registry study)とは

臨床研究とは 患者さんを対象にした研究のこと  介入研究とは 実験的要素を伴う臨床研究であり,ときに臨床試験とも呼ばれる  観察研究とは 文字通り観察のみ行う臨床研究であり,ときに疫学研究とも呼ばれる.  レジストリ-研究 患...
臨床研究のデザイン

主要評価項目(primary endpoint)を複合評価項目とすることについて

臨床試験においては主要評価項目(プライマリーエンドポイント)は一つに絞るのが望ましいと聞きます。しかし最近の研究報告を見ていたら、複数の評価項目が設定されていてそれらを複合しているという手法がありました。 主要評価項目は、①死亡、②心不全...
臨床研究・基礎研究

臨床研究テーマの種類:疾患概念、予測と診断、治療法

臨床研究のテーマをどうやって決めるか、選ぶかを考える際に、どんな臨床研究のテーマがあるのかその種類を考えて頭を整理しておくのが有効です。また、他人の書いた論文を読む際にも、臨床研究テーマの何に分類される研究かという観点で読むと、内容を素早く...
臨床研究のデザイン

臨床研究における後ろ向き研究(後方視的研究)とは

人を対象とした研究、すなわち臨床研究においては、研究のデザインというものがいくつか存在します。研究のデザインをどう分類するかは、教科書によって多少異なることもあるのですが、大きく分けるとまず、「介入研究」と「観察研究」があります。介入研究は...
臨床研究のデザイン

クリニカル・クエスチョンをリサーチ・クエスチョンへ定式化する方法

日常の診療において医師が抱いた疑問をクリニカル・クエスチョン(Clinical Question、臨床疑問)と呼びます。クリニカル・クエスチョンはまだ漠然としておりそのまま研究の対象にはしにくいことが多いため、それをリサーチ・クエスチョンへ...
臨床研究のデザイン

臨床研究を始めるためのわかりやすい教科書8冊を紹介

臨床医が臨床研究を始めるときに知っておくべきことがいくつかあります。まずに日常の臨床における疑問をどうやってリサーチ・クエスチョンに定式化するか。研究のデザインをどうするか。介入研究と観察研究とに大きく分けられます。観察研究は、前向き研究(...
皮膚科学

臨床試験のデザインと倫理の問題

ランダム化試験試験が最も厳密に対照との比較を可能とするということが臨床研究の教科書に説明されていますが、それを読んで、非常に有望な新薬が現れたときに誰も対照群に割り当てられたくはないだろうになぜそんなことができるのだろうと不思議に思っていま...
医療統計学

シングルアーム試験とは?

臨床研究において実験デザインは、結果の意義の大きさに直結する大事な要素です。 シングルアーム試験とは? 対象群のない試験品だけの単一群で実施する試験をシングルアーム(single arm)試験と言います。シングルアーム試験では、期待され...
臨床研究のデザイン

内的妥当性とは?外的妥当性とは?

基礎系の生命科学研究を長年やってきたにも関わらず自分に全く馴染みがなかった言葉が、内的妥当性と外的妥当性です。これは、看護学の研究者が当たり前に使っていて、初めて聞いたときにとても新鮮に感じました。 説明を聞いてみると、特に目新しい概...
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